お疲れ様です。4回の中道です。
小学校時代の友達が、オールスターゲームでサヨナラホームランを打ったそうです。
憧れます。
いつか夢見たオールスター。いつか夢見たプロ野球。
今年も夢の球宴が行われています。
夢の球宴を見ているとなぜ、自分は「野球」をやらせてもらえなかったのだろう、という複雑な感情になるのですが、今日の結果を聞いたら余計になっちゃいますね笑
トミーから「痩せたなあ」って言われて色んな人に確認したら、
みんなから「痩せた」と言われるので、本当に痩せたのかなと思っています。
心配させてごめんなさい。身体をもとに戻すためにもみんなをご飯に連れて行かせます。
さて、「第96回 関西学生選手権水泳競技大会」が終了しました。
皆さんにとってどんな関西学生選手権となったでしょうか?
3面だった選手は、満足のいくレースができましたか?
満足のいくレースができた人もいれば、そうじゃなかった人もいるでしょう。
満足のいくレースができた人は、次に向けて今回の結果を糧に前に進んでください。
そうじゃなかった人だって、ここで人生が終わるわけでも、競泳というスポーツが身の回りからなくなるわけでもありません。
満足いくためには、どうするか考えて、仲間と高め合って次満足しましょう。
3面に選ばれていない選手は、会場の雰囲気をどのように感じ取りましたか?
「来年はあの舞台に立ちたい」、「やっぱりレースに出たい」
そう思える気持ちがあるならば、大丈夫です。
競技力を向上したい、その気持ちをもってこれからも練習をしていけば、誰かが必ず応援してくれます。
マネージャーの皆さんは、選手の後押しをできましたか?
僕より優秀なマネーズのみなさんが、後押しできないはずはありませんね。
選手のサポートを任せっきりにして申し訳ありません。最後の最後までありがとう。
僕にとっての関西学生選手権は、色々な思いが交錯し過ぎて、一言では表しきれません。
①阪大水泳部員としての関西学生選手権
1回生の時、忙しい中関西学生選手権のマネージャーを全力でするのに必死だった記憶があります。凄い盛り上がりがあり、1部に上がった記憶もあるのですが、忙しかった記憶が勝っていて、当時は本当に自分のことに精一杯やったんやな、と今振り返っても思います。
2回生の時、感染症が猛威をふるい、
「AUTUMN CHALLENGE」という疑似関西学生選手権のような大会でした。阪大の引退される4回生はほとんど出場しておらず、阪大水泳部で出場していたのも数人だけの寂しい大会だったように記憶しています。
3回生の時、2年ぶりに帰ってきた関西学生選手権はチームのことを考える余裕が今度はなくなっていたように思います。
今回、レースを少しだけ見ていると、全員の気合が伝わってきました。拓也のガッツポーズ・泰吾のガッツポーズ・拓海のガッツポーズ・・・(もっと色々な顔があったのだと思いますが、殆ど掌握できておらずすみません)。
ちょっと目を向けると、笑顔の選手が多かったように思います。
自分の務めとして最後に良い関西学生選手権を阪大水泳部に提供できたのではないか、と思っています。
②学連としての関西学生選手権
2回生の時、AUTMN CHALLENGEは安東さんたちがコロナの中で何ができるかを考えて作られた試合でした。まだ、一人の平役員として競技会に携わっていた気がします。
3回生の時、競技進行をしたり、色々な引継ぎをしたりしながら動画を夜な夜なつくったりしていました。阪大が1部だったこともあり、楽しく仕事ができました。
今回、正直途轍もなくしんどかったです。
2019年度の形態に戻すという方針が決まったのも数カ月前のことだったように思います。
そこから、要項を変えて、競技の流れを先輩方に確認して、表彰の流れ、式典の流れ、、、。
表彰1部だけだったら何分かかる?
表彰の準備と復旧は何分かかる?
3部の入場と選手紹介は何分?
2部の入場と選手紹介は何分?
1部の入場と選手紹介は何分かかる?
リレーの次組入場は全員捌けさせてからだから何分必要?
プログラムデータどうしよう?
電光テロップのスタートリストは出す?
選手権入賞とか集めて通告する?
インカレのポスター関東から送ってもらう?
8継前の演出は?
選手から集めた写真はどこで使う?
インカレみたいにハイライトムービーから役員入場したくない?
ウルトラソウル編集どうしよう?
脱衣かご・5mフラッグの会社への手配は?
金曜日は3年ぶりの平日やけど役員数足りる?
座席割どうする?
動線どうする?
エントリー会議資料作らないと、、
開場何時にしよう?
せめてスティックバルーンは持ち込み可にしたくない?
