SWLプレゼンツ刺繍ライブ 3 | HANDLERのブログ

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みなさんこんにちはHANDLERです

 

今日とても状態のよいアンティークランプを手に入れました。

近年ずっとほしいと思っていたランプで地元で見つけました♪

いつかお披露目したいと思います。

 

 

表題のSWLプレゼンツ刺繍ライブ 3です。

 

今回もまたイベントの続きです。時系列が変わっていますが気にしないでお願いします♪

イベントをしてますと色々な衣服が集まります。袖も通していない新品の衣服もあれば、いったん着なくなっていた

ドロップ寸前の古着など色々で、その都度取り回しも変わるので苦労も多いです。

とはいえそういう内容の仕事なので仕方が無いんですけど(笑)

慣れないうちはなぜうまく刺繍できないのかそれがわからなくて悩んだこともあります。

だいたいどういう生地が大変かわかるようになってもそういう衣服が揃ってしまうから状況は変わらない。

そのうちのひとつがこの法被。

一乗寺を楽しくする人タニーの持ち込みです。「前が開くし楽でよかったな」なんて思っていたら思いのほか滑らなくて、まっすぐ進まない…

結構冷や汗かいて思ったような仕上がりにならず困ったな…という感じで進んでいたら、なんということでしょう…予定と違う仕上がりです。

文字の配置から創造と違う着地点に悶々とします。

はっきり言ってしまうと、すっごくいい訳したい感じ満載なんです(涙)

こういうイベントでは僕のことを信用なさってくれてメッセージだけ指定されて他はお任せというようなことが多くあります。

加えて一日に仕事できる時間は限られていて、後にも続々と刺繍待ちの方がお見えになるので、いわゆる準備が足りずに(いけると思っているけど気がついていない)状態になってることが起こります。

いやほんとすみません…(。-ω-`人)ゴメンネ・・・

 

いったん夜にタニーのところに持っていって、仕上がりを見てもらいました。

タニーは喜んでくれたのだけど持ち帰るつもりだったので悶々とした気分を隠しながら呑む。

 

刺繍は解くと針の穴後が残るから身頃にもダメージがあります。一度でうまく刺繍できなければ本当はだめなんです。

時間も無いからおよその見当を立てて刺繍を始めるほか無かったりするのがイベントでの臨場感なんですけどね。

やり直した結果がこれです。今でもこういう経緯があった刺繍ですから、写真を見るとずっと見入ってしまいます。

もちろん感動してではなくこれで良かったのかどうかについて。

タニーにLINEしていつでも出かけていいと伝えて引き取りに来てもらった。

隆治君たちはタニーらしくなってよかったって言ってくれて僕も少し安心です。

直してよかったかな。

想いのこもった生地で作った法被で、以前のプリントが裏面にもびっしり。

僕の刺繍が新たに加わってこれからこの法被も活躍するはずです。タニーが育ててくれるはずです。

 

すみません、京都では呑みながらの仕事と決まっておりますっ(キリッ)

ウソですがすみません。

胡桃ちゃんなのにモモちゃんなモモちゃんからの依頼はプレゼントされたLEEのヴィンテージJKTに刺繍を入れたい。

図案をどうするか打ち合わせをします。

こういう打ち合わせの段階も凄く楽しいですよね♪これから図案が刺繍に変わる段階がみられるイベントではこういう楽しみもあります。

モモ太郎の桃見たくするかとか、胡桃を刺繍して何の種?見たいにならないかとか、僕が感じる不安要素を色々伝えてゆきます。

するとモモちゃんは芸大卒というから絵を描いてもらったらやっぱり上手い。後は僕がどこまで表現ができるかなんだけど、趣向を変えて直接チャコでモモちゃんにトレースしてもらうことにしました。

共同制作に切り替えて政界の兆し!

上手に描けるって素敵だなぁ…いいなー♪

こうして描かれるのを待つ時間が楽しいです。もちろん店内はそれぞれ賑やかで楽しい雰囲気です。

こういう時間がずっと続けばいいのにな。

下絵があるって凄くいい!(笑)

あ、今回のイベントではほぼ下絵なしで刺繍させていただいています。この場の臨場感が出たらいいなって思うからです。

もちろん希望があれば持ち帰り工房でシルクスクリーンを焼いて精密に捺染して正確に刺繍することもできます。

刺繍の目指す線があるととても刺繍作業が楽です。いちいちスマホの画像を見てサイズ感を変えて実際に刺繍するというのは、思いのほかストレスで骨が折れる作業なんです。仕上がりが凄く変わってしまうのもいけないし、プレッシャーも少しあります。

今はモモちゃんの後を続くだけ(笑)楽珍だー♪

どうですか?胡桃の存在感と文字との不一致。きっとこれは胡桃?って会話にきっとなるはず。

それからなんで胡桃?って(笑)

刺繍もその都度触ってもらったりしてみんなにこの味を感じてもらえるから僕は幸せ。モモちゃんもそうならいいな。

 

僕の想像以上に喜んでくれてほんとうによかった(笑)

インスタやFBで動画をあげているけど、今見ても嬉しくなるー(笑)

そのときの様子

職人冥利に尽きる。こういう仕事をさせてもらえてありがとう。

 

つづきはまた次回