#52
麺や 貴一
札幌市東区東苗穂12条3丁目1−5
今時のパート労働者ってのもなかなか大変で、時給が上昇する局面で、103万の壁というのがいつまでも立ちふさがっており。(そんなに長時間働けないかんね)
かといって企業側の人手不足は否めず・・・時給を上げようにも・・・、新規雇用の方の時給を上げてしまうと、今までのスタッフの時給も・・・
なかなか、労使双方悩ましい問題ですね。
雨降りで、外で遊べないのでラーメンです。三七煮干し。
ピロピロっとした縮れ麺が、いい感じにコッサリっていう感じの汁をまとってくれる美味しい一杯です。
でもって、暇つぶしに信じられるだろうデータベースを調べてグラフにしてみました。
縦軸:単位(円)
横軸:年度(1970~2022年)
青線:北海道の最低賃金
赤線:吉野家さんの牛丼(並盛)
黄線:マクドナルドのハンバーガー
シビアな分析は棚の上にあげて、傾向だけ見ると
①青と赤のクロスする1979年以前は、1時間働いても牛丼一杯食べられなかった。(笑)
②その後、安定して最低賃金も牛丼もハンバーガーもアゲアゲ傾向。景気が良かったんですね。
③1989年の金融政策転換と1990年の総量規制でバブル崩壊。
最低賃金は停滞し、牛丼もハンバーガーも半額近くに下落。
可哀そうなのは、吉野家さんでBSE問題で主力商品の牛丼が販売できなかった。
④2002年くらいに牛丼、ハンバーガーも価格が持ち直そうとしていたものの、さすがにそこは失われた20年。最低賃金のみ右肩上がりに。
⓹ようやく昨年くらいから、牛丼、ハンバーガーも価格が上昇傾向。
直近では、コロナ禍から企業業績も上昇傾向なんだから、日銀の金融緩和継続という飴、キッシーが目論む、雇用保険含めた社会保障費の値上げ、収奪という鞭。(増税と変わらん)
せっかく、アゲアゲ基調なんだから、増税なんて馬鹿な事考えないで、減税や国民の実質負担が減る経済対策を実行してほしいものです。
しかしまあ、ざっくりですがグラフで見る年代別
1時間働いて食べられる牛丼、ハンバーガーは?というと
1980年代:牛丼1杯、ハンバーガー2個(いける)
1980年代後半のバブル期:牛丼2杯、ハンバーガー3個(これくらいならいける)
1990年バブル崩壊期:牛丼2.5杯、ハンバーガー5個(そんなに食えないって)
ここ最近:牛丼2杯、ハンバーガー8個(そんなに食えないって、フードファイターぢゃないんだから)
時代に翻弄されても頑張っている、吉野家さんとマクドナルドに感謝。
ちなみに、ラーメンのデータも比較してみたかったのですが、ちょいと平均値でも無理があるような感じがあるのでやめときました。
体感的には、最低賃金と肩を比べるくらいになっています。
もちろん美味しいラーメン屋さんが無くなっては困るので、受け入れますよ。