NEWS レーヨンシャツ Thank you for the wolrd | HANDLERのブログ

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こんにちはHandlerです。

幾分涼しいです。
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ミシン前の出窓です。午後は西陽がジリジリと殺人的ですドクロ
少しは違うだろうと、西洋アサガオを植えました。
スタートが遅くようやく今頃になって葉が生い茂ってまいりましたアップ
まだそれほど効果は…あまり…

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ようやくWHT×NVYフェルトパッチが刺繍完了!!これが最後の一枚です。
次はBLK×ORGです。少し気分が変わります。


が、完全にリセットしたいので違う商品を挟むことにします。
忙しいお客様のお仕事ではそうも言っていられませんが、慣れて手がよく動くし続けることの理は、実感としてあります。大事です。
また逆に気分を一新すると仕上がりが安定するという見方も実感としてあります。
基本楽しく刺繍したいので、リセットです音符




表題のNEWSレーヨンシャツThank you for the wolrd
これでだいたいピン!とくる人は、僕ととても気が合う人種かもです。



“世界中にありがとう”

とずっと言いたかった。

2012年3月11に甚大な被害をもたらした、『東日本大震災』です。
マグニチュード9,0という未曽有の災害でした。
いまだ行方不明になったままな方もおられます。一日も早く心の安堵を感じてほしいと願うばかりです。


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見本コピーと配色が違うのは気になさらないで。刺繍の味も気分で替えるつもりで始めています。

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世界中から莫大な義捐金を送っていただきました。

たくさんのレスキュー隊がすぐに日本へやってきました。

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大国から小国までたくさんの国から支援をいただいたわけです。
10年後、50年後、100年後と、忘れずにいたい。忘れてはいけない事を世界中から教わった気分でもあります。

矢印は支援の主要国を表していますが、言うまでもなく矢印の無い国からも多くの支援をいただいています。
そうすると矢印だらけになっちゃいますから、大陸分けさせてもらいました。

例外に『台湾君』だけ別格に僕の意を込めました。

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レスキューのイメージになってもらった『Labrador Retriever』ゴールデンレトリバー

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アウトラインと下縫いします。

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レスキュー犬の識別章を刺繍します。

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識別章が完成。

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舌と歯肉を刺繍します。
嫁さん曰く歯肉はいらないんじゃないか。と言ってました。
ここはこだわりたかった。でも嫁さんの言う意味というのは、イラストは簡潔にしてイメージを明確に伝えるという意味だということは、分かったうえでのことです。

こだわって刺繍する図案に盛り込んで、イラストとしては成立していても、刺繍によって輪郭が多少曖昧になる点を考慮しないと、ゴチャゴチャになってしまい、上手く伝わらないことがありますので、吟味が必要ですね。

たとえば犬の目ですが、今言ったことが問題で、このサイズですと見苦しい仕上がりになる恐れと、それによってかえってリアリティーが薄れてしまう。
犬のかわいらしさを伝えるより、仕事をする犬というイメージを前に出すつもりで、敢えて省く。犬の刺繍図案だったらちょっと可哀想ですね。



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仮設テントです。
もっと立派にしろという意見は却下しました家**
イメージは伝わるし、この刺繍相当大変になってます。
テントのくたっと感がまた良いです。屋根など下絵は真っ直ぐだったのですが、直前で曲線に変更しました。
矢印などは下絵からあまり形を揃えずに、手書き風でありながら、少しの精巧さも入れます。

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アウトラインを黒で取ります。

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これをすることによって、キャラクター感がでます。
メリハリが出る。


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ロゴにアウトラインを入れます。
黒で入れるつもりでしたが、このロゴはボテッとした風体で、少々読み難い印象があったので、ライトブルーで少しロイヤルブルーの肉付きを削りました。
若干ぼやっと感が出ますが、柔らかいイメージはこの図案に沿っているので良しとします。


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完成です!!

11March 2011は2本で仕上げました。
これ本当は1本で刺繍するか、1本の上を戻って2本で刺繍するか。これが一番きれいに見えます。
今の段階ではそれなりに見えますが、洗うと結構な頻度で形が崩れます。
下手感が出たらいいなと。

しかし、ほんとこの図案は大変でした。何がというと一にも二にも仕上げの多さです。
仕上げとは(次回画像付きで説明しますね)、糸が表にたら~っと残っていますね。チェーン刺繍はこの糸が表にあると解れの原因になります。
これを裏に抜きます。
抜いた糸は裏で結び、表に出てこないようにします。
ちなみに表で解れるとその糸はスルスルと引っ張ると刺繍がなくなります。

つまり途切れている刺繍箇所すべてにこの仕上げの糸抜きが発生します。
仕上がりの綺麗さを求めるために、順じて仕上げを入れて刺繍しますが、一貫すると2時間ほどかかった計算です。
見た目より金額が増したりするのはこういう問題もあります。
ですのでチェーン刺繍を考慮した図案というのは、経済的に無視できない問題なのです。

文字もアルファベット分けで配置するより、筆記体のようにつなげてしまえば

worldで5か所。縁取りもあるから10か所。
筆記体だったとすると……2か所で終える。これは偉いことです。
もう一つ
troubled,は9か所×2となって18か所の仕上げになる予定ですが、文字間を狭めて隣同士は別になっているけれど、縁取りで隠すため筆記体と同じで仕上がる。
という裏ワザもあります。
どうしてもそのフォントを使いたい場合など、取り入れたいですね。

あ、troubled,のbの中丸ライトブルーが抜けているのを発見…
この後に入れておきます。



このシャツの刺繍は姉妹になっていて、始まりの服があります。
作業の関係上こちらが先になってしまいました。



それはまた次回に