「好かれるリーダーになりたい」
マネジメントを始めたばかりの頃、私は本気でそう思っていました。
スタッフには笑顔で接し、悩みを聞き、ランチに誘う。
(なんとか仲良くなろうとランチ代にいくら使ったか分かりません。笑)
「〇〇さんは話しやすい」「いい人だ」 そんな言葉をもらうたびに、どこか安心していたんです。
でも、ある時にスタッフのミスを注意できない自分に気が付きました。
現場を良くするための「耳の痛い話」を、嫌われたくなくて飲み込んでしまう自分。 ずっとモヤモヤしていました。
放置した結果、
現場は不満の増加や権利の主張、こんなことが増えていき、良い方向とは程遠くなり、
本当に真面目に働いているスタッフが、やる気のない人の分まで仕事を背負って疲弊していく事態に。
「いい人」でいることは、ただの私の「逃げ」でした。
今思うと極端な選択でしたが、そこから私は180度振り切りました。
「嫌われてもいい。結果を出して、現場を変えるのが私の仕事だ」
心を鬼にして、正論をぶつける。(これが意外と辛かった😂)
ダメなところは指摘し、数字や多くのルールで縛る。
当然、スタッフからの視線は冷たくなりました。
挨拶も事務的になり、スタッフルームからは私が扉を開けた瞬間に会話が消える。廊下を歩いていたら不満も聞こえてきました🥲
帰り道に、正しいことをしているつもりなのに「なんでこんなに孤独なんだろう」と、涙が止まらなくなったこともあります。
「好かれよう」とすれば組織がいい方向にいかず、「嫌われよう」とすれば心が折れる。
そんな泥臭い経験を散々繰り返して、ようやく分かったんです。
「好かれるか、嫌われるか」なんて、どうでもよかった🙂↔️
今の私が面談でスタッフに向き合うとき、大切にしているのは「好感度」ではなく、
「私は本気であなたのことを見てるし、本気でこの場所を良くしたいと思ってる」という熱量だけです。
だから、ダメなものは「ダメ」とはっきり言います。
その代わり、相手の小さな頑張りや、誰も気づかないような変化には、誰よりも先に気づいて「見てたよ」と声をかける。
今ではスタッフから「なんで知ってるんですか?」と逆に怖がられるまであります🤣
これを徹底したことで関係性は見違えるように変わりました✨
誰でもできたことを褒めてもらえたり、気が付いてもらえることはやっぱり嬉しいですよね。
嫌われるときもあるし、感謝されるときもある。 それでいい。
リーダーだって人間です。
迷うし、傷つくし、家に帰ってから「言いすぎたかな」って悶々とすることだってある。
でも、自分の感情を最優先にするのをやめて、「このチームのために」と腹をくくったとき、不思議と周りに「信頼」という名の、温かい空気が流れ始めました。
好かれたいと願っていたあの頃よりも、今の「嫌われてもどっちでもいい」と笑っている自分の方が、ずっとスタッフのことを愛せている気がします☺️