君の膵臓をたべたい | 大阪大学体育会水泳部のブログ

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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!





お久しぶりです。
4回の松田です。



もうすぐ部活が始まるようですね。


確定新歓も決まったそうで
いろいろ動き始めました。



まだ自粛で家でだらだらな人も多そう。


部活が始まったら
怪我には気をつけてください。




僕はというと

YouTube見て、ウイイレして、たまに院試の勉強して、
そんなだらだら生活にさっさと終わりを告げ、



今は毎日、
なけなしの元気と共に
大学に行ってます。



朝練のない生活は
睡眠時間こそ取れるものの、



胸板の薄さと
本当にほんの少しの脂肪が
気になります。



僕、結構細くなっちゃいました。













引退ブログになります。


幼・小での10年間、大学での3年間の水泳人生に
幕を下ろす時が来ました。



9月に試合が開催されることも発表され
もう少し続けるという選択肢もありましたが、



院試もありますし


予想のつかない未来にぼんやり身を任せるよりも
さっさと区切りをつけて
前に進んだ方が


僕には清々しく終われるように感じたので



他の同回よりは一歩早く
引退を決めました。



他のみんなほど
最後にこだわる性格ではないのもあるかな
(タッチ流すみたいな)



1回生のお顔を見ることなく
引退するのは少し悲しいけど
しょうがないですね。







土日の新歓に来てくれた1回生へ


説明会に来てくれてありがとうございました。

全く知らない人の引退ブログだろうけど
ぜひ読んでみてください。














つい先日、
昔からよくお世話になっていた恩師が
勇退されました。



宝塚に引っ越してきてすぐの僕を
「呼吸の時にキックが止まらないから」
という理由で


バタフライや平泳ぎもろくに習ってないのに


競泳の世界に誘ってくださったのが始めでした。




当時は
クラブ恒例のきつい練習が本当に嫌いで



しんどいし
やり直しさせられるし
怒鳴られるし



とにかく毎日が地獄みたいな感じでした。



それでも
試合の結果だけは周りより優れていたので



少なくとも悪い気分にはならなかったし、
試合だけは楽しめていました。




試合の速報をみて、

知らない同級生のタイムに対して
こいつおっそいな〜〜〜〜〜
って頻繁に思っていました。




(性格悪い)







でも
大きな失敗をしてしまったり
怪我をしたりして
ぼけぼけ水泳していたら



自分より速い人が結構出てきて、



試合も楽しめなくなり、



中学に入ってすぐ
競泳の世界を離れました。
















高校でハンドボールに打ち込んでいたら
気付いたら浪人していて、


でもその浪人中に
ふと水泳したいって思って



そんな単純な理由で
阪大水泳部に入ることを選びました。



またいい成績残せるかなっていう
淡い期待を持っていて



2年でインカレ
3年でインカレ決勝
4年で東京オリンピック



という目標を立てたりしていたのですが




("コロナのせいで"オリンピックは無理でした)




そこまで甘くはなかったです。




6年という大きなブランクの壁は
全く壊せなくて、


思ったほどタイムは伸びず
自分より速い人だらけだし



そのせいか
試合を楽しいと思えたことはあまりなく、



試合が来るたびに苦痛でした。





でも引退試合なくなったのは
さすがに悲しかったです。。










阪大水泳部として3年間活動してきて、



水泳が好きですか?と聞かれたときに
すぐ"好きです"と答えられる瞬間は



あまり多くはありませんでした。



水泳部に入ったのは失敗だったかなと
思ったり


水泳じゃなくて
また別の新しいスポーツでも
挑戦してみたらよかったかなとか
思ったりしたけれど




本当に好きなことを見つけるのもまた
難しいのかなと思います。



一瞬好きになったものを
今後もずっと好きでいられるかなんて



ほんの少し足を踏み入れるだけでは
わからないことだし、



水泳以外の別の選択をして、


少し足を踏み入れてから
間違いだったと気づくよりも、



慣れ親しんだ水泳で

ぼちぼち泳ぐ方が



僕にはいい選択だったのかもしれない。



それは今でもわからないし
これからもわからないことです。









そんな大学での水泳だったけれど、



先輩、後輩、同期と
追いつき追い越せ
練習するのは楽しかったし、






朝練した後の世界は
周りの寝起きの人たちよりも
絶対有意義な時間を過ごしているという
謎に誇らしい気分になれたし、



部活に入ったことで
だれがちな大学生活の中でも
人間らしい生活を送れることができたし、




個人競技の水泳なのに
団体競技のような盛り上がりで
一つの目標に向かって戦えたことは
人生でめったにできない経験だったし、






当たり前に思えるかもしれないけど、




こういう当たり前に対して
ちゃんと幸せに感じることができたし、




阪大水泳部を選んで良かったと思えること
本当にたくさんありました。












こうすればよかった
ああしておけばよかった



後悔することはとても多いし
キリがないです。




水泳だけじゃなくて
部活や人間関係などあらゆるものに対して



嬉しいことを含め
苦しいことや辛いこと



全ての瞬間を色々な視点から
もっと楽しめていたら



よりよい部活生活を送れていたのかなって
思います。







僕で言うと
昔のことなんてさっさと忘れて
周りのことなんか気にせず


目の前のタイムを伸ばすことだけに
集中していれば


絶対もっと楽しかった。








あまり模範的な部員ではないし
後輩に伝えられることも多くはないけれど



伝えるとしたら1つだけ



一瞬一瞬をしっかり楽しんでください。




ありきたりだけど
これを意識すること
意外と大切だなと実感しました。



引退式で先輩方みなさん
4年間短いとおっしゃっているのを聞いてきたけど



やっぱりおっしゃる通り
短かったです。



引退まで意外とすぐだから


一瞬一瞬を無駄にしないように








ね。














「あなたにとって水泳とは?」




以前のブログにも書いたのですが
これ今答えられますか?



僕の答えは





「自分を作ってくれたもの」



楽しい
嬉しい
悲しい



全ての感情を経験させてくれました。



仲間の大切さ
何か目標に向かって努力すること




人間らしい生き方を教えてくれました。




水泳で得たものが
今の自分のほとんどを作り上げている気がします。




めちゃめちゃ好きにはなれなかったけど
水泳に出会えて
本当によかったです。



水泳がなかったら、






水泳がなくても
ハンドボールとかして
人間らしく生きているだろうけど





もっとありきたりな人生だったかもしれません。




僕の人生に水泳は
欠かせないピース。















50Frで引退するって
去年からずっと決めていたので、


引退試合は無くなりましたが、


先日ナックルで
引退レースをしてきました。






1組4コース 西山
1組5コース 松田







来てくれたみんな、
本当にありがとう。


ぎりぎり密とは言えないだろう人数
集まってくれました。







タイムは、









"26.05"
 




全然まだ現役で行けそう



体験入部のときは35秒でしたから
かなりの成長です。




となりで泳いでくれたKご
ありがとう。





練習環境が整わない方も多い中
最後にこうして
泳いで締めくくることができて
よかったです。








思いのままに書いてみました。

この辺りで終わります。
長くなってしまいすいません。
最後までお読みいただきありがとうございました。




コメントたくさんお待ちしております。
暇だったらコメント返すかもしれません。




最後になりましたが、

3年間の活動で関わってくださった
すべての皆さま


今まで本当にありがとうございました。

またいつかどこかでお会いしましょう。