家に住む、ということ | wai blog~日々是安泰~

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旅、子育て、暮らし、気づきを綴るblog。

有元葉子さんの本にあった言葉



    

掃除やメンテナンスも含めてが、

「家に住む」ことなのだと思います。


そこに手を抜かないことが、

家をいきいきとさせるのです。


 

 

一人暮らし時代。

掃除は仕方なくやるもので、優先順位は低かった。


メンテナンスが必要なものは、大家さんにお願いする。


どうせ、そのうち引っ越すから…


仮住まいの意識で暮らしていたなぁ。




有元さんの本を読みながら

思い出したのは、家をこつこつと手入れする祖父の姿だった。


新潟は、雪深い。

冬前に一階の窓には雪囲いをする。

(家の雪囲いとは、雪の圧迫から窓を守るために、横板を置いて窓を守ること)

すると、家の中が暗くなって嫌だった。


夏前になると、日除けに簾をかける。

アサガオの為に3階までロープを張る。


定期的に障子を張り替える。



子供の頃、当たり前のように見ていた景色は、

季節に合わせて、住みやすくする知恵だったのだと、今さらにして思う。


祖父は家という箱のお手入れ係を一手に引き受けていた。

たぶん、祖父のDNAを引き継いだのは私なのだろう。


前もペンキを塗りながら、思い出したのは祖父のこと。

もし、生きていたら(もちろん若くて!)一緒にペンキを塗りたかったな。なんて思った。


床のワックス塗りも一緒にしてくれただろう。



メンテナンスは、プロに頼むのもよい。

でも、できることがあるなら、自分でやってみるのもいい。


不思議なほど、家への愛着が増すから。


この家に住む。

この家で暮らす。

そういう宣言のような気もする。


覚悟というのか。



ようやく、リビングダイニングの床にミツロウを塗ることができた。

ピカピカになってうれしい!

バケツに溜まる黒い水。
18年でたまった黒い物が流れていくようで。
清々しい気持ち!


次は、階段に着手。



これがまた、頑固な汚れで!


わかりやすいビフォアフ


階段って、大切な場所だと思うんだ。
ケルマデックさんがそんなことを言ってたような…
だから、ピカピカにしてやりたい!って感じ。

いい風が拭いている。
大掃除にはいい季節。

私流のお家メンテナンス。
ゆっくりじわじわ、マイペースでやっていこう。
寒くなる前に。

wai