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太陽光の欠片でできた武器


舞台はリグ・ヴェーダの頃に戻ります。

7人の人妻に恋した火の神アグニの話 は以前に書きました。

あとはインドラもその時期の神ですし、ソーマ もそうです。




ただヴェーダの神々はもっと沢山いるので、

シヴァであるMahesvara(マヘーシュヴァラ)/Iisvara(イーシュヴァラ)のことも含めて、

その頃の神々の位置関係なども交えて調べていこうと思います。




ずっと気になっていた太陽神からみていきます。


太陽とか、風とか火とか、そういう自然の神々が根本にあるようです。
アーユルヴェーダのベースもそこにありますよね。

日本でも風神とか雷神とか聞いたことがあります。




リグ・ヴェーダでは太陽神といわれる神が沢山出てくるらしいですが、

最もわかりやすく表現されたのがスーリヤという名の太陽神。

七頭の金色に光る栗毛の馬に牽かれた馬車に乗って天空を走ります。

そこから人間の善悪を見通すそうです。



3つの目と、四本の腕があり、肌が赤い。

手には蓮華を持っていると言われています。


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太陽神崇拝は現在も健在で、インドのコルカタから下に下った辺りのオリッサ州にある太陽寺院が有名らしいです。


サンジュニャー(工芸、建築の神であるヴィシュヴァカルマンの娘)と結婚したんですが、

サンジュニャーは、この夫のまばゆい輝きと熱気の強さに耐えられなかったそうで・・・。



身代わりの女性(チャーヤーという名)を置いて自分は森に隠れてしまいました。

それに気づかなかった太陽神スーリヤ・・・。

チャーヤーとの間に3人の子ができてしまったそうです。





そして相手がサンジュニャーではないと気づき森へ探しに行ったスーリヤですが、

サンジュニャーの父であるヴィシュヴァカルマンがスーリヤの光を減らす為にその8分の1を削って、

光の欠片で作ったのがこちらの武器でした↓





シヴァのトリシュール(三叉戟:さんまたげき)
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カールッティケーヤ(別名:スカンダ。シヴァとパールヴァティの二番目の子)のヤリ






ヴィシュヌの円輪(チャクラ)

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偉大なる神からの呼び出し


秘密仏教から生まれた、民衆を仏教に帰依させる少し怖い先生のような存在の明王。

自分にも厳しいけど生徒に対してもとても真面目で教育熱心、というイメージがつきました。




今回は少しシヴァの別名について迫りたいと思います。

というのは、、、




シヴァの有名な仏教名は、あの七福神のメンバーでもある大黒天。

降三世明王の話題を取り上げたときにも書いていましたが、

密教の大黒天
仏教の大黒天
神道の大黒天

と若干別の顔があるようなんです。

やはり、その宗派の違いから呼び名が変わってきてるんでしょうか。





そして今回出会った名は前にも書いていましたが、

こちら↓



● 漢訳:大自在天(だいじざいてん)

● サンスクリット語:Mahesvara

● 音写:摩醯首羅(まけいしゅら)




ただここで気になったのはサンスクリット語の
Mahesvara(マヘーシュヴァラ/マヘーシヴァラ)

バラモン教(後のヒンドゥー教)時代のシヴァの名が〝Iisvara(イーシヴァラ)〟ともありました。
こちらの漢訳が自在天(じざいてん)だそうです。






この二つの名前はイコール(=)でまとめられているものも多く、

意味はどちらも世界を創造し支配する最高神





密教時代のシヴァ夫妻を踏み潰した降三世明王のことは一旦置いておいて、

シヴァ神の起源を探るべく、バラモン教/リグ・ヴェーダ時代にタイムスリップしたいと思います!


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~シヴァ神との思い出~


しばらく仏教の方に入っていたのですが、久々にインド神話に戻ります。

多分呼び出しをかけてもらったようです。

とても光栄です!!




〝まだまだ勉強してないところがあるから帰ってきなさい!〟と。

そんなとき私は、喜んで帰ります!〝はいっ!すぐにでもっ!〟という感じです。



インドに行った際、初日にビルラー寺院でお目にかかったシヴァ神。

他の神々に比べると私の中ではシヴァは特別でしたので、それはそれは嬉しかったわけで・・・。




〝あなたがシヴァ様ですか!!!〟

というような、感動的な初めてのMeeting!を想像してたんですが、


実際シヴァに会いに行ったときに感じたのはそれとは全く違うものでした。





なんというか、、、

なんだか前にも会ったことがあったような、一回目じゃないというか、、、

おおおお!!!という感動よりは、、、

〝よく来たね〟

というような、、、

ん、、、

そうなんですよね、

色々あって、なかなか来れなかったけど、乗り越えてよく来たね。

という感じで微笑んでましたよ。雰囲気がとても優しかったんですよね・・・。







だから正直少し拍子抜けしたところもありました。

こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、親近感がありました。

まあ、私の変な想像の世界も混じってるんでしょうけどね。




あ!でももし小さい頃に夏祭りで毎年見ていた大黒天から考えると、

確かにはじめましてじゃないのかなぁ・・・?





