お疲れ様です。4回生の佐保です。
前回のブログは強練前の2/21でした。皆さまお久しぶりです。
最上回生になって全然ブログを書かなくなりましたが、有り難いことに競泳主任という立場になって、部員のみんなにはほぼ毎日思っていることを伝える機会があるので、ブログに書くことが本当にないんです(笑)ただ今日のブログは長くなりそうです。なんせ1年間このために頑張ってきたと言っても過言ではない試合が2日後に控えてますからね!想いを爆発させますが、お付き合いください。
私が競泳主任になって約1年。私にとってこの1年は人生の中で一番と言っていいほど、辛くて苦しくて、本当に本当に長い1年でした。
というのも、3回生の時、私が次期競泳主任になると決まってからも、代替わりして競泳主任になってからも、私の中には常に不安や劣等感がつきまとっていました。
おそらく、女子選手が競泳主任を務めるのは阪大水泳部史上私が初めてです。私が1,2,3回生とみてきた主任さんも、そのまた上の主任さん方も、みなさん部内でトップクラスの実力と経験と知識を持った素晴らしい方ばかりでした。
そんな中私は、インカレを余裕で切れるような実力がある訳でもないし、練習も弱いし、女子の中では速いとしてもそこらへんの男子にタイムでは劣ってしまうし、メニューに関する知識がめちゃくちゃある訳でもない。
こんな私が歴代の主任さんと肩を並べていいのか、これからどうやってみんなを引っ張っていけばいいのか、先が全く見えてない状態でした。
そんな中で今年のシーズン目標を立てることになりました。翔吾と話し合って、「関国男子優勝 女子3位」の目標を立てました。正直、心の中では厳しいなと思っていました。
もちろん、別の目標を立てることもできました。「関カレ2部昇格!」とか無難に「関国2位!」とか。
でも、目標を立てた時点で誰もが「これやったらいけそう」とか「普通にやってればいけるやろ」みたいな感情を抱えるような目標は、今年のスローガンである「Reborn-挑戦-」にはふさわしくないと思いました。周りが無理だと思うことを成し遂げてこそ本当の意味で「生まれ変わった」と言えると思うから。
主任として目標を達成するために、チームを変えるために私にしかできないことを考えました。とにかく、チームのために私ができることは全部やろうと心に決めました。
メニューのことを勉強したり、選手と面談したり、ミーティングしたり、練習にはとにかく全部参加して、自分が記録を伸ばすことでみんなを引っ張っていこうとしました。
しかし、オフが明けて10月から本格的に練習が始まると、みんな全然練習に来ない、下級生が仕事をしてくれない、雰囲気も悪い、こんなチームで本当にやっていけるのか、「Reborn」とか言ってるくせに本当に生まれ変われるのか、焦ってみんなを集めて、「お願いだから付いてきて」って言った日もありました。
とにかくチームを変えたい、変えなきゃいけない。それしか考えられなくなって、自分のことが考えられなくなって、自分の泳ぎができなくなりました。私が1番活躍しなきゃいけないはずなのに。私がチームを引っ張っていかなきゃいけないのに。冬場の試合は本気で選手を辞めてしまおうかと思うくらい酷い結果でした。西京極からの帰りの電車で何度も号泣しました。自分は主任失格だと何度も自分を責めました。
それでも、ここまで頑張ろうと思えたのはみんなが頑張って私についてきてくれたからです。私の分もカバーしようと頑張ってくれる同回生がいたからです。
「私は本気で関国優勝したいと思ってる。お願いだからみんな付いてきて。」そう言った日から、少しずつ、確実にこのチームは変わっていました。
私が考える、この1年で阪大水泳部が生まれ変わった1番大きな要素は「チームを想う力」「仲間を想う力」です。よく「One for All, All for One」とかって言われますが、その精神が無意識にみんなの中に根付いてるのかなと最近よく思います。チームのために泳ぐ、仲間のベストを自分のことのように喜ぶ、仲間の存在に感謝する、そういうことがごく自然にできているなと。新体制で始まった頃はあまり見られなかったことだと思います。
みんなの変化に気付いて、気持ちが楽になりました。「大丈夫、このチームならいける」と思えるようになりました。私がやったことがみんなの変化に繋がったかは分からないけど、1年かけてみんなを、チームを変えることができたのが自分にとって自信になりました。
本当にみんなにはありがとうの気持ちでいっぱいです。でも競泳主任の任期があと1ヶ月となった今、最後にみんなに心からの「ありがとう」と「おめでとう」を言ってあげたいです。
ブログを読んでいるみんなには伝わらないけど、私は今このブログを書きながらこの1年を思い出してめちゃくちゃ泣いてます(笑)
(笑)とか付けてますけど全然笑ってないです。号泣です。こう見えて(もう結構バレてるかもしれないけど)めっちゃ涙もろいです。なので、みんなのカウントダウンブログ見ながらいつも泣いてます。みんな変わったなーって。みんなありがとうって。
このチームは確実に変わりました。あとは、それを力に変えて結果を残すだけです。このチームなら優勝できると私は確信しています。
私は男子の目標に直接貢献することはできません。あとはみんながどれだけ勝ちたいと思えるか、チームのために1つでも高い点を取ってこれるかです。
関国2日目、結果発表で電光掲示板の1番上に「大阪大学」が表示される瞬間を最後までイメージし続けましょう。
そして最後にみんなで「おめでとう」「ありがとう」が言い合えるように、あと2日間最大限の準備をして関国に臨みましょう!!!
この夏、関西を沸かせるのは、関西で1番輝くのは私たちです!!!

関国まであと2日!
GO!阪大!
Reborn-挑戦-