生活保護が危ない/ 産経新聞大阪社会部 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。


先日のニュース、
人気お笑いタレントのお母さんが
生活保護を受けていたことがわかり
大きな話題となっていましたね。

彼の近年の収入は多かったのに
なぜ?扶養出来るのに生活保護?
という話でしたが…。


この数年
運用について問題視されていた
生活保護についておそらく
他の都道府県よりも
保護率の高い地区を抱える大阪。
この本は産経新聞の大阪社会部が
出版した新書。初版2008年。


制度や運用についてはもちろん
現場の声や実態
制度絡みの過去の事件
現在なされている論議
再生へのてがかり
SOSは届くのか
など盛りだくさんの内容です。

………

私達が日頃接するメディアは
この問題について2パターンに
単純化する傾向があるようです。

1つは 国や行政によって制度の入り口で拒絶された「 弱者 」をめぐるもの

もう1つはモラルハザードを起こした
「 不正受給者 」について

この2つにパターン化されることによって、日常からかけ離れた特異な制度というイメージが残り、これだけ身近になっている生活保護の問題が、他人事としてしか映らない、
と書かれていました。



入りやすく出やすい制度に
と言われておりますが
簡単にはいかないという現実が
詳しく載っています。
本当に必要な人が入れず、
必要としない人を把握しきれず、
でも現場のケースワーカーさん達は
身体を壊してまで働いている( ; ; )

問題山積みです。


年金の問題もですが、
生活保護の問題も
納税している私たちが
無関心ではいけないのだと
考えさせられる内容でした。


将来自分の身に
なにが起こるかなんて
誰にも予想できないですもんね
(?_?)













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