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「ごめんって言っているじゃない。いつまで怒っているのよ?女々しいわね」
「好きな女が側にいれば、男なら誰だって自分のものにしたいと思うのは当然だろう。
それは俺だって。でも、結婚しようと言ったのは、そんな意味じゃない。
ただ、約束したかったんだ。俺はこの先、お前以外の女は誰も好きにならないって。
それを言っておきたかった。これからも永遠に気持ちは変わらない」
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アルは今でも結婚など当然考えていなかった。
自分が子供を産んで、育てるという場面を想像さえしていなかった。
しかしふいと、ラーモセとなら、きっと幸せになれるだろうと漠然と思う。
その気持ちが一度芽生えてしまえば、振り切るのは容易ではない。
「私もラーモセと幸せになれたらいいと本気で思うよ。でも、そんなこと・・・・・・」
「先のことは誰にもわからない。でも今の自分の気持ちに素直になりたい。
いつか言おうと思っていても、突然の別れが訪れたら、自分の思いを永遠にその人に伝えられない。
そんなのは嫌だ。今を全力で生きたいし、自分の正直な気持ちを伝えておきたい。
明日死んでも悔いを残しておきたくない」
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アルはラーモセの直向(ひたむ)きさに感動した。
それでも安易に約束する勇気が持てなかった。黙っているアルに、ラーモセは優しく言う。
「待つよ、いつまでも。お前が返事をくれるまで。
ただ俺の気持ちを知っていてもらいたかっただけなんだ。俺にはお前しかいないって。
俺はしつこい性格だから絶対諦めたりしない。残念だったな、俺からは逃げられない」
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ラーモセは穏やかな口調で、粋に笑った。
「パピルスの詩」