でも、届けたい想いがあったから。
その想いを届ける為なら、と関西学生水泳選手の為に寸暇を惜しんで仲間とともに作り上げた大会は自分の中では最高峰のものだったと自負しています。
このバナーは5月くらいから既にできてたみたいですけどね笑
皆さんには、関西学生選手権、どのように映りましたか。
「楽しかったで」、「最高やった」
そう声をかけていただける仲間がいて本当に嬉しかったです。
競技進行としても、タイムテーブルに殆ど遅れることなく進行ができたことも少しだけ褒めていいかな、と思っています。
役員終礼で信じられへんくらいの涙が流れていました。
寝てないから目も乾ききってるはずやのに。
柚香が呼びにくるの早すぎてさすがにあの状態ではみんなに顔向けできなかったので、少し遅くなりました笑
でもその終礼が終わった後、
支部長からは、
「本気でやるから面白いんやな。本気でやらなわからへん。そうやろ?」
最後、挨拶させていただいたときに温かいお言葉をいただきました。
関西学生選手権は1部校の威信をかけた戦いでもあると思っています。最後の8継前の動画は日曜の早朝とかに出来上がったわけですが、当日の雰囲気づくりとしては成功したのかな、とちょっぴり誇らしげに思っています笑
関カレの話は自己満足になりそうな気がするのでここで終わりにします。
「君がいるから、がんばれる」
「仲間がいる。冒険がある。」
「見つけたのは、宝物以上の、宝物。」
「ひとつになれば、大きな力が目を覚ます。」
「その友情は、10万年先まで凍らない」
これらのキャッチコピーは一体なんでしょう。
実は、映画ドラえもんに充てられたキャッチコピーなんですね。
でも、この言葉、よくよく考えると色んな事象に、そして水泳部にあてはめられそうな気がするんです。
「君がいるから、がんばれる」
このキャッチコピーは、『のび太の恐竜2006』のものです。
ピー助がいれば、のび太は頑張れる。そういう意味を込めたキャッチコピーなんだと思っています。
部活に置き換えてみたらどうでしょう。
ライバルがいるから、速くなれやしませんか?
仲間がいるから、しんどい練習を乗り越えられるような気がしませんか?
僕は、選手のみんながいてくれるから、タイムをとろうという気になったし、応援しようという気になりました。
朝練に行こうという気になりました。
「マネさんはすごいですね」と言われることがよくありますが、それは違います。
「君(選手)がいるから、君たち(選手たち)がいるから、『頑張れる』」のだと思います。
僕は、少なくとも選手のみんながいてくれたから、一緒に頑張ってチームを支えようと邁進するマネージャーの仲間がいたから頑張ることができました。
「仲間がいる。冒険がある。」
このキャッチコピーは、『新のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~』のものです。
ジャイアンがカッコイイ映画ですが、最後は仲間で困難を乗り越える、そういう作品です。
チームの仲間がいるから、挑戦してみよう、冒険してみようと思えませんか?
・ベストタイムを出してみよう
・3面を狙ってみよう
・全国公を目指そう
・全国公で入賞しよう
・インカレに出てみよう
仲間がいるからそういう冒険ができやしませんか?
人間は、弱い動物です。楽を求めたがる動物です。
しかしながら、仲間といる時には時々苦をも厭わない不思議な動物です。
「時々理屈に合わないことをするのが人間なのよ。」
そんなことをしずかちゃんが言っていましたね。
金沢で決めたメドレーリレーのインカレはまさしく、
「仲間がいる。冒険がある。」
という典型例だったのではないでしょうか。
この笑顔が見れるなら、マネージャー冥利につきます。
これからもまだまだ続いていくみんなの大冒険が、どのような道を歩むのか、温かく見守っていきたいと思います。
「ひとつになれば、大きな力が目を覚ます。」
このキャッチコピーは、『新のび太の鉄人兵団~はばたけ天使たち~』のものです。
ロボットと人間の関係について焦点を当てた作品ですが、最後のシーンは圧巻です。
「水泳は個人競技やろ」
単純な言葉で片付けられるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
チームが一丸となって応援する姿。
ハードの練習の時、レぺの時に仲間の名前を呼んで応援する姿。
人のベストを本心で賞賛するチームメート姿。
その笑顔から力をもらって、自分のパワーに変えることのできる競技。
それが競泳ではないでしょうか。
例えば、七帝の奈々のレースは、本当に「大きな力が目を覚ました」瞬間だったように思います。
50人近いチームが、
「ひつになれば、大きな力が目を覚ます。」
それは、これからも変わることがないでしょう。
「見つけたのは、宝物以上の、宝物。」
このキャッチコピーは、『のび太の宝島』のものです。
宝島に宝を探しに行くけれど、本当に見つけた、大切な宝物ってなんだろう?
