サカナになれたかな | 大阪大学体育会水泳部のブログ

大阪大学体育会水泳部のブログ

大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

 

お疲れ様です。4回の中西です。

全国公で引退しました。

 

🌾🌾🌾🌾🌾🌾🌾🌾🌾🌾🌾

 

引退を迎え、4年間を振り返ってみると色々な思い出と感情が湧いてきました。引退後、「今の気持ちはどう?」と聞かれても「うまく言葉に表せない感情」としか答えられなかったです。それくらいいろんなことあったし、一言では言い表わせないくらい濃い水泳部生活でした。こんなにも感慨深い引退が自分にとっては初めてで、中学も高校も「やったぁ引退!水泳おさらば!」って思ってました。

大学水泳は何十倍もいろんなことが詰まっていて、同じ気持ちには全然なりませんでした。不思議な感じです。きっとこれからも水泳続けていくんだと思います。

 

🏊‍♀️🏊‍♀️🏊‍♀️🏊‍♀️🏊‍♀️🏊‍♀️🏊‍♀️🏊‍♀️🏊‍♀️🏊‍♀️🏊‍♀️

 

まず、私は自分が大学でも水泳続けるなんて、ほんと予想外でした。中学、高校と水泳部だったけれど、全然速くならなかったし人間関係もうまくいかないことだらけでした。チームのみんなに応援されて、自分もチームに貢献したいって思ったのが阪大水泳部が初めてでした。私のせいでリレーで足引っ張ってしまって最下位になって、チームメイトに舌打ちされたのが高校水泳部初レースの思い出です。言葉が全然通じないのと競技力なさすぎて、Sorryしか言ってなかった高校水泳部時代でした。それでもただ泳ぐのが好きで、ベスト出るのが好きで、泳ぎ終わった後の結果見るワクワクが好きで、必死に水泳してました。でも兼部してたクロスカントリーの方が結果良くて、水泳より長距離走の方が向いてるので水泳は高校までで終わりで大学からは陸上部で活躍する選手になるって決めてました。その思いを胸に受験勉強頑張って、阪大陸上部の体験にも3回も行きました。でもなぜ、水泳部にしたのか。それは、クロスカントリーは大満足の結果で高校終わったけど、水泳はまだなんだかやりきっていない感があって速くなりたいという気持ちに体験練の時に気づいたからでした。「阪大水泳部に入部したいです。」と伝えた日は、本当にこれで4年間大丈夫なのか不安でたまりませんでした。でも、これは今までで一番最善の決断だったと胸を張って言えます。阪大水泳部に入って、本当に良かった!!

 

🐬🐬🐬🐬🐬🐬🐬🐬🐬🐬🐬🐬🐬🐬🐬🐬

 

そして大学水泳。入部して感じたのは、周りとの圧倒的な差でした。高校3年間、幼小中高一貫の学校で自分より年下の子たちと練習をしていた私にとって、先輩方や同期の泳ぎは圧巻でした。周りの人の練習のタイムや泳ぎ見るたびにしどろもどろしてました。Cサークルでもしょっちゅうサークルアウトして、マネさんや先輩方、そしてしょうたろうコーチにたくさんお世話になりました。私の癖のある泳ぎにアドバイスをいただいたり、ドリルも教えていただいたりして毎回の練習が新鮮でした。積極的に練習回数も増やすようになって着実に泳力伸びていきました。ブレの先輩方にも期待してもらって、歴代記録にも入ることができました。自由練もほぼ毎回行って、オフシーズンも水泳のことたくさん考えました。

 

そうして迎えたラストイヤー。この年が一番、今まで自分が水泳やってきた中で辛かったしもどかしかったです。どうしようって悩むことばっかりで、深く考えて振り返って落ち込んではまた頑張って、でもうまくいかなくてまた落ち込んで。そのループに入ってました。後輩のみなさんにはカッコ悪い姿ばかり見せてしまいました。同期には心配をたくさんかけました。本当にごめんなさい。

