『ぎふ灯り物語』に行ってきた(前編) | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。

私が大仏さまを巡るようになって、15年ほど経ちます。

もちろん、まだまだお会いしてない大仏さまはいらっしゃる。

ですが『なんとなく日本一周したかな』という感じがあるのも事実。

ですから、ただ会いに行くだけではもう物足りなくなっていて、

シュチュエーションが大事になってきているんです。

 

例えば、前回のブログの元日の奈良の大仏さまのように、

その時にしか観られないお姿を観たい!

という欲望が抑えられないんです。

奈良の大仏さまのその時しか観られないお姿は、下記のリンクよりご覧ください。
『2025年元旦を東大寺で迎える』

 

実は、毎年1月末の一週間ほどの期間に、

その時しか観られないお姿をみせてくださる大仏さまがいらっしゃいます。

それが岐阜大仏さま。

 

岐阜大仏の詳細は、もう10年前になる最初の参拝時のブログ、

『優しきオッケー大仏 岐阜大仏』

もしくは私の著書をご覧いただけたら嬉しいです。
『遥かな巨大仏 西日本の大仏たち』

 

 

SNSでの大仏パトロールが習慣となっている私は、

5年ほど前から岐阜大仏がライトアップされているという情報を得ていました。

これは大仏さまのいるお寺、正法寺でなく、岐阜市が行っているようで。

なんでも、岐阜市内の複数の場所で行われるライトアップイベントで、

正法寺はその会場のひとつらしいのです。

イベントの名は『ぎふ灯り物語』

開催期間は1月の後半の10日間ぐらいで、なぜこの期間に行われるのかは‥わかりません。

岐阜市の方に聞いてください。

 

今回はずっと気になっていたこのイベントにとうとう行ってきたよ!

というお話。

 

 

前置きが長くなりました、ここから本題です。

私はこの日、朝6時台の新幹線で東京から名古屋へ。

名古屋で大仏好きのお友達と合流。

名古屋のお寺を数ヶ所巡り(この時のことはまたいつか書くかも)、

お友達の車に乗せていただいて岐阜へ、という流れ。

 

『ぎふ灯り物語』のメイン会場である岐阜公園に着いたのは16時過ぎ。

すでに混んでいたものの、公園の第1駐車場に車を停めることができました。

車を降りて、ふと振り返ると、

本当に偶然に!唐突に!

そこにヤツがいたんです!

 

 

お気づきでしょうか?

まんまるい目と小さな四角い口を持つ、

可愛らしい建物がこちらを覗き見ていることに!!

 

その存在は知っていました。

でもまさかこんな出会い方をしようとは!

いや、持ってるな!

 

 

このなんとも可愛らしい建物は、

中節用水分水樋門(ちゅうせつようすいぶんすいひもん)という難しい名称で、

通称『ロボット水門』と呼ばれています。

 

駐車場のすぐ脇には長良川から取水した用水路が流れています。

ロボット水門はその水量を調節し、洪水から街を守る役割。

カワイイ顔して頼りになるヤツなんです。

可愛すぎる!!

 

と、ロボット水門との唐突な出会いにだいぶ気を良くした私は、

高いテンションを維持したまま、岐阜大仏さまの待つ正法寺へと向かいました。

ロボット水門から正法寺までは徒歩10分ほど。

岐阜市歴史博物館前を進んで行くと前方に独特な様式の建物が見えてきます。

 

 

この三層構造の建物が正法寺 大仏殿です。

大仏殿にすっぽりとおさまるように大仏さまがいらしゃるわけで、

その姿はまさに圧巻!!

通常の状態でも圧巻の大仏さまがライトアップされているだなんて!

ワクワクが止まりません。

 

ライトアップ開始は17時。

私が大仏殿に着いたのは5分前の16時55分。

大仏殿前にはすでに人が集まりはじめていました。

 

 

『ぎふ灯り物語』にはチケットが必要です。

入口で簡単な荷物チェックとチケット確認があり、

17時と同時に開門!!

 

大仏殿中央の扉が開き、中へと入ります!

すると現れたのは‥‥

 

 

ライトアップにより後背が真っ赤に染まった

岐阜大仏さま!!

像高13.63メートルでこちらに覆い被さるような迫力がありますが、

いつもながら優しげなお顔には大いなる癒しを感じます。

 

これまでの参拝時ではそこまで人は多くなく、

大仏さまの正面のこの位置でゆっくり時間を過ごすことができたのですが、

今日は後ろからどんどん人がやってきます。

 

 

初めて参拝する方も多いのか、みんな口々に

「すげー!!」

を連発しています。

そうだろ、凄いだろ!

と、我が事のように嬉しい気持ち。

岐阜大仏の凄さ、そして優しさはもっと知られるべきだと、

私はもう10年も前から言い続けているんですから。

 

岐阜大仏のこと、『ぎふ灯り物語』の他の会場のことなど

もう少し書きたいのですが、長くなりましたので次回に続きます。

しばしお待ちください。