そういうことを訴えてくれる作品です。
僕はこの水泳部で、宝物以上の、宝物にたくさん出会いました。
百花繚乱:主将の承さん、主任の瑞樹さんをはじめとした様々な「花」に溢れた宝物のチーム
覇願大笑:主将の彩加さん、主任の晋さんをはじめとした「笑」に溢れた宝物のチーム
Get Over:主将の洋介さん、主任の名南子さんをはじめとした、「困難を共に乗り越え、立ち向かうことのできる」宝物のチーム
そして、、
LEGEND
主将の京吾、主任の誠悟を筆頭に、
奈々・ひま・峻平・泰吾・トミー・美月・拓也・和海・菜実樹・志保
拓海・稜也・翔太朗・壮ちゃん・ざっきー・愼・すみす・智哉・柚香・冬瑚・晴貴・裕貴・誠也
歩・颯喜・きょん・武・俊翔・陸・遥
秀斗・葵・悠太・駿斗・太陽・梨香子・由花・成・哲樹・くにしょう
ホセさん
あやな・夏穂・リニ・手島・深井・花音
皆で創り上げた「伝説」の、宝物。
僕の宝物はここにとどまらず、学連にも広げることができました。
多くの関西学生スイマーと、全国のスイマーと仲良くなることができました。
夏季長以降は隣のこいつ(びわこのかわいい後輩)が頑張ります。応援してあげてください。
お金なんかじゃ決して買うことはできません。
これらの宝物は、一生創ることはできない宝物です。
「その友情は、10万年先まで凍らない」
このキャッチコピーは、『のび太のカチコチ大冒険』のものです。
僕らが築いた友情は、これからもずっと変わらない。そう信じたいと思います。
仲間と過ごした時間、
先輩と過ごした時間、
後輩と過ごした時間、
これらは一生凍ることはない、永久不滅の宝物だと信じています。
これからも支え合って生きていきましょう。
「人生に不安があるのは当たり前です。
大事なのはそのせいで自信を失ったり、根も葉もない噂に乗ったり、人を傷つけたりしないことです。」
『女王の教室』というドラマで阿久津真矢はそう言っています。
これからもずっと大好きな後輩たちへ
「人間は自然の中で最も弱い一茎の葦にすぎない。だが、それは考える葦である。」
パスカルは人間は自然の中では葦のように弱い存在であるが、その葦が頭を使って考えることのできる偉大な葦であることを述べています。
ぼくたちは、一人では何もできません。
プールがなければ泳げません。
プールを作ってくれる人がいて、水を入れてくれる人がいる(そもそも水も限られた資源の1つですね)。
プールを貸してくださる方がいて、初めてぼくたちは今、部活ができています。
練習内容だって、主任が考えて、初めて練習が成立します。
仲間が揃わなければ、練習は盛り上がれませんし、先に述べた冒険もできません。
その練習を重ねて初めて大会に出てベストが出せるのだと思います。
人は誰かと誰かが支え合って初めて人となり、考えることで集団となり、素晴らしいチームとなるのだと思います。
だからこそ、これからも頑張る後輩たちへのお願いです。
楽しい時は、たくさん笑ってください。
しんどい時は、しんどいって誰かを頼ってください。
抱え込まず、自分をさらけ出すときがあってもいいと思います。
良い時も、悪い時も寄り添ってくれる仲間がいるはずです。信じてくれる先輩や後輩がいるはずです。
七帝の時、正直もう自分は七帝のこと考える余裕がないほど限界でしたが、
支えてくれたOBさん、同期、後輩たちがいました。
ホテルで夜な夜な泣いてました。マネの牛タン行けずにごめんね笑
めちゃくちゃしんどかったですが、不満をさらけ出す捌け口が、どこかしら、誰かしらにあるというのは人としてとても大切なことです。
僕は、これからもみんなのサポーターであり続けようと思っています。
誰よりも、みんなのファンでいようと思っています。
冬瑚・裕貴が主体となって作る、素晴らしいチームが作られる姿を楽しみにしています。
とはいえ、無理に素晴らしいチームを作ろうとしなくてもいいのかな?とは思います。
気が付いたら「いいチームだね」。と言われるようになっていれば、
それはもう、「素晴らしいチーム」です。
3回生なりのチームを築いてくださいね。
それでは、金沢でお会いしましょう。
そして、夏季長水路でお会いしましょう。
みんなへ「泳舮」を送ることを止めたわけではありません。
まだまだ僕は「地平線の先に辿り着く」ことはありません。
これからも、みんなの笑顔を楽しみにしています。
皆の笑顔が見れれば、僕はそれだけで幸せです。
令和4年7月
大阪大学水泳部競泳面マネージャー
(公財)日本水泳連盟 学生委員会 関西支部 第5代大会運営主任
中道 理央