今年最初に出会った巨大仏 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。

2019年も早くも2月に突入しました。

早い…年々早い。

 

先月のようなペースで今後もブログを更新できるか…

自信はまったくありません。

原稿を書くのが激遅なんです。

とにかく、とにかく忘れないうちに、

記憶に新しいところから、書き進めていこうと思います。

 

 

ということで今回は、今年2019年元旦のお話です。

今年の1月1日、私がどこに行っていたのかというと、

四国、高知県です。

 

日本全国どこもかしこも行きたいところだらけの私ですが、

昨年「夢みる巨大仏 東日本の大仏たち」を出させていただき、

今後は主に西日本に狙いを定めております。

 

特に近畿よりも西側となると、どうしても手薄。

もはや西日本に引っ越したいというのが本音ですが、

まぁそうもいきませんので、

ことあるごとに西側に旅することになるわけです。

 

ですから、1月1日の午前中、

私は四国に向かう車の中。

淡路島を横断していました。

(縦断なのかな…どっちでしょう)

 

淡路島と言うと…

巨大仏好きが真っ先に思い浮かべるのは、

あの悲しき巨大観音さまのこと。

 

そうです、

私が2019年の最初にお会いした巨大仏、

それは、

 

 

淡路島世界平和大観音さまだったのです。

 

高さは台座部分を含め100メートル

日本で2番目に高い仙台大観音と同サイズですから、

高さにおいて、現在日本2位タイということになります。

 

所有者が亡くなられ、

残念ながら現在は廃墟になってしまっている、

悲しき巨大観音です。

 

 

お腹に穴があいてしまっているのがお分かりになるでしょうか。

わたくし、穴マニアを自称しておりますが、この穴はいただけません。

 

数年前の台風でひとつ、昨年もうひとつ、

と、徐々に崩壊が進んでおり、

本当にいつなくなるとも知れない状況です。

 

おいたわしい…

 

私が初めてこの淡路島の観音さまにお会いしたのは、

2013年のことでした。

その時点でもうすでにこちらは廃墟状態。

胎内には入れません。

胎内にも入ることのできた全盛期の頃にお会いしたかったと、心から思ったものです。

 

2013年→2015年→2019年

 

私はこのユル可愛らしい観音さまが大好きでして、

 

「お腹に穴があいた!」

「また穴があいた!!」

 

悲報を耳にするたび、心配になり定期パトロールのごとく、

参拝させていただいております。

 

今回も四国に渡る旅の途中であえて高速をおりまして、

観音さまの現状をこの目で確かめさせていただいた、

というわけです。

 

 
観音さまだけでなくその周辺施設も含め、
素人目に見てもあきらかに崩壊が進んでいるという感じ。
 
次にここに来る時にまた同じお姿を拝見できるのでしょうか…
とても心配です。
 
周辺住民の方々の安心を脅かす状況となれば、
撤去もやむなしと理解はしているのですが…
本当に撤去されたとなったら泣いてしまうかもしれません。
 
新年早々、悲しくなってしまった、
そんな切ない2019年の幕開けでございました。
 
 
次回からは四国編となる予定です。
ゆるゆる書いていきますので、
今後もどうぞお付き合いくださいませ。