こんにちは!今回のブログは、服部と伊藤と加藤が担当します。
ようやくQ3のゼミが始まりました!今学期も、このゼミで様々なテーマについて議論することを楽しみにしています。
今日は2つの英語記事について話し合いました。
まずは、服部と伊藤が最初の英語記事を担当します。
1つ目は、アメリカでの髪型差別に関する記事です。アメリカのテキサス州の学校で、ある男子生徒が家族から受け継いだ編み込みのポニーテールという髪型をしていたところ、校則に違反しているとして2週間近く停学処分にされました。裁判所は、この校則が、自然な頭髪を尊重し、そして髪質や髪型によって差別することを禁じるCROWN法に違反しているかどうかを明らかにするように求められています。
まず、学校や職場における髪型規定は必要であると考えるかという問いについて議論しました。正直ほとんどの意見が必要ないという意見だったと思うのですが、自分の意見も含め、必要であるという意見から述べさせていただきます。髪型の規制がないと、一見個性が活かされて良いとは思いますが、指定がないと、髪色を染めたり、ヘアアクセサリーをつけたりする生徒が出てきて、それがいじめに発展する可能性があると考えます。指定があるのには何かしらの理由があり、それは校則と同じだと考えます。確かに個性は大切にしていくべきですが、学校は本来学びの場所であり、授業中に髪の毛を触るようになったり、前髪を気にし始めたりなど勉強に支障がでるケースも考えられるため、ある程度の髪型指定は必要だと思いました。
次に髪型規定は必要ないという意見についてまとめていきたいと思います。学生があらゆることを学ぶ場である学校では多様性を重んじるべきだ、生徒の個性を尊重するべきだという意見がありました。また、男性の髪は耳にかからないようにするという髪型の校則がある学校も多いと思いますが、この校則は、「男性は髪が短い」というステレオタイプに基づいて作られていて良くないという意見もありました。
その後、髪型差別に対するSNS上の「大した問題じゃない、髪型を変えればいいだけだ」「髪型なんて簡単に変えられる」といった意見に対する考えを言い合いました。髪型は生徒の1つのアイデンティティであり、今回議題となった記事の生徒のように、伝統的なものだから髪型を変えられない生徒もいることを理解するべきだというように、SNS上の意見に対して反対する人の方が多かったですが、生徒に校則の目的を説明すれば理解してもらえるのではないかとSNS上の意見に一部賛成する人もいました。
ここからは加藤が担当します。
2つ目に取り挙げられたニュースは、イギリス王室についてでした。イギリス・ロンドンのトラファルガー広場で国王チャールズ3世の戴冠式を前に君主制に反対する抗議行動があったことに対してゼミ生内で議論しました。
1つ目の質問として、イギリス王室への反対が強まっている理由について意見を交わしました。亡きエリザベス女王に比べてチャールズ国王の人気がないことやチャールズ国王へのネガティブなイメージが影響しているという意見もありました。また、経済的な側面から人々がウクライナ侵攻やパンデミックといった物価の影響を受けているにも関わらず、王室が莫大な費用を使っていることに対して国民は憤慨しているという意見も挙がりました。
2つ目の質問は日本の天皇制の必要性について問うものでした。天皇と私たち国民の生活に直接的な関与が生活の中で見られるわけではないので、それぞれの意見を考える際に苦労したようです。天皇制が必要ないと考える主な理由として、天皇家に生まれた人々の人権的な観点から反対する人もいました。一般的な国民と同じような生活を送ることのできない特別な存在である天皇は必要ではないと。一方で、天皇制は長い歴史を持つものであるためそう簡単に廃止することはできないという主張もありました。そして、他国の王室との関係を維持する役目は天皇にあるためその義務を遂行する存在として天皇は必要であるという意見も出ました。
今回のゼミは2時限連続であったため、ゼミ生はみな頭をフル回転させて議論している様子がうかがえました。秋風が心地よい季節ですが、体調管理に気を付けましょう☻