うらおもて人生録/色川武大 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。


ここ数日読んでいる

色川武大著
「 うらおもて人生録 」

ばくち好きの方だと
麻雀放浪記の阿佐田哲也氏
としてご存知かもしれません。


10代の若者と親に向けて
書かれたエッセイですが

優等生でなくても大丈夫
人生にとって大切な部分は
生きにくさや不便さの中にもある、と
背中を押してくれるというか
背中を摩ってくれるような文章です。


最近ちょっと考えさせられる事が
ありました。


「 わかる、ってことをなめては
いけない。じっとよく眺めることが
大事。そして用心深くならなければ
いけない。用心深くない人は駄目。
用心深く眺めたら、それを下敷きに
して認識を深める。
そこをつかんだら観念的でなく、身体にしみこませられるかどうか‥‥」


人はわりと簡単に
それ、わかるよーと言いがちです。
もっと慎重であれ!と
色川氏に囁かれた気分です。
そして
言葉にする時には
用心深さが必要であると
改めて認識した次第です。


何歳になっても
学ばなければならないことが
たくさんありますね(゚ーÅ)

Twitterでも呟きましたが

用心深さと想像力

きちんと身につけたいものです。





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