70代の転職移住/今が一番幸せと言わせます! | Tasogare-Madameの日常

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「結婚はビジネス、夫は商品!」これが私の結婚哲学です。70代夫婦には引退という概念はありません。そんな老夫婦の日常です。

 

私は74才...

もう若くはございませんが
さりとて、まだ老婆でもございません。



夫と娘はいますが孫はおりません。
バアバにはなれない私です。
そんな私は、自称「黄昏マダム」...

 

 

 

枕崎のシンボル・立神岩。天を指している岩です。

じっと見ていると瞑想の中にいるようです。

 

 

 

今回は、先日ドライブの途中のアクシデントと

夫の秘密?を暴露いたします。

 

 

画像はお正月明けに

知覧武家屋敷に行ったの時のものです。

 

 

 

知覧は太平洋戦争末期、旧陸軍の特攻隊基地がおかれた町で特攻平和会館があります。

 

 

 

 

1週間前、指宿へのドライブの途中でした。

メーターパネルに

タイヤ圧を点検してください

と、警告灯が点灯。

 

 


わ~お、もう止めてよ~ガーン

 

 

 

恐る恐る走行し、途中のガソリンスタンドへ。

タイヤ圧を点検してもらうと赤い警告灯は消滅したものの

今度は黄色のメッセージが点灯。

 

 


 

 

 

武家屋敷通りは美しい石垣が細部まで手入れされいて、

その美しさが印象的でした。

夫にリードを引かれたハナは、時々振り返っていますが、

夫は後ろを振り向くことはありません。

夫は空気を読まないひとですから、

後ろを気遣うことホボホボございません。

 

 

 

メーターパネルには

空気圧点検後タイヤ空気圧警告システム再始動

ぎょぎょ、もう止めてよ~ガーンガーンガーン

 

 

 

 こんな事態になると

夫の脳は最低最悪シナリオを作り出します。

 

 

 

これはパンクに違いない。

このままだとバースト起こすかも知れない。

そうなったらどうしよう。

JAFの会員だから来てもらえばいい…

 

 

 

「かも知れない」の最低最悪シナリオ。

そうなんです。

一時が万事こんな感じでございます。

 

 

 

先日、俳優の佐藤二朗さんが

「強迫性障害」をカミングアウトなさいました。

 

 

 

実は夫にもソレがあるのです。

最近は随分マシになってはおりますが

ひと頃はそれはそれはひどい状況でした。

 

 

 

不安がよぎったら、

遠方であろうが夜中であろうが

重要な要件の途中であろうが関係なく

確認せずにはいられなくなります。

 

 

 

本人の辛さは当然ですが

それに付き合わされる家族こそがいい迷惑。

私の眉間のシワとほうれい線が濃くなったのは

間違いなくコレでございましょう⁈

 

 

 

何かの出来事や何かを思い出した時、

不安が着火!

その不安が緊張を生み、緊張が恐怖へと…

もう大火事です。

 

 

 

「大丈夫よ!」など、

なんの気休めになりましょうか?

 

 

 

佐藤二朗さん、辛いでしょね~

でも勇気を出してのカミングアウトは

大きな前進だと思いますよ。

 

 

 

 

おやおや、門の前にカッパさんを置いてあります。

進入禁止なのでしょうね。

 

 

 

 

ところで

私たち夫婦がクリニックの開業を辞めたのも

田舎への移住を考え出したのも

実は夫のメンタルのため…だけではございませんが

コレは大きな理由の一つでございます。

 

 

 

夫は、俗にいうコミュ障(コミュニケーション障害)

でもあります。

人間関係の構築が上手くできない。

すぐにケンカやトラブルを起こす。

 

 

 

今ではコミュ障も随分よくなりましたが

自己顕示欲と承認欲求の強さが

邪魔しているのは否めません。

 

 

 

知覧も年々観光客が減っているのかもしれません。

この日は休日でしたが、人の気配は僅かでした。

日本中が寂れていくのは致し方のないことでなのしょうか?

 

 

 

夫は、大学の医局勤務中に父親が倒れて

クリニックを引き継ぎ開業医になったのですが、

 

 

 

いろいろあって、50代中半過ぎてうつ病を発症し

2年間の自宅療養を経て勤務医になりましたが

 

 

 

その時、年齢は60才でした。

サラリーマンだったら定年です。

長年開業医、ですからサクッとは参りません。

 

 

勝手が違うのは覚悟していても

感情を抑えるのは大の苦手ですから

あっちこっちでトラブルおこしてはケンカして

もうや~めた!の繰り返しショボーン

 

 

 

ですが、時間と経験は薬にもなりまして

中にはこんな我儘な夫を快く受け入れて

大切にしてくださる方が出てくるんですよね~

 

 

 

実に神様のようなお方が…

愛と尊敬、自己重要感に満たされると

夫の強迫性障害やコミュ障は

少しづつ改善に向かってまいりました。

 

 

 

※誰もが愛されたいし尊敬されたいのです。

幼児期の「未完の事柄」を完了させるのに

遅いということはありません。

 

 

 

夫は、今73歳です。

人生で今が一番幸せだと言っております。

いえいえ、まだまだ、これからですよ。

もっともっと幸せにしてあげますからね!

 

 

 

ナンチャッテ!

 

 

 

これからも健康で

長~く働いて頂きましょね~

 

 

 

ふふ。

 

 

 

終わり良ければ総て良し!

これが究極の終活ではないでしょうか?

 

 

 

 

黄昏マダムでした。