手ハンドルミシンを足踏みする | HANDLERのブログ

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皆さんこんにちはHANDLERです。

 

先日栃木県の加賀フィッシングエリアへ恒例の初釣りに出かけてきました。

毎年3日に出かけていまして、場所は大方加賀フィッシングエリアが多いです。

フライフィッシングというちょっと変わった釣り方で遊びます♪

以前は一年を通して魚釣りをしていたのですが、最近じゃミシンの前にいることが多くなってしまいましてね…どうにかこうにか1月3日の初釣りだけは続けてゆきたいと思っています。

 

あぁもっと魚釣りをしたい(・´з`・)

 

表題の手ハンドルミシンを足踏みするです。

 

 

昨年の〆のご挨拶で登場しましたLINTZ&ECKHARDT BERLIN  No.2というミシンを初稼働してみました。本来なら空輸されてきた段階で稼働不備など確かめるべきなんですがね。

 

忙しくしていましてなかなか時間が作れずにいました。

丁度いろいろなタイミングが合いまして、先ほど試してみたところです。

短い動画ですが興味がありましたら是非再生してみてください♪

 

通常のミシンでは動力はサーボモーターと言って、スピードコントロールできるモーターでミシンを動かしています。

低速が出るという利点はトレースを丁寧に刺しゅうすることになり、電動モーターの恩恵というのは計り知れないです。

 

動画はその動力を僕が足踏みによってつくりミシンに伝える。

問題はこの手ハンドルミシンを操作するには右手でハンドルを回す必要がありまして、この足踏みは稼働初めに右手でプーリーを回してやる必要があるんですね。

最初の一歩を補助してやる感じなのですが、それをやりますと動いたら直ぐにハンドルに手をやる…

 

まぁ物理的に無理な所作でそれを回避するために「クラッチ」という構造がミシンにはあるんです。

僕はすごく操作に支障を感じるので、このクラッチというパーツは取り外していますが、足踏み式ではこのクラッチが重要になります。

 

クラッチというくらいだから動力を繋ぎ切り替える仕組みです。
車のマニュアルトランスミッションで左足で踏むあのペダルが、右手に持つハンドルで同じ切り替えをしてやるわけです。

ギヤに入っている間はアクセルを踏めば動力を伝えることができますね、左足でクラッチペダルを踏んでやるといくらアクセルを踏んでも車に動力は伝わりません。

 

足踏みによって維持した動力をハンドルを下に引っ張ることでクラッチを繋ぎ動力をミシンに伝えてやります。つまりハンドルを何もしない状態は、車のクラッチペダルを踏んだ状態なんですね。

 

まぁ普段の回転する精度に加えハンドルを下に引く動作が必要になるので、精度がどうしても落ちる。

昔勤めていた会社にあったTREASURE1114はクラッチ式になってましたね。

当時はこのクラッチ作業がかっこよくてずいぶん憧れましたが、ハッキリ言ってしまうと所作になれてもやっぱり綺麗には仕上がらないですね。

下に引くという動作はブレを生みます。

良く言えばそういう味になるんですけどね。

色々どうなんだ?

ということも知らなきゃいけないので、シリンダーベッドだとどうなるのか?そういう視点で診るために筒になったもので試してみました。

平らな生地にはそれなりに刺しゅうできてしまうので、やっぱり実際の物で診てみます。

想像以上に生地が動かない。

なので針穴付近に次の針が落ちる傾向にあって、生地がくたくたになってしまった。(´ε`;)ウーン…

 

8番綿糸を使わなかったらこんなこと(吊れ)にはならんかっただろうけどね。

これを刺しゅうしてみた結果なんとなく思ったこと、それは…

 

 

シリンダーベッドで足踏みしてクラッチするには、今までのスキルがすぐに生かせない。

もう一回教習所へ通うような感じです。

 

ちょっとすぐにはオーダー取り付けられるような状況ではなくなったので、しばらくは時間を作っていろんなケースを経験することから始めないとだめですね。

楽しいからいいけど♪(笑)

 

 

それではまた次回