虹の約束♪ -18ページ目

虹の約束♪

「いつも喜んでいなさい・・・」

この時代には鳩は渡り鳥だったのか。

 

 

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果たしていつから鳩は、海や大陸を渡ることを止めてしまったのだろう、

安住の地を見出したときからなのか、あるいは旅をすることに疲れ果て、

高い大空へ羽ばたく勇気を失ってしまったからなのか。

 

以前の自分は間違いなく、闇の溜まりを住処に、都会の寄生する鳩だった。

 

一度でいいから、あんな広い空を自由に飛んでみたくなった。

 

 

 

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「パピルスの詩」

ナイル川は東アフリカから地中海までの全長約六千七百キロメートルに及ぶ世界最長の川。

 

ナイル川の肥沃な氾濫源がなければ、エジプトの文明が北東アフリカ大陸の砂漠に起こることなどありえなかっただろう。

 

 

 

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太古の昔からナイル川の水は、季節風がエチオピアに降らせる雨によって増水し、毎年六月から九月にかけて流域の谷にあふれ出していた。

 

この氾濫によって、新しい肥沃な土壌の層が氾濫源に毎年堆積していった。

 

古代にエジプトにとって、このナイルの氾濫は極めて重要なものであったため、ハピ神と崇められていた。

 

またナイル川の毎年の増水周期に応じて、アケト(冬、氾濫季)、ペレト(春、生育季)、シェムウ(夏、渇水季)と季節を区分されていた。

 

氾濫のため肥沃な土地には肥料は不要である。

 

 

 

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砂漠の地の真ん中に流れるナイル川の恵みで、エジプトは五千年という長き歴史を司ってきた。

 

即ちナイル川の氾濫なしに、この地の繁栄はありえない。

 

 

 

「パピルスの詩」

 

 

 

 

「今最もテーベで話題になっている七年の大豊作とそれに続く七年の飢饉。

この飢饉はかつてないほどの非常に厳しいものらしいわ。

 

ファラオが夢を見た後、夢の解き明かしがされたのはちょうど今から八年前のことよ。

今年は飢饉の始まりの第二年目というわけ。すなわち、飢饉はあと六年続くということよ。

 

 

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ねえラーモセ、覚えている?一昨年まで七年間続いた大豊作を。

小麦も大麦も安値で売られていたわ。それは豊作が続いていたからなの。

 

しかし去年ナイル川が氾濫しなかったおかげで、多くの農場が被害を受けた。

それで小麦も大麦も高値で売られ、今あちこちの田畑が荒れてしまい、

収穫の見込みがなく仕方なしに地主たちは土地を売っているって聞いたわ。

結局のところ、ヨセフの預言がまた当たってしまったってことね。

 

ファラオは八年前になされたヨセフの夢の解き明かしがひどく気に入り、

彼を信頼し高い地位を約束した上で、エジプト全土を支配させたのよ。

ファラオの第二の車を与えるほどにね。

 

何人かの高官たちも、この預言を聞いたにもかかわらず、あまり豊作が続き、

その次に来ると言われた七年の飢饉を信じなかったみたいね。

今頃慌てふめいているわ」

 

 

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「パピルスの詩」

 

 

 

 

 

・・・

 

アルは驚きラーモセを見た。

 

ラーモセも一瞬アルと視線を交わす。

 

その眼差しには憎しみと深い孤独が同居していた。

 

哀れむようなアルの瞳を拒むように、ラーモセは険しい表情でアルを睨んだ。

 

お前は関係ないと言われるようで、アルは顔を伏せた。

 

 

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「パピルスの詩」

 

 

 

 

 

 

 

 

アルは今まで誰にも強制されることはない。

 

両親は放任主義で関係も希薄だった。

 

 

 

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命令されるのは望むところではないはずなのに、いつもの二人に戻れたようで、

 

言葉で応援しながらも心地よかった。

 

それにラーモセがこんなに自分のことを思ってくれているのが嬉しかった。

 

支配的で威圧するけど、おそらく母親を助けてやれなかったと、

今でも苦しんでいるからだろう。

 

自分に見せる愛情は、果せなかった母親への思いに違いない。

 

 

 

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「パピルスの詩」