 

今まで水泳やってて、ベスト出し続けてた私はこんなにもベストが出ない状態が続くのが正直初めてで試行錯誤の繰り返しでした。フォームはいろんな人にアドバイスもらったり。生活面は朝ご飯をはじめ、整えたり。練習の後、また自主練行ったり。自分なりにやってみて、自分にピッタリ合うのを見つけて感覚とタイム合わせるのが難しかったです。最後短い期間の間でできることは実際とても限られていて、あれもこれもって色々やりすぎてしまってわからなくなってしまってました。最後の3ヶ月間は一つのことだけ意識しようって絞って取り組めたし、最後の結果がどうであれ納得して終わろうと思っていたので悔いはないです。

 

今年は結果として納得いくタイム出せないことばかりでしたが、関国での選手宣誓や関カレでの一部決勝は忘れられない思い出です。

 

 

 

 

🐠🐠🐠🐠🐠🐠🐠🐠🐠🐠🐠🐠🐠🐠

 

それと、私の大学水泳を語る上で忘れられないのが学連です。せっかく大学まで水泳続けたので今までとは違う経験がしたいという思いと、なんとかして部に貢献できる人になりたいという願いで学連に入ることになりました。学連には、自分が全く想像していなかった世界が広がっていました。こんなにも多くの人が、それぞれの役職をものすごい責任感とプライドを持って仕事をしていて、その大勢の人によって試合が開催されているんだ。唖然としました。2回生までは新しく学ぶ仕事やシステムにワクワクしながらやってました。レース出ながら、みんなの役に立てる仕事ができるっていうことにも喜びを感じていました。

 

でも、3回生になって代替わり近づいていって、いざ代替わりなったらパート長になってました。私の配属先の記録パートは、電光掲示板・カメラ操作、インカム管理、リレーオーダー受付、棄権失格管理、予選・決勝結果、得点計算など、競技会のコアとなる仕事を担当するパートでした。ミスしたらいけない、でもミスはつきものなので毎回試合後反省会するし怒られることもしばしばありました。私自身、レースでも納得いく結果出せないし、学連では仕事うまく回ってなかったら怒られてしまう。悩みましたが、何度も試行錯誤して絶対自分のレースだけに集中するために学連の仕事は事前の準備徹底すること、自信持ってレース挑むために練習で納得いくタイムで泳ぐことの二つは絶対守ろうって自分の中で決めました。それからは大変だったけれども、なんとか両立して最後まで駆け抜けることができました。ずっと学連引退までこの苦労は隠そう、誰にも言わないって決めていたのに3回夏季長以降何人かには言ってしまいました。相談に乗ってくれた方々、ありがとうございました。

 

 

振り返ってみると、学連での経験は本当に貴重でした。礼儀知らずでメンタル弱弱だった私をビシバシ鍛えてくださったのは、紛れもなく学連のおかげです。ミスしまくってあたふたしていた自分。挨拶するのも声小さかった自分。確認作業不足で迷惑をかけてしまった自分。そんな私だったのですが、学連で成長することができたと思います。学連で学んだ「自分のやった仕事に責任感を持つ」ことと「ミスをしないために確認作業を徹底する」ことの大切さは、これからの人生にも活かしていこうと思います。競泳を見る目が今までの自分とは180度変わりました。本当にありがとうございました。

 

🦕🦕🦕🦕🦕🦕🦕🦕🦕🦕🦕🦕🦕🦕

 

ここからは皆さんにメッセージコーナー

 

 

