阪大水泳部のピノキオ | 大阪大学体育会水泳部のブログ

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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

お疲れ様です。2回生の吉村承です。

今日の練習のテーマはスピードとパワーでした。明日のブロークンに備えて今日はパドルやフィンなどの道具をつけて速いスピードに乗ることを意識しました。キック、プルを通してスイムにつなげて行くイメージで練習しました。トータルは3300と少なかったためいつもより高い集中力を保ったまま練習出来たのではないでしょうか?昨日がオフだったためか今日は個人的にここ最近で1番良いタイムで泳げました。マグレではないことを信じて、来週のインカレではベスト更新して、今より高いレベルから来シーズン始めれるように頑張ります。

この間、福井で全国公がありました。昨年の全国公では100Baで20位でした。20位で電光掲示板に表示された時は正直嬉しかったです。来年は決勝に残りたいと思い、ノートにも目標として書いていました。

7月末に行われたカンカレでは自分でもビックリするタイムで奇跡の優勝ができました。この時は本当に嬉しかったですし、チーム目標も達成できるのではないかという希望で溢れていました。結果的にチーム目標は達成出来ませんでしたが個人として見てみると4種目中3種目でベスト更新でき、なかなか満足のいくカンカレでした。

みなさんご存知の通り僕はすぐ調子に乗ってしまいます。今回のカンカレなんて言うまでもなく僕が調子に乗るにはピッタリの材料でした。調子に乗ったら終わりだと分かっていたので乗らないように自分にはきつく言い聞かせていたつもりでした。

でもそうしていたつもりでも僕の鼻はみるみるうちに伸びてしまっていました。

そんなに練習しなくても僕は強いし、どんなプレッシャーにも僕は勝てる。

本当に馬鹿みたいな過信でしかないですけどどこかの自分はこんなこと考えていました。本当に馬鹿ですよね(笑)

そんな僕の鼻をへし折ったのが、この間行われた全国公です。こんなこと自分で言うのは変ですし恥ずかしいですが、誰もが僕が全国公で決勝に残るだろうと思ってたと思います。事実、僕もそうでした。カンカレが終わって天狗だった僕はノルマを消費するためだけに練習に行き、調子が悪い気がしても当日なら大丈夫だと思っていました。なぜなら僕は今シーズンの関西ランク13位だし、関西国公立の中では1番のタイムを持ってるから、、、

そんな自信だけに満ち溢れた僕はレースでは気が抜けており、ベスト+3秒で見事に予選落ち20位でした。昨年は嬉しかった20位でしたが今年は悔しい20位でした。

100Baの決勝の時に、「なんで承が観覧席にいるの?」といじられた時も笑ってごまかしてましたけど本当はそう言われることが悔しかったですし、100Brで関西から応援を受ける瑞樹のためにメガホンを持ってリードをしている自分もすごく嫌でした。

競泳に限らず、人生において1番いけないことは頑張らないでただ「欲しい欲しい」と言っていることだと思いました。どんなに強い人でも毎度上位に立てるわけではありません。これは世界で戦う選手にも僕たちにも当てはまることです。何かが欲しいならそれ相応の努力をしないといけません。

その頑張るにも種類はあります。
トップに立つための努力と入賞するための努力と。

努力するのもただ努力するのではなく自分がどのレベルを目指すのか目標を定めた上で努力する必要があります。それが本物の努力なんじゃないかなと思います。

全国公を終えて、結構色々なことを考えました。落とし穴に落ちてみないと見えない景色もあるものですね。自分の水泳との向き合い方、もう一度振り返ってみました。全国公を終えて今のところ今シーズンイチ頑張ってるように思います。今の目標は手短に言うとインカレで全種目ベストです。ビデオを撮ってもらったりフォームを修正してみたり体幹を鍛えなおしたりしてます。今までダラけた分はこんな簡単なことだけで取り戻せるなんて考えてませんが今シーズン頑張ったって言って終えられるように頑張っています。

インカレまであと7日、できることを最大限やり尽くして、大坂夏の陣を迎えます。


次のブログは佐保さんです。