今年のはじめ、奈良の大仏さまに会いに東大寺へ行きました。
その後、これまたドメジャー級に有名な阿修羅像のおわす興福寺に行き、
日本最古の仏像である飛鳥大仏さまにもお会いしました。
その詳細はこちらをどうぞ→「奈良の大仏」 「飛鳥大仏」
その飛鳥寺の近くに、もうひとつの行きたいお寺、
壺阪寺があったのですが、あえなくそこでタイムオーバー。
東京に帰って来てから
「飛鳥寺まで行ったのに壺阪寺には行かなかったの?」
的なことを何人かに言われて…
そのたびに「くぅ~~っ」と、悔しい思いをしておりました(笑)
現在開催中の「写真展 仁王さんと観音さま」 は、白い観音さまシバリの展示ですので、
壺阪寺の観音さまにもぜひ、我がチーム観音に入っていただきたい!
ということで、リベンジするべく!今年二度目の奈良へと向かいました。
これ、もう先々月の話しになります…
すみません、行ってばっかりで書くのが遅くて。
住所によればこの辺のはず…と、
奈良の自然がいっぱいな中、車を走らせていると、
山の中腹に巨大仏マニアを興奮させるいつもの光景が!

あれに見えるは間違いなく巨大観音さま!
少し下を見下ろすようにして、山の上にたたずんでいらっしゃるように見えます。
「巨大仏のいるところ絶景あり」
きっとあそこは奈良盆地をぐるっと見渡せるような絶景であるに違いありません!
壺阪寺は西国三十三観音霊場の第6番札所ともなっている、
創建は大宝3年(703)年と、歴史もバリバリのお寺さんです。
なのですが、ただの古く由緒正しいお寺…というだけではないのです。
聞くところによれば、お寺の境内にはあっちにもこっちにも所狭しと石仏が並んでいる
「石仏パラダイス」なところだという話し!
そんなパラダイスに行ってみたい!
と思ってしまうのは大仏マニアですから…仕方のないことです。

お寺の境内に入ると、こちらのマスコットキャラクター的なものなのでしょうか?
体育座りをしたり、頬杖をついたりしている、ニッコリ顔の少女の石像が無数に並んでいます。
少女じゃないのかなぁ…童子とかなのかなぁ…
すみません、不勉強でちょっと分かりません。
ちょっと…いやかなり数は多いものの、こんな方々にお出迎えされて悪い気はしません。
むしろけっこう嬉しい。ついつい微笑み返してしまいます。
ほんのりパラダイスの香りがしてきました。
立派な仁王門をくぐると、さっそく右手に坐像の大仏さまが見えて来ます。
これがまたスゴい!

一番大きな坐像の大仏さまは、天竺渡来 大釈迦如来石像といいまして、
身丈10メートルで台座が5メートルというかなりのスケール感!
その手前に鎮座されている文殊菩薩さま、普賢菩薩さまたちだって、
大仏の台座とほぼ同じ高さがあるわけですから、
それだけでもそうとうの大きさなのに!です。

十一面千手観音さまのバックスタイルだってこの迫力!
写真の画角に入れるのがやっとな感じです。
この像にしたって、身丈3.3メートルに台座1.5メートルですからね。

しかもちょっと後に回ってみると、穴が掘られてました。
これは…まだまだ増殖するんですね!
スゴい…パラダイスはそのスケールを年々増していっているようです。
壺阪寺は長年インドへの支援活動を行っていて、
これらの像はインドから日印交流の感謝の品として贈られたものだそうです。
確かに、石仏のみならず、お寺全体的になんとなくエキゾチックな雰囲気があります。
石のレリーフなんかも多いのでそう感じるんでしょうか。

お寺の敷地は広すぎて、まったく写真に入りきっていませんが、
少し上の高台から大仏さまと、ところどころエキゾチックなお寺の遠景です。
この写真の右下に写っている大石堂という建物が異国の雰囲気をかもし出してます。
これもスゴいのです!なんでも、
「インド・アジャンタ石窟寺院をモデルとし、延べ12万人の日本・インドの人々によって彫刻、
組み立てられ、総重量1,500tにおよぶ壮大な石の御堂」(壺阪寺ホームページより)
だそうで、外の装飾もさることながら、内部がまたスゴい!

なんと言ったらいいんでしょう…日本じゃないような、
ハリウッドの映画か何かに出て来そうな、とんでもないスケールと迫力。
いくら言葉を重ねてもなんか伝えきれないなぁ…この迫力は。
大きさっていうよりか石の重厚さですかね、この感じる圧は。
延べ12万人の人々によって彫られ、組み立てられたというのは、やはり並じゃないと思いました。
今回のブログだけで、果たして何回「スゴい」という単語を使ってしまったのか…
すみません、私のボキャブラリーの少なさによるものですが、
でも敢えて言わせていただきます、スゴいんです、ここ。
まだ御本尊にも触れておらず、冒頭に出て来た観音さまにさえ会っていないのに、
あまりに重厚なお寺すぎて長くなってしまいました…。
つづきはまた後編にいたします。しばしお待ち下さい。
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