下記内容の相談をしたくよろしくお願いします。
1年齢、性別 :50歳、男性
2両上肢が痛いのか片方だけなのか:左のみ
7職業:会社員 事務職系
8現在行っているスポーツおよびレベル:
中学、高校、大学、社会人:バレーボール(同好会レベル) 高校:アメリカンフットボール 高校~現在:スキー(趣味程度)
手首は中学時代から腕立て伏せが出来ないような状態が時々あったが診察したことはありませんでした。スキーでストックを突くと激痛がすることが時々あったが、数日で治まっていたので診断したことはありません。
4,5,6 症状、部位、診断経過、
・半年前ごろから左手首の関節部分に痛み・違和感が出現。(特に手首をした側、上側に曲げたとき、捻ったときに激痛。またときどきゴリゴリしたり、抜けるような感覚がある) 今までにない症状でした。
・激痛が増加傾向なので五ヶ月前に一般の整形外科(いわゆる街医者)を受診。診断不信・改善ないので別の整形外科を受診(整骨で評判の良い街医者)。左手尺骨突き上げ症候群と診断し、上肢専門医の大学病院を紹介され紹介状にて受診。
・初診(三ヶ月前)にて左手尺骨突き上げ症候群及び尺骨遠位端変形もみとめられ、CT・MRI等検査実施。その結果、TFCC損傷(関節円盤孔、背側橈尺靭帯)、遠位橈尺関節亜脱臼及び変形性関節症、関節内遊離体、舟状靭帯損傷疑いの所見。
一ヶ月前に鏡視下手術で月状骨・舟状骨の靭帯断裂、TFCC損傷も認められた(上記の文は 生命保険用の診断書記載内容です)。
現在は経過観察中で、症状の改善がなければSauve-Kapandji手術の対応を進められています。
これらの診断内容、状態は詳しく説明をうけています。また、内視鏡手術時(左腕麻酔)は、モニターで観察しながら説明を受けています。状況・診断内容・治療方法などについては納得しています。現在、内視鏡手術から3週間程度ですが徐々に良くなっているような気がしています。可動範囲内では、ほとんど痛みはありません。違和感はすこしありますが。可動範囲限界付近では激痛があります。一ヵ月後に主治医による経過観察診察があります。
相談メールの書式
これらを踏まえてSauve-Kapandji手術について【一般的な】質問をさせてください。(主治医の診察時に相談しますが一般的事項として情報をお願いします)
質問
1 Sauve-Kapandji手術の費用は一般的にはいくらぐらいでしょうか?
2 Sauve-Kapandji手術をしても、手首の可動範囲は、正常にはもどらないといわれていますが、正常状態に比べてどのくらいの制限になるのでしょうか?
3 尺骨を切断するので、橈骨だけで力を支える形になると思いますがどのくらいの耐加重があるのでしょうか?(正常状態の1/2?)
このまま、手術をしない場合、可動制限があって、制限域付近で激痛が残るならば、手術により可動制限が残っても、激痛がない方がよいのではと悩んでいます。
以上、お手数ですがよろしくお願い致します。
メール拝見しました。
Sauve-Kapandji法についてですが
①費用は保険の種類に入院日数によって異なってきます。入院日数を減らせば費用は減らせると思います。関節形成術で算出すれば手術費用だけでは21万7千円です。実際の支出費用は保険がきくなどいろいろありますので病院に相談してください。
②可動域はそれほど落ちないと思います。
③力が落ちるのが主な問題です。どのぐらいもつかは人によります。橈骨頭では荷重は本来はあまりしない(肘関節周辺では尺骨で主に負荷を受けます)ので耐久性は半分以下には落ちます。力がどれぐらい落ちるかはまた別問題です。ただ基本的に力仕事するならばあまりしたくない手術ではあります。
手の外科病院一覧を貼っておきます。参考にしてみてください。(これ重要⇒手の外科専門の医師の診察を受けないと意味はありません)
テーマ:TFCC損傷、尺骨突き上げ症候群
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