過去は変えられる | 大阪大学体育会水泳部のブログ

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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

金髪にしても、ギャルに見えない4回生の谷口真布です。しょうゆ顔です。ついに引退ブログです。


まずは今日のメニューについて。
前半はキック50mでスピードを上げたあと、後半はフリープランの50ハードでした。最近はななちゃんのタイムを見るのが楽しみです。本数を重ねても、タイムが落ちなくなってきました!あつおもバタフライ速くなってきましたね。楽しみです。
私はこの1週間、実習のため大阪南部の博物館にて、弥生文化に触れています。昨日は木で火をおこしました!最近主将にサルみたいだと言われましだが、かなり人間ぽいことしてます。実習参加を許してくれた部活のみんな、ありがとう。



さて、水泳部に入ったことを振り返ってみると、大学入学までの12年間、女子校で共同生活をしてきたので、いつも一緒にいる人たちがいることは大学生活のうちでとても存在が大きかった気がします。水泳部での4年間はしんどかったこと、悔しかったことの方が多かった気がしますが、いろんなことを学ばさせてもらいました。ちょっと紹介します。

まず、現状維持は衰退と同じということ。初心者でクロールしか泳げなかったですが初めて四泳法を学習し、フリーでタイムを上げつつあるときは、楽しいのは当たり前でした。でも、タイムが伸びなくなったとき、どれだけ前向いて、もがけるかが大切なのかを実感しました。それがわからず、まあいいやで過ごした3年生の数ヶ月は、そのときどんな練習をしていたか記憶に残ってないほど無駄でした。これを特に伝えたいのはやん’s面。後輩たち、後輩に抜かされることに無感情になった途端、それはもう試合終了やと思います。悔しいという感情、絶対に勝ってやるという気持ち、絶対に忘れないように。大学水泳に無駄にしていい時間など、ないです。私の経験を反面教師に、がんばって。

2つ目、長年やってるヤツかつ楽しんでるヤツは強いこと。長年水泳をやってる人は強い。これは新入生でこの部活に入ったときから見解は変わりません。けれど、もう3年半いて思うことは、水泳を楽しんでいる人はもっと強い。常に変化することに恐れず、学ぶためなら何でもして、勝負することに恐れないこと。かっこ悪くても、良い意味でなぜこの大学生活で朝早くから泳いでいるのかを考えずに、水泳をただ愛すること。いろんな大学の中でそんな人たちを身近に見てきて、自分はどんなにがんばっても、まだまだだなと思えました。ある程度は気合と根性でできる、けれどその先に行くにはワクワクと愛が必要でした。
阪大水泳部を卒業したら、また新しい生活が始まるのですが、何かを極めていきます!楽しみにしててね。


最後に。「水が好きだから」という理由で入ってしまったこの部活にいることは正しかったのか、ついこの間まで自分に問い続ける日々がありました。ごりごりの初心者からはじめて、部活の人たちの何の役に立っているのか全然わからなくて、タイムも遅くて、最初は水泳好きな同回生に馴染めなくて、私はいないほうがいいんじゃないか、そう思ったことは数えきれません。
けれど、上記の経験ができたこと、その経験のなかで出会った人に、ほんとうにほんとうに、恵まれたことにとても感謝しています。特に、入部当初のいつ辞めるかわからない、ひょろひょろ受験生から、阪大水泳部のスイマーに心身ともに鍛えてくださった、OG真歩さん、OBのぶさんと直樹さん、私にキックを教えてくださったMIWAさんに盛大な感謝の言葉を送ります。
そして、どんなときも支えてくれた同回生、この人たちが同期でよかったと思います。後輩たちも、随分あほな先輩だと思わせてしまったと思うけど、一緒にいてくれてありがとう。今年の勧誘活動で入ってきた今の一回生は、私の特に大事な宝物です。


めちゃくちゃしんどかったけれど、生まれ変わってまた新入生になっても、それでも、また同じ「阪大水泳部」に入部を決断すると思います。


過去に起こった事実は変えることはできない。けれど、その過去をどう捉えるかは現在、そしてこれからの自分によって如何様にも変えることができる。
思い出したくないほどのつらい過去でも、今や未来がよければ、その過去はポジティブな意味付けができます。




私にとって、水泳部での日々は目が痛くなるほど鮮やかで、両手でそっと支えないと壊れてしまうほどもろくて、やけどするほどの熱い人たちに囲まれた「きれいな」思い出です。

今までありがとう。ラストレース、感謝の気持ちを込めて泳ぎます。
以上です。

明日のブログは関カレ引退者ラスト、4年間女子よりも美脚を保ち続けた福山莞爾です!