圧倒的仏さまワールド 報恩寺 羅漢堂 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。

前回、前々回のブログにて、

見事な石仏が並ぶ『らかん児童公園』

スター狛犬に会える神社『盛岡天満宮』と、

岩手県の盛岡で私が

「ここは行っておきたい!」

と思うスポットをご紹介してきました。

 

ただここまでは私の偏った愛ゆえのオススメスポットで、

どちらかと言うと『隠れた名所』と思われるかもしれません。

 

最後に盛岡観光の定番…とまではいかないかもしれませんが、

歴史、文化を重視するルートなら入ってくるだろうお寺、

報恩寺さんをご紹介します。

 

すごく感動しましたので、超絶オススメです。

 

山門がめちゃめちゃカッコ良い!

 

盛岡駅から車で約10分、上盛岡駅からなら徒歩10分ほど、

というアクセスの良い場所にある報恩寺

 

 

超絶技巧な細工に目を奪われつつ山門をくぐると、

中門があってその先に真っすぐ本堂が現れます。

 

今回の私の目的は、本堂左手にある『羅漢堂』の参拝です。

羅漢堂は本堂とつながっていて、

本堂で参拝料をお納めすると参拝させていただけます。

 

 

本堂と羅漢堂とをつなぐ『鋳金原型堂』

(ここもなんだかスゴかったけど、長くなるので割愛)

という通路を進んで行くと…

 

 

見えてきました、仏さまワールド!

 

その全貌がこちら!

 

 

中央の壇上に大仏像を中心とした仏像が並び、

四方の壁には羅漢さんがビッシリひしめき合う魅惑の仏教空間!!

 

圧巻の光景に思わず

「わーー!!」

って声が出てしまって、

いけない、大きな声を出しては…と、

手で口を覆いました。

 

 

羅漢堂の内部は華厳殿(けごんでん)といって、

お釈迦様の悟りの世界を表しているそうです。

 

↑これはかなり意訳です。正確には、

『華厳殿とは華厳法界を象徴するもので、

華厳法界とは華厳経に書かれた大宇宙、

華厳経とはお釈迦様のおさとりの世界』

と説明されていました。…難しい。

 

正面中央に大仏像、左右に童子像

立っている立像はお釈迦様の十大弟子像

座っている坐像が十六羅漢像

 

 

そして四方を覆い尽くす五百羅漢像!

これがまさに圧巻といった感じです。

 

 

京都の9人の仏師により、1731(享保16)年から4年を費やして作られた、

全て寄せ木造り、漆塗りの五百羅漢。

 

やはりこの膨大な数の力の前に圧倒されるというのと、

羅漢さんというとよく言われることですが、

我々に近い存在であるがゆえ、表情や仕草が様々で楽しく、親近感がわきます。

 

 

私にとって何より素晴らしかったのは、

この羅漢堂を参拝していた時、

私たちの他に参拝者がいなかったことです。

この仏さまワールドを独り占め!!

この上なく贅沢な時間を堪能させていただきました。

 

たまたま誰もいなかったんだと思いますが、

それにしたって穴場スポット過ぎます。

もっとこの素晴らしさを皆さん知るべきではないでしょうか。

 

 

ということで、

報恩寺の羅漢堂にグッと心を持って行かれたまま、

この日、盛岡を後にしたのでした。

 

盛岡の旅ブログはここまで。

この夏の東北の旅は他にもありますが、次にどこを書くかはまだ未定です。

ただ旅に出るばかりでアウトプットをほとんどしないまま何年も経過していて、

書くべきことは山ほど溜まっています。

どうしようかな…

気長にお待ちください。