得られたものは・・・ | 大阪大学体育会水泳部のブログ

大阪大学体育会水泳部のブログ

大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

お疲れ様です。一回生の吉村承です。

今日のメニューはAerobic+Race Paceでした。

Aerobicでは200mの個人メドレーと200mの自由形を5セットしました。今まではあまり内容を理解せずにこのメニューをこなしていました。個人メドレーはdesでEN2に設定されていました。メニューの意図としては自由形は脈を調節しやすい種目であるため、一本おきに入ってくる自由形で脈を調節しながら個人メドレーではEN2に抑え続けるということでした。大学になり、自分で考えて泳がないといけないメニューが増えたように感じます。特に藤條さんのメニューは考えながら泳ぐことを求められる特徴があるように感じます。自分が何を鍛えて伸ばしていきたいのかという目的を数々のレースをこなしつつ見つけ、自分なりの考えとメニュー作成者の意図とを上手く組み合わせて練習に臨むとよりよい練習に出来るのではないかと思います。僕はあまり考えていなかったので少しずつでも"考えながら"泳ぐ練習をしていきたいと思います。

Race Paceでは50×4を2setしました。4本全てR.P.にするグループと2本はレースの前半を意識し、formを一本はさんで、レースの後半を意識するグループに分かれました。僕は100に照準を合わせているので後者のグループにしました。ただ全てをハードするHard Holdにならないようにという藤條さんの注意を意識して、前半を意識するときはスタート後によく使うバサロを多めにうち、前半にする楽に大きな泳ぎをし、後半を意識するときはターン後にバサロが減るので回数を減らし最後の粘りを意識しました。後半になるとフォームが崩れて頭が左右に振れるので振れないように粘る泳ぎを意識しました。

大学生になった私たちは成長期の真っ最中にある池江選手のように泳ぐたびに速くなるという事は難しいです。では、どうするのか。日頃から考えて泳ぐしかないと思います。限られた時間の中で自分のベストパフォーマンスを越えていくためにはやはり質のいい練習をしなければいけません。ただ同じメニューをこなしていても他の人には差をつけられませんし、レギュラー入りを目指す選手にとっては、同じメニューの中でいかに差をつけるかが鍵となってくると思います。より有意義な練習をするためにも"考える"ということを大事にしていきたいです。


18日から22日まで標高200mの高地にある大阪教育大学のインカレ合宿に一回生の坂本瑞樹と参加させていただきました。

ある日、脩道さんにこの合宿の参加についての希望を聞かれました。数多くのインカレ選手が様々な大学から集まり、インカレに向けての追い込みをする合宿に、インカレに出場できるレベルに達してない自分が参加することに不安を感じましたが良い経験になると思い特別に参加させていただくことにしました。

8月12日、全国公2日目。
午前中にメドレーリレーの決勝が行われました。全国という大舞台で決勝に出場することになり緊張しましたが直樹さんとよっしーさんと組む最後のメドレーリレーであったので、良い結果を出して第一泳者として良いスタートを切ってやろうという気持ちで1分を割る気で臨みました。しかし、結果はベストプラス0.6秒という何とも言えない結果でした。まぁ朝だから仕方ないか、というしょうもない理由をつけて自分を慰めましたが直樹さんは初の55秒代を出し、よっしーさんに繋げました。アンカーを託されたよっしーさんもベストを更新し、4回生はお二人とも、大舞台で行われた阪大最後のメドレーリレーでベスト記録を更新されました。さらに、夢にも思っていなかった表彰台まであと0.3秒に迫っていたので自分の無力さを大学になり初めて痛感しました。大舞台で記録を出すトップスイマーと自分は何が違うのかを知りたくて、その日の午後によっしーさんに相談しました。よっしーさんには年間スケジュールをたて、どのレースに調子を合わせるかなどを決めて調子を合わせているということなど僕には新鮮な話をいろいろしてくださいましたが、結論はやはり"経験"だと思いました。そこで僕は合宿で絶対に何かを得て強くなろうと思い始めました。

強化練が続いていましたがそのまま四泊五日のインカレ合宿を迎えました。厳しいスケジュールだなーと思いましたが自分を追い込むにはもってこいの状況だと思いました。今回の合宿は量より質を重視するということで50mのハードがたくさんありました。また、パート別に分かれた練習もあり背泳ぎの選手たちと練習する機会もありました。自分の目標とするインカレに出場する選手と一緒に練習できてとても刺激的でした。「キックもバサロも遅い。」この事は前からの課題でありましたが改めて注意されることでより意識するようになりました。また、泳ぎについては泳速が速いと褒めてもらえたのでそこは自信になりました。神大の森圭祐さんのバサロ講習や大教の白石航平くんのスタート講習も設けられ、みんなで意見を言い合いアドバイスをもらえたりしました。普段は敵としてレーンに並んでいますがこういう場では互いのために教え合う姿がとても印象的でしたし、有意義な時間を過ごせました。4日目に合宿のメインが行われました。50mHardをし、そのタイムで隣のレーンの人と比べ、速い人順に並び直すという入れ替え戦が行われました。僕と同じ組には背泳ぎ面で組まれていましたが絶対に負けないように頑張りました。最終的には下の方まで落ちてしまいましたが1,2本目はトータルで見ても他の選手より速いタイムで泳げていました。僕はインカレを突破出来てないけど決して劣る存在ではないのだなと思いました。合宿を終えた今、その気持ちが大きいです。何かを得ようと思って臨んだ合宿。得たものは"自信"でした。いつもは負けてしまう大きな壁のような存在でしたが決して劣ってないし越えられない壁ではないと思えるようになりました。いつかは追いつき、そして追い越したいです。僕もいつかは今の4回生の皆さんのように阪大水泳部に刺激を与えられるような存在になり、いざという時には頼られるようにこれから成長していきたいです。このような成長する機会を与えてくださった大教の皆さんと合宿への参加を譲ってくださった脩道さんをはじめとする阪大水泳部インカレ面にはとても感謝しています。ありがとうございました。

{E3612AA0-6888-48BA-A486-18E4C9DCC19B}



明日は9日ぶりのオフです。疲れも溜まっている方も多いと思うのでしっかりリフレッシュして試合では良いベスト率を出してシーズンを締めくくりたいですね!

長くなってしまい申し訳有りません。

明後日のブログは後ほどコメント欄で発表させていただきます。