かわにし、引退します | 大阪大学体育会水泳部のブログ

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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

こんにちは
4回生の川西彩加です。


ついにとうとうこれを書く日がやってきてしまいました。書いたり消したりを毎日繰り返してやっと投稿します。



①水泳部に入るまで

②水泳部に入って

③悩んだこと

④大事にしてほしいこと

⑤みんなへ


って感じで書いていきます。

長いですが最後まで読んでくれたら嬉しいです。



①水泳


小学一年生で競泳の世界に足を踏み入れました。

選手コースで泳ぐお兄ちゃんに憧れたからです。


小中学生のころは何もかも水泳にささげて、友達と遊んだ記憶がほとんどないです。


S1でベストが出なかった5年半は本当に辛かった。

毎回招集で手足が震えて、レース後速くなりたいって泣いていたのが昨日のようです。


受験生の頃は、練習後、ダウンもせず泣きながらチャリを漕いで急いで塾に行ってました。


決して楽しいだけではない日々でしたが、それでもなぜか辞める選択肢が私にはありませんでした。


友達の存在もあったし、もちろん楽しいことも嬉しいこともたくさんあったし、水泳のおかげでたくさん良い景色を見せてもらえたから、またあの景色を見たいと思ってひたすら耐えていました。



この先こんな苦しい経験なかなかしないだろうなと思います。


②水泳部


紆余曲折あり、阪大水泳部に入った頃の私は、エンジョイスイマーになろうと思っていました。


浪人したし、スランプも経験したし、高3でやりきったなぁって満足して終わったからです。


そして、"水泳"の楽しさも難しさも、そこで得る喜びも苦しみも味わいきったと思っていました。


タイムを気にするのも、苦しいのに息を止めるのも、もう嫌でした。




しかし、阪大水泳部での練習、試合は私の知っているものとは全く異なりました。1人で練習に耐えて、1人で緊張して、1人で泣いていたそれまでとは全く異なりました。


自分たち主体で動いて、声をかけあって

特に三回生になってからは後輩に

「あやかさん、まだあげれますよ」とか

「落としたらやり直しですよ」とか、

無言でニヤッと見つめられたりとか、

煽ってもらえて、しんどいことが心地よく楽しかったです。


水泳部には練習中後輩に煽られて「あ?」とか思う人いないので、積極的に先輩を煽ってください。


私だけかもしれませんが、後輩に煽られると嬉しくてなんでもやっちゃいました。(バトルロープのレスト中の腕立ては格別)



速くなれそうってわくわくしながらゼーゼー言っていました。レース前も1人で緊張を背負うことがなくなって、手足が震えることもありませんでした。



水泳部という私の居場所が、水泳部のみんなが、知らなかった世界を教えてくれました。



誰かのレースで涙すること、全国各地の他大学と仲良くなること、OBOGの方々とお話しすること、、、など、なかなかできない経験ができました。



想像していた引退とは、大きくかけ離れた形での引退でしたが、水泳人生、水泳部生活には何の後悔もありません。全力で楽しんで、全力で練習できました。


練習に関しても、遊びに関しても、あの時サボったなとか、あの時妥協したなっていう記憶が全くないぐらい、水泳、水泳部に没頭できました。



ラストレースもたのしかったです!!




気づいたら入っていた部活でしたが、水泳部のみんなに会いたくて、もう一度一緒に練習したくてこの1ヶ月間引退せずにいました。



大学での水泳は、タイムとかレベルは昔の自分にかすりもできなかったけど、それでも、水泳人生で1番水泳が大好きな期間でした。




③悩んだこと


良い思い出ばかりが思い出されてきますが、よく考えると、正直色々ありました。その度にいろんな人にお世話になりました。


私が悩んでいるのを心配して声をかけてくれる先輩、後輩、同回生がいました。

1人で抱え込むなよっていう言葉死ぬほどかけてもらいました。



はじめは人に頼ることが苦手で、素直に自分の弱さを見せることができませんでした。

でも、今では、4回生のなんでもしゃべる二大人物になってしまうほどみんなのことを信頼して話せるようになりました。(もう1人は自明)


練習メニューを作るだけでメンタル死んでる私が、主将なんて務められるのかと不安でいっぱいでしたが、背中を押してくれる人がたくさんいました。


前に出て何かをする機会は少なかったし、主将らしいかっこいいことは何もできずに毎日過ぎていってしまいました。



ただ、主将として、最上回生として、水泳部と水泳をだれよりも好きでいることと、練習頑張って、盛り上げて、みんなの前でベストを出すことだけは絶対にやり通そうと思っていました。


