石仏パラダイス 壺阪寺(後編) | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。


前回のブログ「石仏パラダイス 壺阪寺(前編)」 にひきつづき、
本日はやっとこのお寺で一番大きな観音さまに会える後編です。
どうぞ前編よりつづけてお読みくださいませ。

さて、巨大仏マニアにはたまらない、
このお寺で一番大きな天竺渡来大観音さまにお会いする前に、
御本尊をお参りしなければいけません。

この壺阪寺は古くから目の健康を願い、眼病封じのお寺として有名で、
御本尊の十一面千手観世音菩薩も眼病に霊験あらたかな、
目の観音さま
なんだとか。

ですからお寺では、目薬や目のお守りはもちろん、
平仮名で大きく「め」とだけ書かれたお煎餅なんかも売られています。
なんだか食べたら目に良さそう…(笑)パソコン仕事のお供にいいかも。

ということで、前置きがまた長くなりました、
御本尊の十一面千手観世音菩薩さまです。

壺阪寺
ありがたいことにこちらのお寺は、どこも撮影がOK!
外にいらっしゃる大仏さまは撮影できても、御本尊はNGというのが普通ですが、
こちらはどこも大丈夫というお心の広さにビックリしました。

御本尊を目の前にして、そばにいらしたお寺の方に
「本当に撮影しても大丈夫なんですか?」と再度聞いてしまったほどです。

壺阪寺
観音さまは、さすがの存在感。やはり目が印象的です。
室町時代の樫材の寄せ木造りだそうです。

隣りで観音さまを守ってらっしゃる執金剛像も、
ちょっと撮影を意識されているのか、いい感じにライトアップされていて、
鋭い眼光がキラリと光っておられました。
カッコいい…!

実はこちらの御本尊にお会いする途中で、
こんなお宝写真(私にとってはです)を見付けてしまいました。

壺阪寺

天竺渡来大観音石像の建設途中の写真です!!
頭部を設置するところのようですから、最後の仕上げといったところでしょうか。

この写真はテンション上がります!
「巨大観音完成!」こんな劇的な瞬間に一度でいいから立ち会ってみたいものです!
どなたか呼んでください(笑)

すっかりテンションが上がったところで、
さっそくこちらの観音さまに、お会いしに行きましょう!

お寺の敷地を分けるように、一般道が走っているので、
地下道のような道をくぐり抜け、少し坂道を上って行くと、
こんなスケール感を狂わされる…
ちょっと目を疑ってしまうような光景が大仏マニアを待ち受けていました。

壺阪寺

横たわる涅槃像…!
涅槃像の足元にいるのがハンダです。

この全長8メートルの涅槃像ですでに圧倒される大きさなわけですが、
その先に見えるのが、全長20メートル、全重量1200トン
天竺渡来大観音さま
ですから…

もうスケール感がおかしいです。
ここがこのパラダイスのメイン会場でしょうか…なんて素敵なんでしょう。
素晴らしすぎます。

壺阪寺

大観音さまの足元へ。これは大迫力ですよー!
外にいらっしゃるので少し汚れが目立ってしまって残念ですが、
異国の雰囲気が漂う美しいお姿。

20メートルの巨岩を66個に分割して彫刻し、日本に運んで組み立てたんだそうで、
確かに分割された線が、ダルマ落としみたいに(ハンマーで横から叩くやつです)
横に入っているのが分かります。

壺阪寺
そして観音さまの足元には、入り口で出会ったあの少女たちが
またにこやかにこちらに微笑みかけていました。
観音さまを見上げながらも、この大勢のにこやかな目線が若干気になってしまいました。
いったい何者なんでしょうか…。

とにかく、間違いなくここは石仏パラダイスでした。
見所は山ほどあるのです!
他の追随を許さないほどに盛りだくさんなのです!

他にも目のお寺だけに「めがね供養観音」だとか、巨大な石のレリーフだとか、五百羅漢だとか…
パラダイスのパラダイスたるところをご紹介しきれていませんが、
ありすぎてとても書ききれませんので、私の大好きな大仏さまを中心に、
ちょっと間を省略させていただきました。
他の山ほどの見所はご自分の目でお確かめください。

最後に涅槃像が横たわりながらいつも見ていらっしゃる風景を。

壺阪寺

なんとも羨ましい絶景!
私も日々こんな景色を眺めながら過ごしたいものです。
実に目に良さそうな風景だな、と思ったド近眼なハンダでございました。


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