これまでも、そしてこれからも | 大阪大学体育会水泳部のブログ

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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

お疲れ様です。4回生の時任です。

冬季公認が終わって4日経ちましたがふとしたところで引退を実感したところです。朝めちゃくちゃバタバタして出て行ってたのが、急にゆったりとした時間が流れるようになって…。そんなところで実感しました。

ついに引退ブログです。コロナでの自粛期間の時にあと何回書くことがあるだろうかと思ってましたが、今日でもう書くのは最後になりました。まさか、自分が他大学含めた同期の中でも割と遅い方に書くとは思ってませんでした。
あ、ちなみにこれを書き始めたのは11/3…笑(ちゃんとメモがてら書いておこう)。最後くらいはしっかりまとめて書こうと思ったのでゆっくり投稿する日まで考えながら書きます笑。




とりあえず、なんか思い出の写真でも先に張り付けてから本題にいこうと思います。


















まず始めに。みんな1人1人にコメントしようかなと思いましたが、個人的には直接返信された方が嬉しかったので…。
最後なのでブログにコメントくれた人には1人1人返信しようと思います。ちょっと時間はかかると思いますが、しっかり読んだ後でコメントしてくれた人には全員にしていきます。



基本そんなに長いブログ書くことはないので文がちゃんとまとまるか不安はありますが、最後まで読んで頂けたらありがたいです。
ちなみに、一度だけ結構長く書いたことはあるのでそっちも読んでみてください笑。まあ、結構自分自身が大切にしてたこと書いてるので合わせて是非。多分2年前くらい?のブログです。








まずは、なんで10月以降も残って続けようと思ったか。とりあえず、最後に触れるといったので。

そのまま引退してしまうのも当然選択肢としてはあったし、それでいいと思う節もあった。でも今はいいと思っていても5年後、10年後になってあの時でやめたことを後悔してないか、と問われれば、ほぼ間違いなくどこかしらで後悔するだろうな、と思った。ここまで本気で選手として水泳と向き合うことはこの先まずないだろうな、と。とすれば、あの時やっておけば、なんて思うくらいならとりあえずやって後悔した方がよっぽどマシだと思ったから。いつもよくレースの時に一緒に泳ぐことの多かったある人の引退ブログで、一番最後に書いてあった
「もう泳ぎたくない!」
と思えるくらいまで、やり切って引退しようと。そう考えて、残って続けることにした。






正直言って、若干残ったことを後悔する節もあった。研究室が大変で日が変わる前後まで残ることもあったし、そこから次の日の朝練は流石に体にこたえました(23歳だから、とかいうわけではない笑)。
でも、やっぱり水泳が好きで、部活で泳ぐのは楽しかった。一度、当たり前に部活がある生活を失ってみて気付いたのは、やっぱり水泳が、部活が楽しかった。練習はきついけど、やっぱり部活のある日常ってよかった。この二ヶ月間、本当に楽しかったです。現役の部員には、残らせてもらって感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!










ここから今までを振り返って思ってること。そして伝えたいこと。


正直言って、やり残したことだらけ。こんなことが起こるなんてまあ想定外。三月くらいから色んなものが無くなった。練習でもいいタイムが出てきて、部活とは別でやってたウエイトの効果も出てきたのかなって思ってた矢先だった。

本当にただただやり切れなかった。

最後の年、みんなで一緒に戦いたかったし、引退レースまで一緒にやりたかった。対抗戦もやりたかったし、とにかく勝ちたかった。他大学の人たちともまだまだレースで一緒に泳ぎたかったし、練習も一緒にやりたかった。




……




あげればキリがないのでこの辺で止めます笑。
まあ、これも一つの運命。受け入れるしかありません。もっと速くなりたかったとか色々あるけど、こんな時期にここまでやれただけでも幸せ者です。最後の試合も直前になって出れるかどうか、なんて状況になったけど、ちゃんとレースができた。これだけでも十分。まあ、引退レースの結果はさておき笑。
でも、あんな終わり方もある意味自分らしい終わり方だったのかもしれません笑。
 



