カートリッジの音の違い | haneのブログ

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デンオンのフォノ・カートリッジ DL-103で再生したレコードの周波数特性を取ってみました。
曲は EAGLES の New Kid In Town 、正直、ものすごく再生の難しい曲です。
LPは日本プレスの 1981年 P-6561Y 、日本初版は 1976年 P-10221Y でこれは5年後のリイシューとなりマスターテープ劣化云々は無いと思います、まあ本国マスターのダビングマスターからのプレスでしょうが。

さっそくオーディオテクニカの VM95ML を重ねてみます。
なかなか興味深いですね!

うぉーなんと10KHzちょいから上が伸びてませんVM95ML。。
これは意図的なんですかねぇ、、レコードのプチプチチリチリ音や歪みが目立たないという考え方もあります。
DL-103は、振動系質量いわゆるバネ下の軽いMC型だから超高域が伸びるというのもあるかも、聴覚的には爽やかな高域残響音がよく聴こえます。

そして低域も控え目ですね VM95ML 。
この低音低レベルブーミーな New Kid In Town という難曲ならではの70〜90Hzのピークと90〜130Hzあたりのディップ、わたしの部屋との相乗効果もあるのですがベースが音程によって出たり出なかったりしてしまうイライラをなんとか乗り切ってくれるのはDL-103 のほうです。

感覚的に音の違いは判ってたのでレコードによって切り替えて使ってはいましたが、カートリッジによってデータ的にこうまで違うとは思いませんでした。
カートリッジ沼というのを実感しますね(笑)