お疲れ様です。4回生になりました植野です。
ご無沙汰してます。初めましての人もいるかな。
正直自分が引退ブログを書くのが回生の中で前半になるとは思いもしませんでした。
ほとんど練習をしないまま迎えた引退レース(100mタイムどり)は1分10秒。1回生のときの阪名よりは速く泳げたけども…。
せめて引退ブログだけは少し考えて書いておきます。
とはいえ、山田君みたいに文才があるわけでもないので、いつも通り思ってることを書き連ねるだけの痛いものになりそうですがご了承ください。
高校の時の僕は奈良県から近畿大会に行くのがやっと、全国大会なんて天地がひっくり返っても無理、みたいなレベルの選手でした。
数学がしたくて入ったはずの大阪大学で、特に入りたい団体もなく、とりあえず体験練に行ってみたのが、阪大水泳部生活の始まりでした。
1回生の頃は練習や試合での仕事が多く、特に試合は「レースよりも応援の方がしんどいのでは?」と思うくらい辛かったことを覚えています。
そんな中、僕にとって唯一楽しいと思える試合が毎年ある全国公でした。
高校では近畿がやっとだったのが、標準記録を切るだけで“全国大会”に出られて、しかもその記録はインカレよりは現実的と来たもんですから、これの個人切りを目指さない理由がありませんでした。
そんな感じで出られた1年目の全国公は、楽しくてしょうがなかったです。遠征ってだけで楽しいし、屋外プールってだけで開放感あるし、
1回生のあまりの少なさに先輩が気を使って応援替わってくれるし、1500の間にかき氷も食べました。
普段見られない関西圏外の速い人の平泳ぎを特等席から見られるし、そういう人たちと同じ召集所の空気を吸える。どれもこれも高校までの水泳人生では感じられなかった楽しさです。
まあしんどい顔することもあったかもしれないですが、総じて良い思い出です。
2回生の時も3回生の時も、そんな感じで楽しみました。去年はベストも出せたし。
良い記憶しかない試合なだけに、自分の引退年の今年無いのは本当に本当に残念です。
去年出られなかった後輩と一緒に出て、組は違うやろうけど一緒に泳ぎたかった。
1回生の人たちと春から練習したかったし、最後に全国公でバシッとベスト出して終わりたかった。
水泳と部活に関しては、今はそんな思いです。
途中、自分とは考えが合わない人が多すぎることに病んで、練習のモチベまで無くなってた時期があったしっぺ返しかな。
考えが合う人なんて、周りに1人2人いれば十分幸せらしいです。何かで読みました。
そう思うと幾分か楽に過ごせることにも気づきました。
誰かさんに言われた「水泳部って自分を成長させられる場所やと思うねん」って言葉は、しんどいときにその都度自分の悩みを「水泳部」のところに当てはめて大事にしていこうと思います。
本人言ったこと覚えてるかわからんけど。
去年の4回生の引退式の話を聞いてから、自分が引退する時は心から言えるのか疑問に思っていました。
やる気の起伏は激しかったし、最終目標に据えていた全国公は自分じゃどうしようもない理由で流れたし。
でも、それでも今は、ちゃんと言えそうです。例年通りの引退式があるのかは分からないので先に言っておきます。
「水泳部に入ってよかった!」
あのとき川西に誘われて始発で体験練に行ってよかった。もえさんのゴリ押しに押されて入部を決めてよかった。
何回も後悔したけど、引退した今、こう思えていてよかったです。
僕はあと2年半吹田キャンパスにいられることになったので、また見かけたら声かけてください(笑)
しょうもない、尊敬するに値しないような部員でしたが、今までありがとうございました。
こんな憎たらしい後輩のこと面倒見てくださった先輩方、ありがとうございました。
最後の不甲斐ないレースを見届けてくれたC面の皆、ありがとう!