6月の印象は、梅雨。
雨。
じとじと。
暗い。
肌寒い。
正直、あんまり好きではなかった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220614/09/hancototabi/95/34/j/o0607108015132728320.jpg?caw=800)
今朝、玄関前にはびこる、ドクダミを収穫した。
家の敷地内だから、犬のおしっこがかかってることもなく安心。
もちろん無農薬、除草剤もなし。
花も化粧水になると知ったので、うれしくなって摘み取った。
化粧水用のチンキとドクダミ茶。初めての挑戦。
どうなるかしら?
日曜の夜、七尾にほたるロードという場所があることを知り、人生で一番はっきりとホタルを見た。
田舎育ちなので、ホタルも見てきたし、能登に来てからも数回見たことあったけど
こんなに立派なホタルは初めてだった!
強く、大きく、くっきりとしたホタルに感動した。
と思ったけど、2018年タイのアムパワー水上マーケットで
クリスマスツリーのように光るホタルを見たことあったわ。
あんなに感動したのに、忘れるなんて…
暗闇のポツポツがホタル
20代の頃、秩父にホタルを見にキャンプへ行ったことがあった。
ホタルの名所ということだったが、山の中をいくら歩いても見ることができなかった。
というか、じーっと見ていると、光っているように錯覚してきて
あれはホタルか幻覚か?
もやもやした気分になったことを思い出す。
今回のホタルを見て、あの時のホタルは「幻覚」だったと確信した。
そういえば。
はじめてタイに旅行したのも6月だった。
1998年のこと。
梅雨の日本から抜け出せたと思ったのに
バンコクは気温も湿度も強烈で、体調を崩した。
でも、あの旅が、タイのはじまり。
能登に来たのも15年前の6月。
去年の6月は、梅仕事に夢中。
トライ&エラーですっちゃかめっちゃかやって楽しかった。
今年は、ハンドメイド熱。
やっぱり楽しすぎる。
世間では、ジューンブライド。
結婚式を挙げる人も多いんだろうか。
結婚という、新しい生活のはじまり。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220614/09/hancototabi/b6/20/j/o1080060715132728321.jpg?caw=800)
6月。
そんなに悪いことばかりじゃない。
梅雨っていっても、能登ではまだ雨は降っていない。
くもりの日が多いのと、
気温が低くて、思わず電気カーペット入れてしまうことと
洗濯物が乾きにくくて、近所のコインランドリーにお世話になることくらい。
6月。
私のデータによると、はじまりの季節。
新しいことを始めたくなる季節。
4月のようなフレッシュ感もなければ
5月のようなさわやかさもない。
7月のような夏への期待もなければ
8月のような開放感もない。
華やかさに囲まれた、地味な月。
魔が差したような、深みにはまってしまったような気持ちになる月かもしれないけれど
静かで、落ち着いて、自分のペースでゆっくり深呼吸できるような月でもある。
実は、一年の中で一番、陽が長い時なのだ。
陽が極まる月。
過剰な陽を鎮めるかのように、しっとりとした空気が流れる月。
ホタル、虫やカエルの声、潤う大地、自然の恵み。
『6月は、日常に宝物がたくさんあることを教えてくれる月で、はじまりの月。』
私の中で、そう認定した。
wai