彗星物語 / 宮本輝 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。



まずは
昨日の記事にコメント下さった皆様
心からお礼申し上げます
(*゚ー゚*)
パパへのあたたかい♥お言葉
とっても嬉しかったです
ありがとうございました~~m(_ _)m



今日は読書ブログに戻ります\(//∇//)\



かなり昔に読んだ本で
内容をうっかり忘れてました(T_T)

どうしてこんなに素敵な作品を
忘れてしまっていたのか?
バカバカ、わたしの前頭葉((o(-゛-;)

でも…
新鮮な気持ちで再読出来ました
思春期のお子さんをお持ちの方には
特に強くオススメ致します

ぜひ高校生男子に読ませたい
うちの中2長男には
あと2年経ったら強制的に読ませます

小説とはこうあってほしいと
心底思う1冊です
若い頃の宮本輝さんの作品には
エネルギーが溢れています

「彗星物語」

(あらすじより)
城田家にハンガリーからの留学生が
やってきた。総勢13人と犬1匹。
ただでさえ騒動続きの大家族に、あらたな波瀾が巻きおこる。
異文化への戸惑い、肉親ゆえの愛憎。
泣き、笑い、時に激しく衝突しながら
家族ひとりひとりは、それぞれの生の
新しい手がかりを得る。そして別れ…

人と人との絆とはなにかを問う長編小説


(T_T)ああ、いい話だった~
(T_T)ラストは号泣~

城田家は
おじいちゃん、福造
お父さん、晋太郎
お母さん、敦子
長男、幸一
長女、真由美
次女、紀代美
次男、恭太
晋太郎の妹で出戻りのめぐみと
その子供達4人
ビーグル犬のフック

そこへハンガリーからやってきた
ボラージュが加わります

これだけの人数で暮らすので
これでもか、くらいに
いろいろな出来事、事件勃発
その都度みんなが
悩んだり喧嘩したり助け合ったり…

おじいちゃんの発言と
フックの存在が際立って素晴らしい!

こういうおじいちゃんがいたら
子供や孫は幸せだな~
愛嬌たっぷりで説教臭くなく
ぱすっとひと言物申す!
お父さんもお母さんも含めて
大人が大人としての役割を
ちゃんと果たしていて
読んでいて清々しい!

福造と晋太郎のセリフの中に
メモしておきたい言葉満載

この先
私自身もこの本に助けてもらえそう

人間誰しも欠点があるのは当たり前
ただ決定的なある部分だけは
歪んでいてはいけませんね
そこさえ真っ直ぐであれば
そしてマトモな大人と関わっていれば
あまり変な方向へ行かずに
生きていけそうな気がします

人との出会いの素晴らしさも
味わうことが出来る秀作!


読後感、最高です( ̄▽ ̄)~










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