できていたかどうかはわかりませんが、無理に笑顔を作ることもなく、自然に笑っていられました。それもこれも、みんなのおかげです。力借りまくりました。ありがとう。


私なんかが、偉そうに注意していいんかなとか、泳ぎとかオーダーに口出していいんかなとか、今まで自分にしか時間を注がなかった分、不安と恐怖に駆られることもありました。

そんな時、ついていきたいという言葉に死ぬほど助けられました。ありがとう。




④大事にしてほしいこと



3年半で私が身をもって学んだことです。


1つ目は、人に頼ること


考えても考えても1人で解決できないとき、辛いことがあったとき、信頼できる人1人でもいいから吐き出してみてください。

直接的な解決にならなくても、本当にめっちゃ楽になります。


部員でも、友達でも、OBでも、親でも誰でもいいです。

潰れそうになったら、変なプライド捨てて頼ってください。



2つ目は、伝え方を考えること


これは私がずっと気をつけていたことです。


誰かに注意しないといけない時、自分の考えと異なる意見に遭遇した時、自分の意見の伝え方を間違ってしまうと、本当に伝えたいことが伝わらず、損してしまいます。


誰もあなたを傷つけたくて言ってるんじゃないと思います。

それぞれバックグラウンドが違うから、価値観が違って当たり前です。

自分の考えを捨てろというわけではなく、そんな考えもあるのかと一度聞いてみてください。

自分の引き出しを増やすチャンスです。


相手と自分のこれからのために、相手を思いやる気持ちを忘れないでください。


そうすれば、きっと、みんなのことが大好きになれます。


3つ目

いろんなことに挑戦すること


小学校高学年ぐらいからずっとずっとFr専門で(長距離短距離中距離短距離と距離は変わりましたが)自分はFr専門だと思い込んでいました。


しかし、スイミングの選手コースでIMの練習をするようになり、瑞樹さんにもIMを勧められて、3回生の春に出てみたら意外と良いタイムが出ました。


そこから、もっとやればFrよりも泳げるかもと思って練習しました。


関カレでは奇跡的に優勝ができて、七帝では400IMにも挑戦できて、めっちゃ嬉しかったです。最後のシーズンは、IMメインで終わろうと思ってたぐらいです。


生涯ベストなんて入部時は諦めていました。

でも、50Fr200IMで生涯ベストが出せたことは、素直に嬉しいです。挑戦してよかったなと思います。


水泳以外のことにもいろんなことに挑戦すればよかったなぁとそこは後悔してます、、、


4つ目は、楽しむこと

1番大事です。

楽しんでください。何事も自分の成長する糧です。

笑ってたらいいことあります。



⑤みんなへ


最後に、みんなへ

11人に書くのはやめておきます。

ご飯誘ってください🍚


1回生

会ったことがない子がほとんどですね、、、

水泳部に入ってくれてありがとう!

何人かと一緒に練習できたことが本当に幸せです。

あと3年間、思い切り楽しんで、いろんな人と仲良くなってください。水泳部は大体何かネタ持ってます。



2回生

2回生にはめっちゃ遊んでもらいました。

練習盛り上げる力がピカイチで、私が練習楽しかったのは2回生のおかげと言っても過言ではありません。

個性豊かなメンバーがそろっているので、また話聞かせてほしいです。

引退しても遊んでね。



3回生

私たちの回生よりも遥かに大人で頼もしい気がして、どっちが先輩なのかわからなくなったこともありました笑

頼りない先輩だったかもしれないけど、見守ってくれてありがとう。いつも心配してくれて、優しい声をかけてくれて、救われました。これから先、どうなるか全くわからなくて不安だと思います。でも、ラストシーズン本当に応援してます。楽しむことを忘れずに、息抜きしたいときは呼んでね。



4回生

優しい人たちばっかりでした。仲良くしてくれてありがとう。いろいろあったけど、誰になにを言われようと私はこの回生でよかったって心から思ってます。



OBOGの方々

たくさんの温かいご声援、ご協力のおかげで最後まで悔いなく部活動をすることができました。

ありがとうございました。

今後は、OGとして後輩たちを応援したいと思っております。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。



そして、、、

見てるか見てないかわからないけど、1番家族に感謝しています。3歳で水泳を始めた時から、心配や苦労をかけながらも、誰よりも応援してくれました。結果が出ない時も結果が出た時も一緒に泣いてくれることが、わたしが水泳を好きでいる理由の一つです。水泳に出会わせてくれてありがとう。


今まで私に関わってくれたすべての人に感謝しています。ありがとうございました!










〜覇願大笑〜

2020.9.4

川西彩加