明王は、なぜそんなに怖い顔なのか?


引き続き、降三世明王(ごうざんぜ みょうおう)についてです。



前回分を振り返ると、、、


この明王が属している明王グループがありました。

五大明王です。


そのリーダーが不動明王。

とっても怖い顔をしています。





密教から生まれた明王なんですが、

そもそも役割があり生まれてきたんですね。




それは前にも記しましたが、なぜ密教が生まれたか?というところから入るとわかりやすいようです。




ヒンドゥー教の勢いに押され気味だったインド仏教の時代に、仏教を盛り上げる為に密教は生まれたようです。

これも前に勉強しましたが、バラモン教、リグ・ヴェーダの時代に天空の神々に向けて賛歌を捧げていました。

その賛歌がいわゆるマントラというみたいです。




あの私の大好きなシヴァへ捧げる歌もきっとそうですよね↓(曲はこちら


OM Namah Shivaya Gurave

Saccidananda Murtaye

Nisprapancaya Shantaya

Niralambaya Tejase







そのバラモン教(古代ヒンドゥー教)のマントラを真似て、

密教は『真言』というのを作ったみたいです。

そういうところがヒンドゥー教を真似て、、、といわれるところかと思います。




そして前にも書いてましたが、

イスラム教徒の攻撃によって破滅に追い込まれた、とあります(詳しいことはわかりませんが、他にも色んな説があると思います)

その理由として、

偶像崇拝とか、呪術的要素を含む点だと書かれてます。




その時代は偶像崇拝がダメだったんですね。

いわゆる神像を持ってはいけない!という考えですよね。


バラモン教も、仏教も、キリスト教も、当時は神像というのは持っていなかったようです。

(ではいつの時代から、どんな理由で神の姿が現されるようになったのかは、また別の機会に勉強したいと思います)




なんだか色々と密教のことに関しては複雑にあるようですが、

問題の明王の役割ということころにおいては、




仏教徒を増やしたかったわけです。

明王は教令神(きょうりょうしん)という呼び名もあって、

仏教の教えを民衆に!ということで、調伏(ちょうぶく:悪行を制すること)あんな怖い顔をしているみたいです。








明王グループ、五大明王のリーダーである不動明王は火に囲まれてます。


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これは不動明王が火の世界に住んでいて、

民衆に対して仏教の教えを説きつつ、人間界の煩悩が仏界を汚さぬようこの炎で燃やしていたそうです。





Wikiにまとめて書いてありました↓

あの明王の怖い顔の理由です。

  • 仏教に帰依しない民衆を畏怖させてでも教えに帰依させんとする気迫を表したもの
  • 仏教に帰依せず、仮の快楽に心浮かれている民衆の有り様に心砕く様=丁度親不孝者の一人息子の将来に心を砕く老いた父親の内心の如き悲しみを表したもの
  • 仏界を脅かす煩悩や教えを踏みにじる悪に対する護法の怒り



なんだかこうして見ていくと、

明王、、、

厳しさの中にも筋が通ってる潔さがあるといいますか、、、。

マイナスイメージはなくなってきました。





ただ、ここではまだ私が慕うシヴァとパールヴァティを踏みつける降三世明王(ごうざんぜ みょうおう)

の正体が明らかになってないですからね。



何かしら理由があるはずです。


前にカーリーのお話のとき、、、

カーリーはシヴァを踏みつけてましたから。



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でもその理由がちゃんとあって、

アスラ(魔神)との戦いの後に勢いのおさまらないカーリー。

このままでは地上がぐちゃぐちゃになってしまう!とうことで、夫であるシヴァが下敷きになって

ようやくカーリーは我に返った、、、とあります。






ということは、シヴァを踏みつけた奥さん(カーリー=パールヴァティ)が、

次はシヴァと共に踏みつけられているわけですから。

もしや、これは夫婦の協力的な共同作業かもしれないですね。



憶測はこれくらいにして、

また次回も真相に迫っていきたいと思います。