盡忠報国 【岳飛伝】 | HANDLERのブログ

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こんばんは。Handlerです。

連日暑いっすね暑い
さっきまでゴロゴロ言っていたのに、まったく降らないです。かみなり
この時間1時間降ってくれたらだいぶ涼しくなるものね。寝る前には降ってほしいです。

というか、僕は天気ネタ多くないですか?
こういうバイタリティーの無さが、おっさん化なんだと思いますわ。


表題の『盡忠報国』ですが、尽忠報国と書くのが一般の様です。
北方大水滸ファンなら周知の話題ですが、不幸にも初耳という方もいらっしゃると思うので少し。
盡忠報国とは天に忠義を尽くして、民に報いるとです。(北方談)
本来は国に忠義を尽くす。ということですけどね。
ここでは水滸伝の替天行道と同じ意味にとらせています。(たいてんぎょうどう。意味は水滸伝ヨメ!)


中国のお話。
水滸伝という物語で梁山泊って聞いたことないですか?
清水健太郎氏のパチンコネタでVシネマありましたよね?僕は見てませんが。
あの??梁山泊です。

北方大水滸伝では、水滸伝、楊令伝、岳飛伝と3シリーズで膨大な巻数で締めくくられる予定です。
水滸伝19巻、楊令伝15巻、岳飛伝5巻連載中です。

これで萎える方たくさんいらっしゃるでしょうね。
わかります。
でも北方親父と児玉清さんとの対談では、『僕なんかこれさえあれば、いつでも地獄へいけますね』と、児玉清さんは称賛していますから、本屋さんやB○○K○FFでも行って1巻だけ買って読んでみることをお勧めします。
女性でもいけると思いますよb


僕はこのシリーズは水滸伝で懲りているので、全部出てから大人買いです。岳飛伝はまだしばらく先の楽しみになります。

で実在の人物である岳飛の背中の入れ墨に盡忠報国と彫られています。
実際に彫られているのかは分かりませんが、北方シリーズでの岳飛にはあります。
僕にはそれで充分なんですけどね。

であまりにも大作なので、ネタでもいいからちょっと遊んでみようというわけです。

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刺青がどう彫られているのか、それを証明する原稿がこれしか見当たりません。
せめて正面イラストだったら…加工もしやすかったのですが、生憎です。
PCより行書や宋書で出力してみましたが合致しません。

これは弱りました。
尽は盡と旧漢字で、よんてんも『ハムハム』みたいに繋がっている。

忠の心は途中より段が付き

報の右はおかしな撥ね方してます

国も同じくくにがまえの底が左に撥ねてる。盡が旧漢字で国はそうじゃない。


素人判断で簡単じゃなさそう…。
隷書が近いかな?と思ってイラストレータで加工してみるも、な~んかう~ん。
どうしようかというところで思いついたのが、従妹のおばさん。

お習字の先生で、いつも読めないお手紙をいただきます。(ごめんねおばさん、お袋と相談しながらちゃんと読んでます。汗)


少し離れているので、郵便にて書類を送り事情を理解していただいて、書いていただいたのがこちら。

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う、上手い…



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そして盡が旧漢字なので国も旧漢字にしたバージョン



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写真失敗でした。
この3枚を書いていただいた。
率直なところひとかどの人物が書いた物なので、実際オーラでてます。
だけど違う。

合ってるのだけど違う。

僕が携わっているお仕事にもつながることなんだけど、文法や格式?などを言えば間違いだとしても、それではだめなケース。
お習字もお手本や筆使いは大事なこととわかっていても、今僕が感じていることはそのお手本ではなくて。

スカジャンの虎がかわいらしい猫に見える。龍もワニにヒゲ付けて、タテガミ生やして…
ようはそう言うことで、その時関わった人がいろんな事情で作ったもの。作られてしまった物。
これが大事なファクターとして、昨今愛されている事情とつながる。


そんなことを延々説明して恐縮して再度頼み込んで書いていただいたのがこれ。

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郵送で送られてきた二枚!!
手にしたとき正直鳥肌が立ちましたよ。あぁ欲しかったものを手にした間隔。
盡のよんてんがイラストと違いますが、これは僕のいう人と人が関わった跡だとおもうので、問題ではありません。突き詰めたらあのイラストのようになるのでしょうけど、それは僕の望むものではなくて、どうして虎がネコになったのか、それは訂正するべきではないから。
一つのカルチャーとして確立されてますし、それは人に理解される。

2日悩んで下の一枚に決めました。
改めて半紙を手に取ってみていると、偉いもの書かせたなと感じます。

後日談、叔母さん曰く…
このほかにも何枚も書いたらしい。
どうしてもうまく書けないと言ってました。その泣きの二枚だったようです。



そんなことを耳にして、僕は感謝の意を伝えて、刺繍が出来たら見せるからね。
なんて言いながら、ちょっと自己嫌悪に……

なんで自己嫌悪かといいますと、僕がこれから刺繍しようとしているのは、チェーン刺繍なのだ。
もっと書やおばさんの筆使いを尊重するならば、迷うことなく『横振り』で刺繍します……
それをのっぺりしたチェーンで…
これではおばさんの苦労が実らないドクロ
よ~くわかってる。そんなこと頼む前から得意げ


でもハンドルミシンという縛りでイベントに参加するわけですからね、今更横振りでなんて作れませんよ…
まぁ作る気もありませんがシラー

ま、息子みたいに可愛がってくれるおばさんだから、大丈夫大丈夫音符



その2で後編へ。
それではまた次回。