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こんにちは。Handlerです。


前回の投稿から幾日……
気にはしていたブログですが、趣味ブログの悪い癖が出ています。



宜しくないです。


年末から色々なあれやこれが足並みそろえてやってきた感じでした。
まぁ書けない理由はあげればきりがない物ですグー


何にせよ、今年も宜しくお願いします。



今回は針です。
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ハンドルミシンの針は、取りつけ形態も形状も本縫いミシンとは変わっています。
写真左の一番上がそうです。




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拡大



蝶ネジを緩めると一本の棒が取り出せます。

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この棒に針がネジ連結されています。
なんとも変わっていますね。



更に針の先端を拡大してみると、

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見えますか?
先端のポイントは一般の針と同じで、尖っています。
ハンドルミシンの特徴はこのえぐれた部分にある返しなんです。
もっと太い針で画像を用意したらと今頃思っています。

なんて言いますか、マセラーティーのエンブレムの様な、返しがある槍みたいな。
ん…ちょっと違うかはてなマーク

この返しに糸を引っかけて、下から生地の上に引き出し、ループを作ってゆくわけです。


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左に糸がありまして、糸は天井に吊されて釜の中に入ります。
釜っていうのは一般家庭にあるミシンでいう「下糸」が設置されている内部部分を言います。
ハンドルミシンには釜はあっても「下糸」は無いんです。

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糸が引き上げられているのが見えますか?

これより先(上に)釜があって、その釜内部には螺旋があります。

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螺旋はダ・ビンチのヘリコプターのプロペラ?のようなイメージ。
これは機会があったらその時に。

簡単に言うとハンドルを回すとその螺旋パーツが回転し、糸が丸く小さい円を作るという構図。


一般には知らなくて全然良い物です。(キッパリ
なんというのか…昔のアニメにあるような、材料が赤ランプがいくつもついた機械をくぐって出てくると、想像付かない商品が完成されて出てくる、「どんな構造だよ」ってツッコミたくなるような、オートメーション化のような。

あれを僕はこのミシンに感じる訳ですよ。
いずれ動画などもアップしようかって思ってますから、みなさんも何となくわかってもらえるかも。
高性能な日本の技術を結集して、世界をあっと言わせてしまう機械も、将来に必要な事だと言えます。
それは進歩ですから。
と同時に圧倒的な加速度で廃れてゆく機械は、なんともノスタルジーを感じてしまいます。

これで刺繍したら、そりゃヴィンテージだってかっこいいわけだよな…
そんなことをよく思います。




ではパーまたの機会に