週末はお天気が良くありませんね。
一雨ごとに寒くなってゆきますね…
僕は見かけによらず゚(∀) ゚ エッ?
冷え症なんです。特に手首から先、足首から先。それはもう死人の様…オバケェ~ヘ(゚д゚ヘ))))))~
辛い季節がやってきます。
表題のFUKUSHIMA NUCLEARです。

2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震による原因で、地震と津波により福島県にある東京電力福島第一原子力発電所が被害にあいました。
画像は炉心がある建屋が水素爆発を起こした際の画像です。
その後の調査で炉心溶融(メルトダウン)を起こしていたことが判明しました。
当時僕は東北大震災=福島第一原発という風に直結して整理することができませんでした。いいかえると宮城県沖であれほどの地震が起こることも、それによって重要危険区域が危険にさらされるということが信じられませんでした。
しかし新潟中越沖地震が2007年7月16日に起きマグニチュード6,8を記録。
これによって柏崎刈羽原子力発電所事故に直結していたんですよね。ヽ(´Д`;)ノアゥ...
想定できなきゃいけなかったんですね。
無責任な言い方かもしれないけれど、僕が生きている間にこれ以上の震災や事故は起きてほしくないですね、けれど起きてしまうかもしれない。

いいことも悪いことも含めて刺繍にして忘れないでおこうと思って始めた企画。
見る方によっては気分を害すかもしれません。ごめんなさい。
イラストは僕の書き下ろしです。
僕の想像と現実を織り交ぜています。風刺的な物です。
僕は原子力に対して否定的ではありません。
むしろ安全に有効に使えるのなら支援したい気持ちがあります。
しかし今回題材として選んだのは、ただ単に東北大震災に由来したからではなく、『安全だ』と思わされていた事と、無関心だった自分を戒めたくて選びました。
無関心や蓋をすることが未来どう関わってくるのか、考え続けなきゃいけません。
…(;´Д`)ウウッ…

シャツはBLKのレーヨンシャツ(半袖)の背面に刺繍します。
JELADO刺繍Liveの合間に刺繍を途中まで済ませていたので、いきなりここからです。
第一原発建屋の1号機2機号3号機4号機は2号機を除いてすべて水素爆発を起こしました。

自衛隊の出動で放水による消火活動をモチーフとしました。
Boeing CH-47 Chinook(チヌーク)は陸上自衛隊第1ヘリコプター団のCH-47ヘリコプターで、3号機建屋に対して消火バケットを使い、計4回の30トンを放水し消火活動に当たりました。
3/17のAM9:48、2機による出動でした。

2号建屋は水素爆発を起こしませんでした。
これは3号機の爆発によって、2号機建屋に設置されているブローアウトパネル(blow-off panelとも呼ばれてます)が脱落してしまったため、皮肉にも建屋内の圧力が増減せず建屋が残ったと言われています。
そのため炉心溶融(メルトダウン)して発生した放射能を含む水素ガスなどが、ブローアウトパネルから排出されました。
1,3,4号機が水素爆発を起こした結果、このブローアウトパネルに信頼性を疑うことになるし、建屋内で爆発させるより、屋外に放射能ガスを排気というのも、最後の手段をすぐに出してしまったようななんとも重要な施設に拙い設備だったと情けなくなりました。
煙には放射能が含まれていましたが、消火活動に当たった隊員には重大な内部被ばくはありませんでした。良かったです。
というより大変なお仕事でした。(; ・`д・´)

CH-47はもっと地味なカラーリングだったりカモフラカラーだったのかも。
今回のイラスト全体が見頃のBLK上にあると、とても暗く陰気で負のデザインになりかねなかったので、CH-47は明るめのカラーリングに。
その分、煙を擬人化したような放射能マークも、雰囲気が増したように思います。



70年代を意識した衿にはCORNELY148による横ピンをレーヨン糸にて刺繍しました。
このシャツのポケットには麻の葉はなく無地です。
袖口は折り返し袖でお洒落です。

脇は3/16インチの細幅巻き縫いでカンヌキ処理。
このシャツの柄はストーリーとして、
NEWSレーヨンシャツ TOHOKU PACIFIC OCEAN EARTHQUAKE
と
NEWS レーヨンシャツ Thank you for the wolrd
と関連性を持たせています。
この手の話題には笑いが無くてあまり好きじゃないですね…
この後予定しているデザインも、福島第一原発ネタが続くのです┐(´д`)┌ヤレヤレ
その後は明るい話題にしましょう。
それではまた次回