同期へ

いつからか「一番の友達」になってたたくみ

包容力があっていつも相談に乗ってくれたかほ

笑ったら止まらないニコニコ真剣なりょうや

基礎から泳ぎを丁寧に教えてくれた恩師しょうたろう

いつも温かいメッセージで励ましてくれて安心感があるあやなちゃん

「あのさー」の続きが面白いそうちゃん

ダウンプールでの長い反省会を真摯に聞いてくれたざっきー

練習を切磋琢磨ともに励んだすみす

なんだかんだいつも笑顔を届けてくれたともや

学部でも部活でも支え続けてくれたアイドルLini

みんなを引っ張る背中がかっこよすぎる大尊敬のとうご

実はasics靴愛用していておすすめも教えてくれるはるき

幹部としても選手としてもお世話になったひろき

ラスト全国公の行きのバスでたくさん喋ってたくさん笑ってくれたせいや

 

 

素敵な同期に囲まれて、幸せでした。こんなにも横のつながりが強かった水泳部は私にとって初めてでした。仲良くしてもらって、本当にありがとうございました。個性強いメンバーで、みんなすごく面白かったです。練習で会って話すのが楽しみになっちゃうぐらい、同期の存在は大きかった。本当にありがとう!!

私も同期のみんなと同じ、来年の3月卒業になったので卒業式で袴姿で一緒に写真撮るのめっちゃ楽しみです。卒論も授業も院試も当初より早いスケジュールで詰め込んでしまった私なのですが、卒業式が同期と一緒だということを励みに頑張れました。写真撮る時、私を忘れないでね笑

 

 

後輩のみんなへ

4年間の水泳部生活は本当にあっという間です。短期・長期目標しっかり決めて、1回1回の練習を大切にしてほしいと思います。
悩んだ時は周りの人を頼りましょう。自分1人で抱えようとすると大変なことになります。阪大水泳部は仲間思いな人ばかりなので、誰に相談しても親身に聞いてくれると思います。みんなで支え合いながら、より良いチームを作っていってください。これからもずっと応援しています!!

 

 

女子選手のみんなへ

こんな私ですが、この1年間ついてきてくれてありがとうございました。去年の女子の先輩のようにかっこよくみんなを引っ張れなかったですが、関国で選手宣誓させてもらえたこと、関カレで1部校の舞台でみんなで戦えたことに感謝でいっぱいです。温泉でもご飯でもまた行きましょう。いつでも連絡してね!

 

 

先輩の方々へ

10月入学でイレギュラーな私を、しかもまだ入学2ヶ月前の8月から受け入れてくださってありがとうございました。入部当初、練習ついていくので精一杯だった私に泳ぎのことを丁寧に教えてくださったことやサークルも調節して気遣ってくださったこと感謝しています。入部当初の私と比べると、この4年間で成長できたのも先輩方のおかげです。女子の先輩方のど根性見習いたかったのですが、敵いませんでした。ずっと応援してくださり、ありがとうございました。

 

 

家族へ

私に水泳を最初に教えてくれたのは父でした。休みになるたびに綺麗な海に連れていってくれて、泳ぐ楽しさを教えてくれてありがとう。大学水泳では、父の熱い応援なしではここまで頑張れなかったです。試合にも足を運んでくれて、ありがとうございました。

 

母は朝ご飯には厳しい人でした。母のおかげで、朝ご飯改善してより良いパフォーマンスを練習でできるようになりました。いつも応援してくれて、ポジティブ思考を教えてくれて、ありがとうございました。

 

祖母は、朝練行く時なぜかいつも起きてて自転車の音したら小窓から見送ってくれて嬉しかったです。ラスト関カレ、見にきてくれてありがとうございました。

 

弟、自主練一緒に来てくれたこともあってありがとう。引退試合見届けられた時、学連入って競技役員やってて良かったと強く思いました。

 

他大の皆さんへ

水泳を通して、こんなにもたくさんの方々と知り合えるなんて思いもしませんでした。試合で会って話すことを励みに、日々の練習頑張れました。引退しても、また会えたら嬉しいです。ありがとうございました!!

 

 

長い長いブログでしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

これからは一OGとして、阪大水泳部のますますのご活躍を応援しています。

 

 

本当にありがとうございました。

 

 

烈華飛び出すハート

 

なかにしゆずか

 

:)