こんにちは。今回のブログは塩谷、渡辺、竹内の3人が担当します。

よろしくお願いします!

 

まず初めに一つ目の新聞記事についての議論を塩谷が紹介します。

 

今回は垣見さんが取り上げてくれた皮下に決済用チップを埋め込む技術についてです。チップを皮膚の下に埋め込むことで、自分の手を機械にかざすだけで決済をすることができるようになったというニュースでした。1つ目の質問では、チップを皮下に埋め込むことへの賛否について意見を交わしました。全体的に反対の意見が多かったものの、賛成の意見もあり、成熟した議論になりました。反対の人の意見としては、リスクが高い一方で、利便性がそれを上回らないという声が多くありました。クレジットカードやQRコード決済が馴染みつつある中で、わざわざ皮下にチップを埋め込まなくても十分便利に買い物ができるという意見です。一方で賛成派からは、カードを持たずに決済ができることは利便性が向上しており、何事もリスクが存在するため、決済手段の一つの選択肢として導入してもいいのではないかという声が挙がりました。2つ目の質問は想定されるリスクについてです。大きくプライバシー面でと健康面での二つのリスクが挙がりました。プライバシー面では、その人の位置情報が追跡される可能性があり、自由を制限される恐れがあるという懸念があがりました。また、チップを目当てに手を切り取るといった凶悪事件が起こる可能性があるという意見を出した人もおり、私自身も少し怖くなりました。健康面についての懸念は、マイクロチップが体内で流動する可能性も否定できないという意見が挙がりました。その他にも決済手段としての利用には賛成できないが、傷病による緊急搬送時などに個人情報を知るために活用するのはいいのではないかという意見があり、近い未来、自分の体と情報が一体化する時代が来るかもしれないと想像することができました。

 

次の議論について、渡辺が紹介します。

 

二つ目の英字新聞は、小人症を持つ女性の、偏見との戦いに関するものでした。イギリス人女性のダニエルは、小人症のため日常生活で様々な困難や偏見に悩まされてきました。偏見をなくすために啓発活動を行う彼女ですが、「大人が抱く偏見を変えることは難しい」と考え、現在は子供への教育活動に注力しているということでした。彼女がなぜこのように感じるのか?ということについては、大人は世論の影響を強く受けているという意見や、考えを指摘されることに抵抗感を覚える人がいるからというような意見がありました。また、小人症への偏見をなくすためにはどうすることが効果的か?ということについては、メディアを活用するという意見で一致しました。テレビドラマやゲームなどを使い、小人症に対する認識を広めることができるという考えや、ファッション製品を小人症の人向けにも展開してはどうか、という考えも挙がりました。確かに、近年のファッション業界はサイズ展開が豊富になりつつあるので、効果的な取り組みかもしれません。

 

一方、偏見に対する教育活動は、その存在を浮き彫りにさせることで偏見の拡大といった逆効果を招いてしまう恐れもあります。偏見に対する認識が中途半端なもので終わってしまわないよう、知識の詰め込みよりその活用に目を向ける必要があると記事を通して考えました。

 

最後はテキストについて、竹内が紹介します。

 

第四章は「沈黙」がテーマです。沈黙が苦手かどうかについて議論したところ、苦手と答えた人が多数で、気にならないと答えた人が少数でした。

 

苦手な人の理由としては、相手が沈黙だとその理由や意味を考えてしまうから、緊張感があるから、などがありました。またそのような場面では「自分が話しかけなければ」という気持ちになる、という意見もありました。

 

気にならない人の理由としては、沈黙に心地よさを感じるから、無理に話さない方が自然で良いから、という意見がありました。

 

また相手が初対面の人なのか慣れ親しんだ人なのかによっても沈黙に対してどのように感じるかは異なるという意見もありました。

 

沈黙の役割についても議論したところ、沈黙は意思表示をしたくない時の助け船になったり、怒りを表すことができたり、言葉に重みを持たせることができる等の意見が出ました。 

 

第五章は情報化社会がテーマです。まず第四章と関連して、オンライン上での沈黙について議論しました。例えばLINEにおける既読無視は沈黙にあたると考えられ、返信が来ないことへの不安や、相手が怒っているのではないかという心配が浮かび上がります。対面での沈黙とオンライン上での沈黙では異なる解釈が生まれることもあるようです。

また情報化社会において自分をどのように守るかについて議論しました。日々あらゆる情報が瞬時に行き交うため、写真一枚にしてみても個人情報が漏れてしまう危険性があります。なるべく他人の写真には映り込まないように意識してみたり、自分が写真を撮ったりネット上に掲載する際には、他人のプライバシーにも気を配ることが求められると思います。

 

 

 

忙しい日々が続くと思いますが、皆さんと週に1度楽しく議論できることを楽しみにしています。

 

これからも息抜きしながら、自分のペースで頑張りましょう!!