お疲れ様です。
新競泳主任の吉野裕貴です。
昨日もブログを書きました。
今日も書きます。最後までお付き合いください。
今日のメニューです。
曽根1コースの日でした。
10人いて、皆でわちゃわちゃやるのが小6ぶりぐらいで懐かしい気持ちと共に練習しました。
キックの打ち方、意識するポイントなど、Swimに繋げていくような練習を、話を少ししながらやりました。
距離は大して泳いでないはずなのに、細部を意識して泳いだのもあり、キツかったです。
最後は体のダルさが来る程度には追い込めました。
曽根1コースではやはり工夫しながらの練習が必要だと再認識しました。
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昨日書いたブログはどちらかと言えば一部員として書いたものです。
今日は主任としてのブログを書きます。
まずは、この歴史ある阪大水泳部の主任の名を背負えること、非常に名誉に思います。
そして主任という名に恥じぬように必死に取り組んでいきますので、よろしくお願いします。
水泳における僕のモットーは、
「楽に速く」
です。
これは決して楽して速くなろうという考え方ではありません。
寧ろそれとは真逆の考え方です。
最高のレースをする為に、最低限の力で最高のパフォーマンスを引き出そうってことです。つまり効率です。
①
レースでそれを行うためには、練習では必死こいてしんどいことをしないといけません。
率先してしんどいこと、キツいことをしないといけません。
僕は水泳を始め、選手に上がった時からずっと水泳は我慢大会だと言われてきました。
しんどくなってからが勝負。
世界のトップスイマーだって、泳いで疲れないんじゃない。
しんどいけど、そこで頑張れる力を持っている、そこで力を発揮する方法を知っている、そのしんどさに耐えれる力を持っている。
本気で泳ぐ1レースと普段の練習と皆さんはどっちがキツいですか?
僕は断然レース1本の方がキツい。
練習でしんどい時にサボろってなる人が、それよりもキツいレースで、耐えれる訳がない。
レースで勝てる訳がない。
速くなる訳がない。
だからレースのときに感じるあのしんどさ、
全身がダルくなって力が入らなくなるようなあの感覚、
心臓がバクバクいって呼吸をしてるのに全然息が吸えないあの感覚、
それに耐えれるようになりたいんだったら、練習でそこまで自分を追い込んで体に覚えさせなきゃいけない。
サボることを体に覚えさせてはいけない。
しんどいから手を抜くんじゃない、しんどいからここが勝負だって思って頑張る。
この思考回路を習得してほしい、そう思っています。
②
楽に速く泳ごうと思ったら何が必要か。
一言で言うなれば、それは泳ぎの綺麗さです。
泳ぎが綺麗というのは、無駄がないとも言い換えられます。
無駄がないというのは、無駄な力を使わない。
使った力が推進力に高い効率で変換される。
泳ぎが汚い人と同じスピードを出そうとしたとき、より少ないエネルギーで済む。
それって短い時間でより速くなるためには必要なことだと思いませんか?
正しい位置を掻く、正しい位置で戻してくる、正しい位置を蹴る、
っていうのは単に他の位置より進むとかそれ以上に、無駄なエネルギーを使わないんです。
じゃあ綺麗に泳ぐにはどうすればいいか。
それは普段から考えて、意識して泳ぐこと。
Drillの時、泳速が低い時に意識して綺麗に泳ぐのは割と誰だってできる。
でもさっきも言ったように、勝負はしんどくなってから。
キツい時にいかに綺麗に泳げるか、無駄のない泳ぎができるか、これが鍵になってきます。
レース中はしんどくて、泳ぎのことなんて大概の人が考えられない。
だからレースで何も考えなくてもできるように、練習ではずっと考えながらやる。
癖にする。
練習中は考えることがいっぱいです。
泳いでる時に授業の事なんて考えられないんだから、
どうせだったら練習中くらい水泳のこと考えようよ。
意識することなんて一日一個でもいい、一つの内容に一個でもいい。
何も考えないで泳ぐよりかは100倍ましです。
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短い大学生活、気づいたら3回生になってました。
目標達成の最短ルートは、きっと相当しんどいルートだと思います。
毎日の決して少なくない時間を、泳ぐことに費やしているのなら、その同じ時間で誰よりも有意義な、誰よりも効率のいい、練習をしてみせてください。
その積み重ねが必ずベストに繋がっていきます。
一緒に頑張っていきましょう。
2日間に渡り、読んでくださってありがとうございました。
明日のブログは我らが主将、とーごです。
吉野裕貴
#comingsoon
#世はまさに大航海時代