お疲れ様です。新潟は暑いと聞いて絶望している3回(話題が話題なので匿名)です。
本日のメニュー:
(夏季長組)
(全国公組)
夏季長組はど根性セット頑張れたでしょうか。外部練続きであまり練習に参加できていなかった人は、今日明日あたりで泳ぎ込んで勘を戻していきましょう。
全国公組は見たところ大きく調子を崩している人は居なそうだったので安心しました。明日からいよいよ全国公です。この大会で引退の方も、そうでない方も気合い入れてベスト出して点とってきてください!!!
今日はりくさんから「留学中の出来事について書け」と言われたので、書きます。
①神の存在についての議論
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注)以下の文章は完全なフィクションであり、特定の宗教および信仰を否定、批判、揶揄するものではありません。
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ビザンチウムのモスクでぼけーっと座っていたら、ムスリムのおばさまが話しかけてきました。
「このモスクの説明したろか?」
断る理由もなかったのでお願いすると、最初は本当にモスクについての説明をしてくださいました。いつできたとか、誰が作ったとか、何回火災にあったとか。なかなか面白かったのですが、途中から変なことを言い始めました。
「お前は神を信じるか?」
「この世界がどうやって作られたか知りたくないか?」
「人間はなぜ生きるのか、死後はどうなるのか、知りたくないか?」
「真実を、知りたくないか?」
すぐに気が付きました。これはイスラム教への勧誘です。そんなものに乗せられるような人間ではないので
「私は神を信じない」
と言い入信の意思がないことを伝えました。するとおばさまの目が釣り上がります。自分の信じているものを否定されたのだから当然でしょう。彼女が
「ならお前は何を信じて生きているんだ?」
と聞いてきたので、私は(広義の)科学を信じている、と答えました。するとかなりの早口で様々並べ立てられたのですが、全部書くのは面倒なので以下に要約します。
おばさまの見解:
・科学は何も生み出してはいない。
・科学は神が作りたもうたものを組み合わせ、便利なものを制作しているに過ぎない。
・無から有を生み出せるのは神だけだ。
・例えば青銅は人間(科学)が作ったが、その元となる銅と錫がどのように作られたかは科学では説明できない。つまり、それらは神が作ったのだ。
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(補足)今調べたところ、物質および元素の誕生については科学的に解明されているみたいです。つまり上の主張はすべて破綻するのですが、当時の私(とおばさま)はそれを知りませんでした。
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何て非科学的な考え方なんだ、と思いませんか?私は思いました。物質の誕生が科学的に解明されていることを知らなくても、この世が神によって作られたものでないことくらい私にもわかります。ですから宇宙の起源はビッグバンだと推定されていること、物理学者たちが宇宙の起源を明らかにするために研究していることなど色々と話して説得を試みたのですが、彼女は強情です。アジアの若造の言葉くらいでは考えを変えません。それどころか「お前は今電車に乗っている。周りには人がたくさんいる…云々」などと謎の比喩を絡めて再度イスラム教に勧誘されました。
この後の会話はずっと平行線で、埒が明かないと思ったので適当なところで切り上げてホテルへ逃げ帰りました。
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人類の知恵では解明できないことを神様(もしくは人智を超えた存在)のせいにする、というのはかなり前時代的な考え方です。今ほど科学技術が発達していなかった7世紀に「世界ってどうやってできたの?」「人間ってどうやってできたの?」という疑問に答えるのには「神様が作ったんだよ!」という説明で十分だったのでしょう。しかし、宇宙の起源が科学的に解明されている現代、「神が無から全てを生んだ」で完結してしまう理論を盲信し、科学による説明を否定することは真実から目を背けることと同じです。とすると「イスラム教を信仰すれば真実がわかる!」と言っていた彼女は自己矛盾に陥っていることになるのですが、彼女自身がその矛盾に気付くことはなさそうです。これはもう洗脳されていると言っても過言ではないでしょう。新興宗教が怖いのはもちろんですが、昔からある宗教も怖いんだなと思いました。(もちろん、全てのムスリムがこの人と同じような考え方を持っているいる訳でない事は承知していますし、イスラム教が怖い宗教であるとも思っていません。信仰の方法によっては怖くもなり得るのだな、ということです。)
まだまだ思うところはあるのですが、いずれにせよ本物の宗教家と会話できたのは貴重な経験でした。皆さんも機会があれば是非モスクに行ってみてくださいね。素敵な出会いがあるかもしれません。
②無料でトルコチャイを飲み半額でボートツアーに乗る方法
…はまた今度書きます。疲れたので。
明日はしゅんとです。