不自由と嘆いてる 自由がここにある | 大阪大学体育会水泳部のブログ

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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

皆さまお疲れ様でございます。お元気ですか。

久々にブログに参上いたしました、三回生の大前です。嫌われているんでしょうか。

 

ブログを書けるの回数が少ないので、ここぞとばかりに話しますが悪しからず。

それでは皆様本日も、一席お付き合いをお願い申し上げます。

 

さて一品目は本日のメニューから。

 

 

私は本日練習に参加する予定だったのですが、2日連続の出場によっておじいちゃんになってしまいました。CSに間に合わせるため、今週は様子見です。

しかしメニューの解説はお任せあれ。お金は取らないので悪しからず。

さぁさて内容でございますが、まず距離長いですね。2000超えたらもうディスタンスです。

いやはや、久々にしっかり泳ぎを作っていかないと回るのが辛いメニューに感じます。

特に後半の75、これまじできついんですよ。水泳はよく3/4の部分が辛いとされています。

例えば100のうちの50-75の部分とか。一番心が折れてタイムが落ちる部分ですので、ここを補うことができれば、阪大水泳部が苦手とする”決定力”向上につながるのではないかと思います。

まぁ正味言うて懸垂しとけば速なりますわ、ある程度は。

 

さぁさて本日の議題に入りませう。先日我々は、2年間待ち焦がれた阪名戦に臨みました。

先に申し上げますが、この試合を機に、私は久々に水泳の熱さを思い出しました。それこそ残りの大学生活を全て水泳に捧げてもいいと思えるほどに。(某主将「マッジッデアツイ」)

いやぁやり切りましたね阪名戦。やりたいこと全部やりましたね。アトラクションもウケたし、言うことありません。

 

ここから少し真面目になりますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

 

先ほど申しましたように阪名戦は本当に熱く、最高のものになりました。名大の人たちとも仲良くなって、大学間の結束が強まったと思います。

この試合だけではなく、対抗戦には何かしらの力があると思っています。個人競技である水泳を、別の何かに変えてしまうほどの力を。

我々は対抗戦でただタイムを出せばいいと言うものではありません。チームとして、一つの炎として、戦うのです。

 

部活という一組織内の構成員でしかない我々が、個々として輝き、そして全となって戦う、こんな経験は大学4年間でしかできないものです。

 

私の人生の教訓、座右の銘ともいえるものを一つ。

”今しかできないことを”

 

我々には後、約60〜70年の時間が残されています。その中でできることは数多あり、いつやるべきと言うのは決まっていません。

就職しかり、勉強しかり、留学しかり、金に余裕があればいつでもできるんです。

では発想を逆転させましょう。今この時点を逃した場合、もう2度と味わうことのできないものは何なのでしょうか。

様々あると思います。それぞれ個人で考えるものもあるでしょう。

しかし私は仲間たちに送りたい。

”今しかできないこと”、それは部活なんじゃないかと。

 

水泳は生涯スポーツです。正直いつ辞めようが続けようが個人の勝手です。しかし大学水泳はどうだろうか。

”今”を逃して、仲間たちと共に大学を背負って戦うことはできるだろうか。

 

解は否。

 

僕は昨年、先輩である柴垣MGが引退された翌日のブログで、THE BLUE HEARTSの”情熱の薔薇”を引き合いに出して

部活のことを話しました。

そのブログの繰り返しになりますが、新一回生に向けてもう一度言いたいと思います。

 

我々体育会水泳部の人間は、総じてアホや。

 

詳しいことは当時のブログを見てもらえればわかるので割愛しますが、今言ったように、僕を含めて我々はアホなんです。

大事な大学生活を”犠牲にして”、水泳に打ち込むのですから、側から見れば、そりゃあアホにも映るでしょう。

しかし僕はそんな阿呆共が大好きです。自らを縛り、”不自由”を得ようとするそんな人間が。

 

しかし、自ら進んで”不自由”を手にした我々にしか手にできない自由がある。

仲間と熱くなり、心を燃やす自由が。真っ赤な薔薇のような情熱に身を焦がす自由が。

 

シーズンが始まってしまえば、あとは風のように過ぎ去ってしまいます。CSまで後一週間と少し。

ここを過ぎれば、もう後戻りはできません。

熱く、赤く、赫く、我々の炎は燃え上がります。鎮火を許すことはありません。

過去を焼き尽くすほどの炎で、ここからシーズンラストまで駆け抜けましょう。

 

 

赤、BLUE、ときたので、最後は”YELLOW”のワンフレーズで締めたいと思います。

 

”不自由と嘆いてる 自由がここにある”