差別と日本人 / 野中広務 • 辛淑玉 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。


今日は昨日届いた
♬ おじさん図鑑 を読み終えたので
その感想にしようと思ったのですが
週末に再読了したこちらの本を
紹介することにしました。


ギャップ有り過ぎの内容で
私自身の人間性に疑問をもたれる
読者の方もいらっしゃるかも
しれません……(゚ーÅ)
ご想像の通り
頭の中は乱れ飛んでおりますね。


元衆議院議員
自民党幹事長だった
野中 広務氏と
論説活動で有名な
辛 淑玉女史の
対談形式の本です。


京都の
被差別部落出身の野中氏に
在日朝鮮人の辛さんが
生い立ちから
政治家になるまで
政治家としてどのような
活動をしてきたのか
差別にどう向き合ってきたのか
差別に対する考え方など
ストレートに疑問、質問をぶつけ、
野中氏が真摯に答える
という内容です。


知らないこと
分からないことについては
何も言えません。
この問題は
自分がどこに身を置いているかで
受け止め方も考え方も違うはずで
ここで
あれこれ感想を述べることは
出来ないのですが
知れば知るほど
もっと何も言えないだろうと
それだけは分かります。

この中に
ハンセン病で隔離されていた人達の中にも差別が存在していた、という話が出てきます。

辛さんがこのように語っています。
…差別とはする側になんともいえない
優越感を与える享楽でもある…


重い内容ですが
少しでも事実を知ることができて
良かったと思いました。




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