今日は代替わり前のラスト全体練ということで、テーマは「心に残る練習を」
そのテーマにふさわしい凄まじいメニューでした。
始めにKPSとDrillで体を動かしたあと、レース水着に着替えて100のS1DiveMAX。
そして水着を着たまま50*3*2setのショートサークルの耐乳酸。
その後は50*6,50*3のKickの耐乳酸。そのままレスト無しで50のDiveMAX。
最後は25*8のHIITをしました。
長い長い耐乳酸メニューでした。
テーマ通りに心に残る練習になったのではないでしょうか。
今日は多くのOB,OGさんも来ていただき、とても盛り上がった練習でした。
来てくださった皆さん、ありがとうございました。
さて、七帝,関カレまであと少しなので、まずは吉村くんから熱い思いを伝えてもらいましょう!
お疲れ様です。2回生の吉村承です。
皆さんの記憶にも新しいと思いますが、ちょうど1週間前、関西国公立が開催されました。女子は3位、男子は全国公団体権獲得という目標を掲げて臨んだ試合でした。女子にとっては1年間目標達成に向けて努力してきた試合であり、男子は最終目標関カレ2部残留に向け、ライバルとなる他大学の現在の実力を図る絶好のチャンスとなる試合でした。
しかし、結果として女子は4位、男子は団体権をギリギリ獲得という結果になってしまいました。僕自身、このような惨敗な結果になるとは予想もしておらず、昨年のように阪大が上位入賞し、藤條さんと萌恵さんが表彰を受けることが当たり前だと思っていました。でも、実際、藤條さんも萌恵さんも僕たちと同じ観覧席から上位他大学に拍手を送ることになってしまいました。男子は関国が最終目標ではないとはいえ、やはり他大学に拍手を送るしかない閉会式を迎えてしまったことはとても辛かったですし、表彰式に出て他大学からの拍手を受けたかったです。これは「他大学が強いから」ではなく「僕たちの力不足」であると認めるしかないと思います。
関国を終え、初めて「チーム力」という言葉を考えました。今更か、と思われる方もいると思いますが、今シーズンに入り、昨年まで競い合ってた、上回ってた大学に負けるかもしれない、薄々そう感じてはいましたが、いざ現実を突きつけられるとなかなかしんどいですね。決してチームワーク力や絆で劣ってるわけではなく、練習をしていないわけでもない。この一年で全部員が大きく成長したことは間違いないです。それは断言できます。しかし現状はあれほど大きな差をつけられ、しまいには下からもグングンと他の大学に詰められています。それが僕は本当に悔しいです。阪大にはもっと輝いていて欲しいし、背中を追いかけるのではなく追いかけられるようなチームであって欲しいです。こんなチームにするのが僕の引退するまでのチームに抱く目標です。この試合を通して、そう誓いました。
皆さんは今回の大会を通してどのように感じましたか?
やっぱり人それぞれ思っていることは違うと思います。団体権取れたから安心している、ベストを出して十分にチームに貢献できた、調子が上がらず悔しい結果に終わってしまったから次は挽回してやる、、、
僕たちは今回負けてしまいました。でも、僕たちは負けたなら負けたなりに、勝ったチームには感じられない気持ちがあります。だから今の沈んだ気持ちもいつか必ず役に立ちます。それは来年かもしれないし、引退前になるかもしれないし、2週間後の関カレかもしれない。いつになるかは分かりませんがこの想いは決して無駄にしてはいけませんし、忘れてはいけません。
とにかく僕たちを取り巻く状況が悪く変わる前に僕たち自身がよりよく変わる必要があります。今のままでいいじゃないかと思う人もいるかもしれません。そういう人を世間では保守的と言います。保守的であることは決して悪いことではないです。しかし、他のチームがどんどん先へ進んでいっている時、何も変わらず保守的に走るチームはどうなるか、、、
取り残されるだけです。
では、「変わる」ということはどういうことなのか。
CHANGE→CHANCE
CHANGEというのはほんの少し変えるだけでCHANCEになります。大切なのはGをCに変えるという、ちょっとした勇気を持つことなのではないでしょうか。一人一人がこのちょっとした勇気を持つだけでそれは62人分に変わり、阪大水泳部にとって大きな勇気、この上ないチャンスとなります。一人一人がどんなちょっとした勇気を持つのかは一人一人違います。練習に対する意識かもしれないし、泳ぎのフォームかもしれません。
関カレで決勝に残れそうな人、あと2週間を大事に過ごしながら1点でも多く取りに行く覚悟を持ちましょう。あなたの競り勝ったその1点が必ず阪大を勢い付けます!でも焦りは禁物です!
決勝ギリギリまたは及ばなさそうな人、最後まで諦めないでください。1年間お世話になった堀下さん、藤條さんを最後の最後に笑顔にできるのはその1点かもしれません。恩を得点で返しましょう!
3面に入ってない人、今後僕が1番期待しているのは皆さんです。(上から目線ですみません)今シーズンは直接点数に絡むことはないかもしれませんが、今後皆さんが3面に食い込むようになればそれだけで阪大水泳部を底上げすることができます。チーム力を上げるにはまず皆さんの力が必要です。いろんな人の泳ぎを見て盗み、自分のものにしてください!
最後にリレーメンバー、レース数が重なり確実にしんどい3日間になります。ですが最後まで応援してくれる皆さんをガッカリさせるレースはもうやめましょう。これだけの目標を掲げてこのメンバーで組むリレーはもうないでしょう。この日のために今まで何度もレースを積んできました。最後に植村がタッチした時にみんなで笑顔で拳を振り上げられるようなレースにしたいですね。
あと2週間しかないですが2週間もあります。生まれ変わった阪大、魅せてやりましょう!
今日のメニューと同じくらい心に残る言葉でしたね。では続いて松浦からです。
阪大水泳部としての残り試合もあと3つとなりました。
先日の関国では、公式の対抗戦としては初めて3面に選ばれました。
関国ではベストを出すことはできませんでした。いつもの試合ならベストが出なくて「悔しい」と思うのですが、今回はそれ以上に「申し訳ない」という気持ちが強かったです。
自分のために、チームのために
今日の競泳ミーティングで言われたことです。
自分の力では決勝進出するのは難しいかもしれない。でも3面に選ばれたからにはそれに恥じない泳ぎをしなくてはならない。
それが僕がチームのためにできることなのかなと思いました。
残りの試合では50Frしか正式に泳がないので(七帝で100のOpenに出ますが)、よく考えたらもうターンすることはないんだなと、しみじみ感じました。
後ろを振り返らない。ただ前を進むのみ。
引退までの3試合、この気持ちで頑張っていきます!!
-For the moment-