枕も程々に、本日のメニューと洒落込みましょうか。




こちらが本日のお品書達。相も変わらずキツそうですねぇ。生憎50以上は長距離と捉えております故、メニューを見るだけでクラッとしてしまいます。
本日私は腰がぐずり出して練習に行けませんでした。やはりこの季節+練習量では、腰がもたないんですよねぇ。私をはじめとした“腰弱き民”の方々も、練習をお休みされることが増えていることかと思います。
軽く書いていますが、下手をこくと歩くことすらままならなくなりますので、練習場所へ向かうこと一つ取ってみても命懸けでございます。そんな頑張る私を優しく抱きしめてくれる人はどこか。少なくとも阪大にはいないらしいんですよ。
(まだ俺が社不ということはバレていないはずなのに…。)
さぁさて本日私がお話しいたしますのは、表題にあります通り“善意でねじ伏せろ”ということでございます。どこか矛盾を感じるネーミングではありますが、これには私がバイトで経験した苦い経験からつけたものでございます。
ご挨拶が遅れましたが、本日も一席、お付き合いを頂戴申し上げます。
皆様、なんのバイトをしてらっしゃいますでしょうか。私は地元の某スポーツ施設のジムスタッフとして働いております。仕事内容といえば、マシンの整備、消毒液の交換、ペーパーの交換、マシンの整備、消毒液の交換、ペーパーの交換、マシンの整備、消毒液の交換、ペーパーの交換、マシンの整備、消毒液の交換、ペーパーの交換、マシンの整備、消毒液の交換、ペーパーの交換、マシンの整備、消毒液の交換、ペーパーの交換、マシンの整備、消毒液の交換、ペーパーの交換……
−−−ハハッ、楽しい職場だねぇ…−−−
はっ!危ない。危うく社会の歯車として生きる闇が出そうになりましたが、なんとか抑え込みました。気を取り直しまして、仕事内容としては、マシンの整備、消毒液の交換、ペーパーの交換、それに加えてお客さんへのトレーニング指導があります。
私は主にトレーニング指導をよく行っています。言わずもがなお客さんへから声をかけられることが多いので、私もそれに応える形です。今回は、そんな大前少年が体験した、理不尽なお話。
ある日、私はジムを巡回し、指導を行ったりしながら働いておりました。そこへ、声がかかります。
「なぁ、いつになったらマスク外せんねん。」
声をかけてきたのは男性。鍛えているのか少しマッシブ体型。普通の人なら怯むのでしょうが、ベスト社不of阪大の私には効きません。
「すみません。市がまだ許可出さないんですわ。」
「お前らそればっかりやな!ガミガミ…」
やってしまいました。私は地雷原に飛び込んで走り回るレベルの愚行を働いたのです。後から聞くと、その人は一二を争うモンスター客だったのだそう。
私はなんとかして抑えようとします。
「いや、すみません。僕らも外したいんですけどね、やっぱり上から言われt『お前出世せえへんわ!』、はい?」
「出世せえへんゆうたんや。」
もう何が何やらわかりません。しかしそこは私。負けません。
「え?なんでですか?教えてください。ねぇ、教えてくださいよ。」
キチ客にはキチスタッフを、という言葉を古代ローマ人が残していたような気がします。食ってかかる私にその男は
「みたらわかんねん。お前では俺のようにはなられへんわ。」
「はぁ…」
それだけを言い残し、彼は去っていきました。
それから一週間が経ち、また同じ曜日、私はジムにいました。私はその時一つの決意をしていたのです。次“彼奴”に出会ったら、果敢に攻めて行くと。
彼が来館しました。ちょうどその時、勝負の開始を告げるかのように館内放送も鳴り響きます。
〜本日も、ご来館いただきまして、誠にありがとうございます。当館では現在フロント前にて、秋のプロテインセールを行なっております…〜
よしきた。彼は現在ダンベルスクワット中。今しかない。
「よっしゃ!後三つ!膝前に出ないように!下ろして…上げる!呼吸止めない!YEAH!」
私はそこで攻めました。彼にパーソナルトレーナーレベルの指導を行うことによってどう出てくるのか、私はイメトレを繰り返し、ついにぶつけることに相なったワケです。
ファーストコンタクトから数えて約四ヶ月・現在。
「今晩は!」
「おう大前君。今日も脚やんねん。」
「いいですねぇ、よっしゃ、行きましょか!」
今では、彼は私をよくできたスタッフとして認識し、知り合いや周りのお客さんに広めてくれているそうな。
何があったのだ。
さぁさて、ここで表題回収です。
私は一番強敵とされている人間を討伐しました。さてその方法とはなんだったのか。それこそが“善意でねじ伏せろ”です。
訳の分からない人間に対しては、反抗して突っかかってはなりません。力でねじ伏せるのではなく、善意でねじ伏せるのです。
私が今回行ったのは“善意から”トレーニング指導をし、その中で彼我の差を相手に見せつけるという手法です。それにより相手の闘争意思を奪い、私に対して“指導してくれるいいスタッフ”といういい意識を植え付けたのです。
これはどんなことにも使えます。例えば授業。しばきたい教授ほど善意で殴るのです。キモい同期ほど善意で殴るのです。(まぁキモいやつは物理的に殴ってもいいのですが。)
ということで長くなりましたが、来月から新環境になり、人間関係も一新されます。後輩君達もたくさん入ってくることでしょう。そんな時こそ“善意でねじ伏せろ”です。彼我の差をまじまじと見せつけて、頼れる先輩と思ってもらいましょう。私は話すと社不ワードがいっぱい出てくるので、あくまでも“善意で”何か後輩達にしてあげようと思っています。新歓時期は少しおとなしくなりますが、悪しからず。
逆を言えば、新歓をすぎれば……ニチャア
明日のブログはコメントで指名します。