ベートーベンはなぜボサボサ頭なのか? | 日々に、折々に…

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折々に浮かびくることをとりとめもなくつづってみました 風の音を聴きながら…

 小学校や中学校の音楽室の作曲家の肖像画 定番のようにはられているのだか、ずっと不思議なことがあった ベートーベンはモーツァルトに生きた時期が重なっているのにどうしてああも違うのか?いや、もっと言えば、バッハもハイドンもモーツァルトも白髪で整っている なぜなのか???

 ベートーベンは王侯たちの食事や癒しの時間の音楽をつくる使用人を嫌ったモーツァルトを引き継ぎ、権力者ではなく、市民のために音楽を作ったのだ つまり、誰かのリクエストに応えてではなくて、自分の作りたいものをつくった初めての作曲家といえる だから、王様の前に出るときにつけるカツラなんて被らないのだ!

 自分の作りたいものをつくるということは画期的で、最後には耳が聞こえなくても、我々は自由だし、我々が人生の主役である!と高らかに歌ってしまったのだ つまり、人生の主役は自分自身だと宣言したということとなる 日本人が好きな第九交響曲はまさにそれだろう

 ベートーベンはイノベーダーでもある どんどんと世の中に音楽というコンテンツを売り出していった 食事などのBGMとかではなくて、「俺はこう思ってるねん」という音楽を書いた そこにベートーベンのはかりえない天才ぶりを感じる