「面談をしても、スタッフが本音を話してくれない」
「不満ばかりが出てきて、結局何も解決しない」
よくそんな悩みを伺います。
かつての私もそうでしたが、面談方法も分からなかったので、
まずは相手の話を聞いた方がいいかな?と「何か悩みはある?」「不満があったら言ってね」と優しく聞き出そうとしていたんです。
面談の方法として、悩みや不満を聞くことは大切なことだと思いますが、
大事なのは、その内容は「現場やお客様のためになることなのか」
それに、皆さんも冷静に考えてみてください。
信頼もしてない相手に、自分の弱みや本音を話す人なんていないと思います。
今日は、バラバラのチームを再生させる個別面談の極意をお伝えします。
それは
「相手の話を聞く」前に、まず「自分の話をさらけ出す」こと
1. 相手はあなたを「警戒」している
新しいリーダーが来たり、面談に呼ばれたとき、スタッフが抱く感情は「期待」ではなく、9割が「警戒」です。私もそうでした。
「どうせ上(院長や経営者)と繋がっているんでしょ😑」
「変なことを言ったら、自分の評価が下がるかもしれない😮💨」
そんなガチガチに心を閉ざした相手に、いくら「本音を話して」と言っても無駄です。だからこそ、私は面談の冒頭で、必ずこう伝えます。
「私は、皆から聞いた話を、院長や経営者にそのまま伝えることは絶対にしません。」
「これから◯◯さんのことや、意見など色々お聞きしたいのですが、まず簡単に私の自己紹介させてください☺️」
まずは、情報の安全性を100%保証すること。
そして自分が何者か知っていただくこと。
これがスタートラインです。
2. なぜ「私の話」が先なのか?
安全性を伝えた後、私は相手に質問を投げる前に、自分の話をします。
それも、立派な経歴ではなく、過去の失敗や、今自分がこのクリニックをどうしていきたいかという「思い」です。
「私は現場で働いている時、こんな気持ちがありました。」
「だからこそみんながやりがいを持ち、楽しく働ける現場を作りたいです。」
人には「自己開示の返報性」という性質があるのはご存知でしょうか。
こちらが先に腹の内を見せるからこそ、相手も「…実は、私も」と、少しずつ心のシャッターを開けてくれるようになる。
(※実体験でとても重要だと感じました)
「知らない人」から「信頼できるパートナー」に変わるために、自分の話を先にすることは、私にとって避けては通れない儀式です😌
3. 「不満」と「意見」を区別する
もちろん、心を開いてくれれば、それまで溜まっていた不満が溢れ出すこともあります。
でも、私はただの「愚痴の聞き役者」にはならないように注意していました。
ここで私のメソッドで最も大切にしている「線引き」を伝えます。
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ただの個人的な不満: 「それは良くないよ」「スタッフやお客様にとってより良くなることを一緒に話したい。」とはっきり伝えます。
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組織のための意見: 「話してくれてありがとう。こんなに考えてくれて嬉しい」と具体的に聞き出し全力で背中を押します。
「何でも聞いてくれる優しい人」ではなく、
「現場を良くするために一緒に戦う人」だという姿勢を示す。
ただの話しやすい人ではなく、この緊張感のある信頼関係こそが、現場を再生させるためには必要になります。
最後に:面談は「聞く場」ではなく「結ぶ場」
面談の目的は、情報を収集することではありません。
あなたとスタッフの間に、一本の太い「信頼」を繋ぐこと。
「この人は、自分の保身のために動いていない」
「この人なら、現場を本気で変えてくれるかもしれない」
そう思ってもらえた瞬間、マネジメントの仕事は始まったようなものです。
もし、あなたが今、スタッフとの距離に悩んでいるのなら、
次はぜひ、質問攻めにするのをやめて、あなたの「思い」を自分の言葉で伝えてみてください。