お疲れ様です。4回生の南野です。
今日が最後の阪大水泳部での練習でした。
まだ引退の実感が湧きませんね。笑
これでブログを書くのも最後です。
最後のブログは僕の大学水泳生活を振り返ろうと思います。
ちょっと長くなります。
大学では水泳部に入る気はありませんでしたが、入学して最初に勧誘されたのが水泳部で、なんとなくその場で入部を決めました。
軽い気持ちで入部した僕でしたが、受験ブランクは想像以上に大きく、8月になっても生涯ベストを更新できずにいました。
結果が全然出ず、入部した選択が正しかったのかを悩んだ僕でしたが、そんな悩みがなくなったきっかけがありました。
それは当時の4回生の引退
僕が1回生の時の4回生は競技面でも人間的にも尊敬する先輩ばかりで、僕の憧れでした。
当時の4回生との思い出の中でも特に覚えている事があります。
それはインカレコンパが終わった後に
「途中で必ず伸び悩む時期が来ると思う。
でも、そんな時は落ち込んで立ち止まるんじゃなくて、自分が引退する時、どんな泳ぎをしたいかを考えてほしい。」
と言われたことです。
これを言ってくれたのは熊谷さんと言う方でした。
その言葉を受けてから、僕の迷いは無くなりました。
シーズンが終わり、オフ明け最初の試合で大ベストを更新しました。
それから2年の夏までは毎試合ベストを更新しました。
生涯ベストも更新して、全国公も切れて、この時は水泳が本当に楽しかったです。
このまま何秒でも伸ばせる気がしてました。
でも、この時僕はba面で5番手で、3面の試合には出れませんでした。
空いていたimの枠で試合には出させてもらってましたが、S1で出れないのはとても悔しかったです。
悔しい想いをしたまま2回生のシーズンを終えた僕は、昨年以上にオフシーズンの練習を頑張りました。ミドロン合宿や他大の練習にも積極的に参加しました。
2回生の終わり、冬場はかなり調子が良く、練習後の100diveでベスト+1で泳げるくらいでした。
4月の春短ではベストが出る確信がありました。
しかし、4月になって体調を崩してしまい1週間練習に参加できず、結局そのまま体が戻らないまま春短を迎えました。
練習に復帰してからも調子が戻らず、泳げば泳ぐほど遅くなっていきました。
3年生のシーズンはまともなタイムで泳げた試合が1つもなく、自分の中学の時のベストより遅いタイムで泳いだことも何回かありました。
3年生の夏で水泳が楽しいと感じたことは1度も無く、それどころか退部する口実をいつも考えていました。
当時のシーズン目標であった関国優勝へ向けてチームが盛り上がってる中、僕は完全に取り残されていました。
同回生が次々とベストを更新していく中、ベスト更新どころかタイムがどんどん落ちていきました。
悔しさよりも、諦めの気持ちが大きくなり始めました。
もともと練習が嫌いなタイプではなかったのに、この時は練習に行くのも試合で泳ぐのも嫌で、部活が全く楽しくありませんでした。
退部しなかったのは、幹部に入っていて退部しにくかったのと、同回生からの励ましがあったのと、あとは1回生の時の4回生の引退が記憶に残っていたからです。
どれか1つでも欠けていたら間違いなく退部していました。
結局1回もベストが出ないまま3年のシーズンが終わりました。
先輩たちが引退して、自分たちが最上回生になりました。
冬場の強練を超えて迎えた春短、2年ぶりに100baのベストを更新できました。
忘れていた、ベストを出した時のあの高揚感、絶対に引退レースはベストで終えてやる、そう決めました。
そして4回生の夏が始まりました。
振り返るとこんな感じです。
楽しい時期より辛い時間の方が圧倒的に長かったし、満足できたレースもほとんどないし、副将らしいことも何もできていません。
水泳人生を振り返ってみて、僕が後輩たちに伝えたいことは3つです。
1つ目は、部活で過ごす3年ちょっとの間に立ち止まっている暇などないということ。
2つ目は、悩んだ時には水泳部の仲間を頼ってほしいということ。
3つ目は、部活を続けさせるのも辞めさせるのも同回生だということ。
僕は3回生のシーズンは立ち止まっていただけで全く前に進めませんでした。
思い返すと、当時は練習中にビデオ撮ってもらったり、友達にフォーム見てアドバイス貰ったりというのが今に比べて少なかったです。
もし伸び悩んでしまったら、水泳部の仲間を頼ってほしいです。
水泳部には、主任の晋や、主将の彩加、そしてメニュー陣のまっちゃん、名南子、昌哉、時任さん、水泳に対して真摯に向き合う頼もしい人ばかりです。
きっとメニュー陣の人たちは、迷った時に適切なアドバイスをしてくれるはずです。
もし、水泳部を続けるのがしんどくなった時は、同回生に頼りましょう。
結局、部活を続けるか辞めるかを決める時に最後に考えるのは同回生の存在です。
僕の回生には、最後の最後まで必死で全国公の制限突破を目指したり、インカレを割っても満足することなく常に上を目指したりする仲間がいました。

写真:常に上を目指す仲間
僕が立ち止まっている時も進み続ける同回生の姿を見て、
もう一度頑張ろう。
そう思うことができました。
もし近くに思い悩んでいる仲間がいたら、力になってあげてください。
僕は退部を考えていた時、阪大水泳部の人には相談しませんでした。
そのせいで長く立ち止まってたのかもしれませんね。
もし、もっと早く相談していれば何か変わっていたかもしれません。
でも、そんなことを言ったところで、僕が水泳部で過ごす時間は残り僅かです。
1年前は水泳を辞めるかどうか悩んでいましたが、今は違います。
自分が全国公でベストを出して引退するためにこの日まで続けてきました。
残り2レース、何が何でもベスト出して引退します。
絶対に絶対にベストだして、
チームを引っ張ってくれた承と瑞樹、
強練でお世話になった彩加とまっちゃん、晋、
練習でタイムをとってくれたあずあんどゆかなつみあつししほしほなみきちゃんみっちー社長、
そして大親友あっしー、
他にもお世話になった全員に、結果で恩返しできたらなと思います。
今まで本当にありがとう!!

BBの練習では特にお世話になりました。
今年のチームスローガンは百花繚乱。
最後に僕も花咲かせます。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメントくしてくれると嬉しいです。
明日のブログはあっしーです!
Go! 阪大
〜百花繚乱〜