振り返れば、練習もとにかくきつかったし、レースもうまくいかないことの方がずっと多かった。自分が不甲斐なさすぎて、レース終わった帰りで泣いて帰ったこともあった。特に去年の関国でのリレーなんて、二度と思い出したくない。(あの時、りょうせいには本当に救われました。ありがとう)
本当に思い通り、もしくは心から納得いったレースの数なんて片手で足りるくらいだったと思う。やっててよかったってレースで思える瞬間は本当に少しだけ。でも、その瞬間が本当に嬉しいし、その記憶はきつい思い出よりもずっと心に強く残り続ける。だから最後まで続けられたし、練習も頑張って来れた。

本当に楽しかった4年間でした。水泳部に入れて、みんなと出会えて幸せでした。








そして。


ここからはみんなに伝えたいこと。というかこうあって欲しいっていう願いもあるかな。






今いるみんなに伝えたいのは、競泳に対して本気で向き合って欲しいってこと。そして、外から見てて応援したいって思ってもらえるようなチームであって欲しいってこと。




敢えてここでは「水泳」と言わずに「競泳」と書きました。
めちゃくちゃ当たり前のことからだけど、楽しむって大事。というか一番大事なこと。大前提だけど、楽しくなかったらずっとは続けられない(この話、前にブログで書いたことあったはず笑。そしてあやかも書いてましたね)。これ忘れてたら苦しくなるだけだけど、ただ楽しいだけでいいのか?それなら趣味くらいが丁度いいのでは?



じゃあ、何のために部活できつい練習に耐えながら泳いでいるのか?



この水泳部は上からインカレ出るレベルの人から下は初心者のレベルまで、いろんな競技力を持った人が存在する。目指すところに必然的に違いが出てくるのはどうしようも無いことだけど、どのレベルであろうと「ちょっとでも速くなりたい」、とか「あいつに勝ちたい」って気持ちを捨ててしまったらそれはわざわざ部活に入って水泳をする必要はないと思う。
部活に入って競泳やるなら本気で向き合う。すごく当たり前の話だけど、本気で向き合ってる人たちに対しては必然的に応援したいって周りの人は思うはず。そして、それが部活でやる一つの目的だと思う。


もう一つ。部に対しての一番手っ取り早い貢献の仕方は間違いなく速く泳ぐことだと思う(ある他大学の同期の人の引退ブログにも書かれてあった話です。そのまま載っけてもいいけど、それだと何されるか分からないのでここでは割愛します笑)。
もちろん、例えば団体戦とかで決勝に全然届かなくて、点取れないって人もいる。なんなら出れないって人もいる。でも、よく大学水泳では団体戦って強く意識されるけど、ここでは点取る以上の貢献なんてない。まずはこれが一番。そして、例え全然決勝に届かなくても、点が取れなくても、大ベストとかならチームは盛り上がりますよね?


競泳を楽しみつつ、そして速く、強くなるための努力は忘れないでください。自分に厳しく、本気で向き合うこと。真面目に頑張ってる人たちに対しては、きっと応援したいって思える人たちがたくさんついてくるはずです。そして、それがもっともっと強くていいチームになっていくはずです。







自分たちが入った時は、当時一番目標にしてた関カレで3部に落ちてしまったところから始まった。そっから一部校までいったり、七帝で優勝したり。
強くなるために、色々制度が変わったり、他大学の合宿や練習にいっていいところを学びに行ったり。本当にとってもいいチームになったと思います。





色々書きましたが、今のみんなに対して心配はしていません。実際にそういう気持ちでやってる人はたくさんいるから。人それぞれ、速くなるために必要なことは変わってくるから時にやり方でぶつかることはあるかもしれないけど、大いに悩みながら、最適解を見つけてもっともっとよくしていってください。
そして、この先もずっとずっと強くて、いいチームであり続けてください。みんななら、来年、再来年と、もっともっと強くていいチームを作っていけるはず。応援してます。







最後に。
先輩方、同期のみんな、後輩達、他大学の方々、水泳をさせてくれた両親、そして、今までの自分の水泳人生に関わってきた方々全てに感謝です!本当にありがとうございました!





2020.12.10
時任晃成