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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

こんにちは、4回生の藤條です。

前回は主任として書く最後のブログでしたが、今回は選手として、阪大水泳部の一員として書く最後のブログになります。長いですが、これで最後なので許してください。

 

 

 

まずは、今日のメニューについて。

 

今日も引き続きテーパーで、各自で調整するメニューだったと思います。(僕は朝練に参加してません)昨日の練習後に佐保ちゃんが言ってましたが、この時期は強度も距離も落ちてきますがダラダラ泳ぐのがテーパーではありません。この時期だからこそ、練習前に「今日はどういうふうにメニューをこなそうかな」とか、「ドリルは何をしようか、このメニューは何秒で泳ごう」というように自分で頭を使って考えて練習しないといけません。(もちろん、毎回の練習も考えて練習しないといけませんが)

 

僕がメニューを作っていた時も、常に自分で考えて泳ぐ、ということを意識してメニューを作っていました。時には細かい指定もありましたが、僕は良い意味での放任主義だったと思ってます。

ただ泳ぐだけで速くなれるのは、水泳を始めたばかりの人や、成長期真っ只中の中高生ぐらいです。僕らはもう大学生なんだから、自分の頭を使って、考えて練習するべきです。僕たち4回生にはもう次がありませんが、1〜3回生にはまだ次があります。これからの練習では今まで以上に頭を使って練習していきましょう。

 

 

 

全国公まであと2日となりました。昨日のブログで井上も言ってましたが、僕にとっても全国公は因縁深い試合です。大学に入って様々な大会に出場させてもらってきましたが、この試合だけベストを出したことがありません。今まで3回あったにも拘らず情けないです。でも、今回は今までの水泳人生の集大成となる試合、最後は必ずベストを出して笑顔でみんなのところに帰ってきます。

 

 

 

 

 

自分にとって最後の試合。それに臨むにあたって今までの水泳人生を振り返ってみます。

 

 

僕が水泳を始めたのは小学校3年生の時。当時通ったスイミングスクールには選手コースはなく、四泳法泳げるようになろう、みたいな感じでした。なので、めちゃくちゃ泳ぎ込んだり、耐乳酸で追い込んだりしたことはありませんでした。

キツイ練習をした覚えもないくらいゆるゆるでした。そんな感じだったので徐々に練習に行かなくなり、小学校高学年の頃は月に2、3回しか泳いでなかった気がします。そんなだらだらスイマーだったので、中学校に入学し、水泳部に入部してからが僕の競技人生の始まりでした。

 

 

中学に入学した時の僕の50Frのタイムは、なんと39秒。めちゃくちゃ遅いですね。でも、部活に入ったからには真面目に練習しました。部内でも1位、2位を争うくらい頑張って練習していたと思います。そのおかげか、成長期というのもあると思いますが、タイムはどんどん伸びていきました。それは高校に入っても同じでした。試合で泳ぐたびにベスト。ベストが出なかった試合はほとんどなかったと思います。

高校最後の試合でもベストを出して終えられたので、自分の中では満足していました。そこから、1年間勉強漬けの日々を過ごし、大阪大学に入学しました。

 

今となっては水泳大好き人間な僕ですが、入学当初は大学で水泳をするつもりは全くありませんでした。水泳用具一式を実家に置いてきてたくらいです。なんで入部したのかは今でもわかりません。気づいたら水泳部のブースに行って話を聞いて入部してました。

水泳をやらないと思っていても、心のどこかでやりたい自分がいたんだと思います。入部してからは、大学では水泳やらないよ、と言っていた自分が恥ずかしいくらい部活に、水泳に夢中になってました。それは今でも変わりません。

 

 

ここからは各回生ごとに振り返ります。

 

 

1回生

1年半のブランクがありましたが、入部して一ヶ月練習して臨んだ夏季公認で高校時代の記録を超えました。ここから、第2の水泳人生がスタートしました。

 

 

