長水路を意識した耐乳酸でした。
普段に比べ少し長めの75mで、長水路のレースを意識したメニューとなっていました。レーススピードを意識し、後半もフォームを意識して泳ぎきれたでしょうか?
先日の関国では、ラスト25mで肉体的・精神的な弱さが出て、フォームを崩してしまいました。
そこで、上体や腰を高い位置に維持することを意識して取り組みました。
ただ、後半にスピードを落としてしまい、課題の残る結果となりました。
あと何度耐乳酸のメニューができるかわかりませんが、最後まで粘る泳ぎを練習からも意識していけたら、と思います。
「俺はまだ本気だしてないだけ」
かくいう僕も、かつてはそっち側の人間でした。
いうなれば「趣味で水泳やってる」人間。
というのも、水泳は好きで楽しくてやってはいたんですが、
レースへの拘り、つまりコンマ一秒を争う貪欲さってものは
人一倍薄かったように思います。
そしてこんな風に思っていました。
あと3年もあるし必ず速くなる。
あと2年もあるしきっと速くなるだろう。
あと1年もあるし多分速くなるはず。
そうこうしているうちに3年目のシーズンが始まりました。
現実に目を移せば、
目標であった先輩の思い出が憧れへと変わり、
遠い存在になってしまった友の背中が霞み、
すぐそこまで迫る後輩の姿がありました。
止まっていた間にも彼らは歩みを進めていたのです。
あと1年しかない。
今本気出さないでどうする。
今振り返ると、
危機感が突き動かしたのでしょうか。
憧れが突き動かしたのでしょうか。
どちらにせよ、水泳部の仲間から影響を受けたのでしょう。
この仲間の存在は、
本気になってからもいい刺激となって支えてくれています。
頼れる同期、
頼もしい後輩、
そしてようやくその背中が見えてきた友に感謝です。
本気にさせてくれたのも、水泳部の仲間。
本気を支えてくれるのも、水泳部の仲間。
本気になってこれほど面白い環境もないのではないでしょうか。
だから、
俺はまだ本気だしてないだけって思ってたら、
ちょっと本気でやってみるといい。
たぶんやめられなくなると思う。
現に僕自身がそうだから。
こんなこと言うようになるとは当時の自分も想像できないでしょう(笑)
かつての僕は
趣味で水泳をやっていた。
今の僕は
本気で競泳をやっている。
速くなりたい。勝ちたい。
そう思って練習に臨みます。
笑顔で引退できる日を夢見て。
GO 阪大 FLYHIGH。


4回 熊谷勇