1983年からの整備性 | haneのブログ

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修理しつつ使っていたソニーの TC-RX77カセットデッキですが、再生不安定なのが耳につくようになりました。


1991年新品購入のものが2015年あたりに不動となり2020年に修理して動くようにしたのです。

だんだんと再生音不安定、いわゆるワウ・フラッターの悪化。
ワウはあの、エレキギターにクライベイビーというペダルがありますがああいう感じの大きな周期、フラッターは航空機主翼などで発生するような周期の短い振動感で、ソニーはワウ悪化か進みました。

少しいじりましたが、メカというよりモーター自体もしくはモーター制御あたりの問題っぽく素人がすぐに治せそうにない。。
とりあえず?近所で激安ジャンクをゲットしてみました、なんと、

1983年製です!

ケニーとフレディがWGPで激戦を繰り広げたあの年でなんだかグッときますね!
不動なのですが電源も入るし、このメーカーのこの時代のものは半永久的にいい音で使えるという噂があります(笑)
開けてみて判るソニーとの違い、整然とした美しさ、以前、ドッグファイトレーシングのメカさんが言ってました、美しいマシンでないと勝てない、と。
整備性・トラブル発見に有利なのでしょう。

そういう意味でもこのデッキ、すこぶる整備性よくて驚きです!

そう、あの伝説のナカミチ研究所製!
ローエンドの BX-1 ですが。

ソニーのデッキで溶けてしまっていたベルト類が、ほとんど劣化してません!
40年前のものとは思えない状況が見られます。
ポリウレタン系の素材が使われていないのでしょうかね。

色々チェックしていて、操作スイッチからの信号でウォームギアを駆動しメカを動かすモーターが動かないのに気づきました。

接点のハンダ付けをやり直したらめでたく動きました!

このセラミックコンデンサーの足もあやしいですね、今度交換したほうがよいのかも。
三菱マテリアルの0.1μF ?

基盤には半固定抵抗が並んでいます。
ネット情報によるとカセットテープによって最適なバイアス調整ができるらしい。
でもそこは知識無いので、そっ閉じです(笑)

完動品となりました!
なんたってNakamichiですからね、単なるオブジェとしてでも所有欲は満たされます。
音質もソニーより良い感じ、モニター系っぽいクリアーな音です。
半固定抵抗をしっかり再調整すればさらに本領発揮するのだろうなぁ。