2回生

今まで冬場に泳ぎ込んだことがなかったので、自分にとって始めて一年中スイム練ができた状態でシーズンを迎えました。冬強練のおかげか、前年より大幅にベストを更新しました。

 

 

3回生

ここからが辛かったです。2回生の夏シーズンが終わり、オフ明けて秋から練習再開した矢先、膝を怪我しました。ここからは本当に、怪我や故障が多かったです。冬強練後半から7月まで満足に練習できなかったです。そんな感じだったので、ベストもあまり出ませんでした。

 

 

4回生

いよいよ自分たちが最上回生になって部を引っ張っていく立場。何より、主任として過ごす最初で最後のシーズン。今までにないほど、部活に対して真剣でした。秋からは僕の生活全てが部活になりました。夢の週4日全休。その分、水泳のことを考える時間が多くなっていきました。どうしたらもっと速くなれるのか、ただひたすら考えました。自分の記録を伸ばすことも考えてましたが、自分よりもチームのみんなのことを考える時間がほとんどでした。

 

たいした選手じゃないけど、自分がアドバイスして速くなれる人がいるのなら、自分ができることは全部やる。主任になった時、自分に誓ったことです。これは最後まで貫きました。妥協したことはありません。

ここまで真剣になれるのもやっぱり水泳が心の底から好きだからなんだと思います。好きこそ物の上手なれ、とはよく言ったものです。今更ながら、自分は本当に水泳が大好きなんだと思い知らされました。

 

 

こうして振り返ってみて思うことは、自分ってこんなに水泳に対して熱かったのかということです。ここまで熱くなれるのも、このチームで水泳を続けてきたからだと思います。

毎日メニューを考えてくれる人がいたり、練習場所を確保してくれる人、外部の方々と連絡をとってくれる人、チームを引っ張ってくれる人、おもしろいことを言ってみんなを笑わしてくれる人、などなど。様々な人のおかげで、このチームは成り立っています。感謝の気持ちは常に持ち続けましょう。

 

 

 

 

阪大水泳部に入部して本当に良かった。

 

 

 

心の底からそう思います。選手として、人として、ここまで成長させてくれたこのチームに感謝しています。と同時に、このチームが大好きです。僕の大好きな阪大水泳部をこれから担っていく1〜3回生には、

 

 

 

阪大水泳部に入ってよかった。

このチームだからここまで成長できたし、これからも成長していける。

 

 

そう思えるチームでいてください。

 

 

 

 

最後にみんなへのメッセージです。

 

 

1回生

少しの間しか一緒に水泳ができなくて残念だったけど、1回生が入ってきて僕だけでなく、他のみんなも良い刺激をもらったと思う。一番伸びしろがあるのは1回生のみんな。がんばれ。

 

 

2回生

阪大水泳部の主力として活躍する2回生。まだまだ伸びる。こんなところで立ち止まらず、もっと上を目指して。みんなならできる。

 

 

3回生

後輩として一番長く付き合った3回生。僕ら4回生の成長を一番近くで見てくれたみんなには、僕ら以上に成長して1、2回生を引っ張っていってほしい。これからが楽しみ。

 

 

マネージャー

大変なメニューが多かったりで迷惑かけたけど、今までありがとう。ブログのコメントなどで感謝したいのはこっちです、ありがとう、と言ってくれたけど、やっぱりマネさんいなかったら練習できなかった。本当にありがとう。

 

 

4回生

みんなのおかげでここまでこれた。僕らが1回生の時、全国公に出れたのはたった3人。それが今年は12人も出るんだから、僕らの成長は計り知れない。僕ら以上に成長した代はこれまでになかったと思う。だからこそ、最後は最高のレースで締めくくろう。

 

 

OUSTのみんな

みんなと一緒に水泳ができて、僕は幸せ者でした。日々の辛い練習を乗り越えて、試合で活躍するみんなは本当にかっこ良かった、僕の誇りです。これからも僕の誇りであり続けてください。

 

 

 

それでは、僕が一番気に入っている写真でお別れです。今までありがとうございました。

 

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次は、堀下です。