みかさんから譲り受けたケルマデックさんの新刊
『超常教室ケルマデック』
3回じっくり読んでみたので、そろそろ感想を書きたいと思う。
学び直し、という言葉が合っているのかわからないけれど
曖昧に理解していたことを
この本を読むことで、腹に落とし込む、そんな感じの本だった。
あぁ、そういうことだったのね!
やっとわかったわ。
その繰り返し。
人間の記憶とか理解力って適当な部分が多くて
相手が1言ったことを、勝手に解釈して10として理解したり。
きっとこういう意味だろうと都合よく受け取ったり。
勘違いし合っていることって多いのかもしれないよね。
読むだけで!とははっきりわからないけれど
読むことで、たくさんのことに気付けるのはたしか。
知っていても、見ていても、気づいていないことってある。
そういう部分に気づかせてくれる本だった。
この中で面白かったお話を数回にわけて4つ紹介したい。
①『次元ダイバー』
生活苦から一家心中を試みる家族の前に、見ず知らずの男が立ちはだかり
「いい加減にしろー!」と一喝した。
その怒鳴り声で正気に戻った家族は、すっかり穏やかな気分になって家に戻ったのだった。
その後、不思議な展開から、経済状況が好転、死にたいほど悩んでいた状況から脱することができた。
その後、お父さんが言ったセリフ
「あの時を境に世界が変わってしまったのだと思います。
問題が解決したから心が楽になるのではなく
心が楽になるから問題が解決するのだと思います。」
(P28、29より引用)
あの謎の男は誰だったんだろうね~
サードマンかな、
という締めで終わるので、その謎の男が気になってしまうのだが
3回読んだ時にお父さんのセリフの大切さに気が付いた。
そう、私たちは、ついつい、目の前の問題が解決すれば、楽になれる、幸せになれると思っている。
今までも、「先に幸せになってしまおうよ。問題が解決しなくても」という言葉には何度も触れてきたけれど
やっぱり、いざ問題が発生すると、そんな言葉は吹き飛んでしまって
どっぷり不幸な私、どうにかして問題を解決したい私に支配されてしまう。
まさに、目線は不足のほうにばかり向いてしまうのだ。
パチン!
と手を叩いてでもいいけど、反対側を見ることが大事。
問題があろうがなかろうが、幸せであっていいのだということを思い出そう。
宇宙の法則『そぐわないことは起きない』
幸せになってしまったら、問題も知らぬまに解決してしまったりする。
この単純でいて、大切なことをついつい忘れがちな私たち。
謎の男は誰だっていい。
パチンと手を叩いて「不幸、不幸」にどっぷりはまってしまった家族の目を覚まさせてくれた人なんだ。
その問題の解決が難しそうならよけいに、試してみる価値あるよね。
何やってもうまくいかないならなおさら。
外側がどうであれ心だけでも気楽に幸せになれるように工夫してみることが大切。
忘れずにいたい。
wai
最近改めて「ゆらぎ」の大切さを感じている。
ゆらゆらとできるのも、余裕があるから。
暑さと寒さの間の今の季節は、ゆらぐのにちょうどいい季節かもしれないね。