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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

今日16:00提出期限のレポート、進みません。東南アジアの映像作品を見る授業だったのですが、最も強く印象に残ったことについて問いを設定し、1500字程度で述べなくてはいけません。
問いを設定しようとしてから丸2日が経過しています。


どうか応援してください。二回生の安東です。



今日のピンズは、50m4本5セットのハードがメインでした。
泉さんのご厚意で、早抜けの僕とつくちゃんはプルを飛ばしてメインを泳がせてもらいました。

キックは、自分なりに姿勢良く泳げているつもりでいましたが、上から見ていただいた梨央さんによると「ぐらぐら」だそうです笑 反省。

この前の京短もそうでしたが、最近自分の泳いでいると思っている泳ぎ方と、実際自分が泳いでいる泳ぎ方がかけ離れています。感覚との乖離を改善しなければいけません。またマネさんの力を借りて泳ぎを見てもらおうと思います。お世話になります。よろしくお願いします!

メインは200mFrの気持ちで、37〜38秒くらいを継続して泳ぐのを目標にしました。

時間の関係で3セットしかできませんでしたが、結果その3セットとも、1、2本目と3、4本目でタイムが離れてしまいました。腕が先に疲れます。35mあたりで心が折れそうになるのをキックでなんとかごまかして泳ぎきるという感じでした。

今週は頭部をしっかり中に入れて泳ぐことを意識していますが、そこに意識がいくと前が見づらくてターンが変になりかけます。早く慣れたいです。



冬も真っ盛りですね。今回の冬は、なぜか雪があまり降らずただただ寒いだけの毎日です。

寒い日が毎日続き、心もどんどん冷えて下向きに…

この時期はどうしても多くなってしまうみたいですね。僕らにとっても例外ではないようです。たくさんのテストをこなしてホッとできるのもつかの間、強練に突入して合宿、新たな強練と、スケジュールは詰まっています。

辛い練習がこれから続くという事実を目の当たりにしている今、どうしても口から出てしまうのは前向きな言葉ではなく、どちらかというと後ろ向きな、マイナスな言葉だったりします。


近頃の曜日筋では、とある極楽寺の次男坊がこう漏らします。
「最近ずっとマイナス発言ばかりしてるなぁ」
「またマイナスなこと言うてしまったなぁ」
「はぁ(ため息)」

また、こう続けます。
「自分だけの時はいいけど、みんながおる前でマイナスなこと言うたらあかんって分かってんねんけどなぁ」
「はぁ(ため息)(慌ててため息を吸う音)」


息を吸うようにため息をつくもんだから、筋トレメンバー全員でそのため息を吸います。個人的にはこのやり取りが好きなのでどんどんため息をついてくれという感じですが、当の本人はそういうわけにはいかないようです。

やってはいけないことをしているからそれをやめなくてはいけない。でもやめられない。ちょっと大げさですが、こんな気持ちが彼を支配しているのかもしれない。



でも、昔から、僕たちはしてはいけないと思うものほどしてしまう気がします。特に、自分の感情。


こう思ってはいけない、こう考えてはいけない。

こう思うのはもうやめよう、こう考えるのはもうやめよう。

なぜならそれは思ってはいけないことだから。考えてはいけないことだから。


今までもこういう風に自分の中で言い聞かせ、なんとか自分を前向きなほうに持っていこうとした経験、ありませんでしたか?

僕にはありました。

大事な模試の前。ここで点数を取れなければ第一志望の大学は受けられない。だから失敗してはいけない。

そう思うとだんだん緊張してきます。でも緊張したら100%の力はきっと発揮できない。だから緊張してはいけない。

本番の試験。いざ目の前にすると点数が取れるか不安になります。でも不安になってはいけない。それよりも自分を信じなくてはいけない。


レースにおいても然りです。

大事なレース直前。このレースでタイムを出さなくてはいけないという、ここ一番のレース直前。

いける!大丈夫!と前向きな言葉を自分に言い聞かせ、自分を奮い立たせてレースに臨む人がいる一方、

飛び込み失敗してしまうかもしれない、ターンやタッチがうまく合わないかもしれない、そして何よりタイムが出ないかもしれない。不安や…
そんなことを考えてしまう人だっているでしょう。

そういう人は決まってこう続けます。
だめだめ、そんなマイナスなことは考えてはいけない。
不安になってはいけない。



僕たちは、そういう時の自分にどこか厳しい。

僕はまだ21年しか生きていませんが、その21年間においても、たくさんのことにプラスな感情を抱いてきた反面、それと同じくらい、マイナスな感情を抱いてきました。

不安、緊張、悲しさ、嫌悪感、嫉妬…

そんな日常茶飯事のように出くわすマイナスな感情、本当に「いけないもの」なのでしょうか。


日々、テレビやメンタルケアのウェブサイトでまことしやかに語られる「ポジティブに!前向きに!」という言葉によって悪者にされるこの「マイナスな感情を抱く自分」、もっと大切にしてもいいはずです。


ポジティブな言葉を必死に自分に言い聞かせるより、
マイナスな感情を抱く自分を「いけない」と否定するより、
色んな感情を抱く自分と向き合い、認めてあげることの方が大事です。


不安な時、「あぁ、自分は今不安なんやな」
緊張した時、「自分は今緊張してるんやな」
練習が嫌な時だって、「自分は今練習に行きたくないんやな」


自分が抱いた感情をそのまま素直に受け止めてあげてください。「いけない」と否定するのはやめてください。

いつも明るくて、活発で、素直で、前向きで、練習にも常に真面目に取り組む、そんな理想の自分像を無理やり当てこもうとするのもやめてください。

そんな生き方は息苦しい。楽しくない。


できないことの方が多いからです。


人間、なんでもやればできるとはよく言われますが、やればできる人というのは自分を客観的に見ることができる人です。

その人の性格に合った、その人のペースに合ったことをやろうとするからできるわけです。

そうしていくうちに、徐々に徐々にいろいろなことができるようになります。
そのうちの1つが、「常にポジティブでいる」というような姿勢であったりします。

でもきっと、常にポジティブでいるような人は、「ポジティブでいよう」なんてきっと考えてはいない。物事の捉え方が、どんなことにおいても比較的前向きであることが多いだけです。


そんな人、なかなかなれるものではないでしょうし、なれなくてもいいと思います。

自分に真正面から向き合い、自分に湧いた感情をそっくりそのまま受け入れてあげれば、それで十分です。


それで劇的に何かが変わるわけではありません。マイナスな感情が消えるわけでもありません。

もしかしたら、ずっと不安なままかもしれない。悲しいままかもしれない。練習が嫌で仕方ないままかもしれない。

それでも大丈夫です。というか、それでも大丈夫だという覚悟ができるようになります。いつかは。

きっといつか不安が消えるかもしれない。この悲しさが消える時が来るかもしれない。
きっといつか、もしかしたら練習が嫌でなくなる時が来るかもしれない。


だから今は大丈夫。


それくらい、僕たちは丈夫な心を持っているはずです。


極楽寺の次男坊が日頃からブログを見ているかどうか分かりませんが、届けばいいなと思います。

僕の書くブログは本当にどうでもいいこと(真熙の紹介をしたこともありました)か本当に真面目なことかのどっちか両極端ですね笑
とりあえず、今日はますはるさんと年に一度しか同い年になれない例のあの方の誕生日を皆さん、お祝いしましょう!

明日のブログは、瑞樹さんです!


●◯●今日のビルマ語●◯●

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